ダルデンヌ兄弟×大坂なおみも認めたベルギーの才能
15歳の揺れ動く心に寄り添い、力強く描き出した2020年代を代表する新たな青春映画
★世界が注目する新鋭、レオナルド・ヴァン・デイル監督作品
短編『STEPHANIE』(20)がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、いま最も注目を集めるベルギーの新鋭監督レオナルド・ヴァン・デイル。前作と同様に、長編デビューとなる本作でもスポーツ界におけるコーチと生徒の関係に強い問題意識を投げかける。
★実生活でもテニス選手のテッサ・ヴァン・デン・ブルック主演
エグゼクティブ・プロデューサーは大坂なおみ
主人公・ジュリーを演じたのは、テニス歴12年の若きプレーヤーであるテッサ・ヴァン・デン・ブルック。そのリアルな競技描写で少女の意志の在処を感じさせる一方、試合に向けたサーブ練習、ジムでのトレーニング、ケガのリハビリといった断片的なシーンの連続が、スポーツを「逃げ場」として利用していることを浮き彫りにしていく。そんな本作の共同プロデューサーとして名を連ねるのは、社会問題に光を当て続けてきたベルギーの巨匠ダルデンヌ兄弟。また、この物語に共感を示したテニス界のスター・大坂なおみが、エグゼクティブ・プロデューサーとして後押しする。
★繊細で美麗な映像と音楽
現代アメリカを代表する作曲家キャロライン・ショウの観る者を包み込むようなボーカルスコア、 35mmと65mmフィルムによる緊張と抑制の効いた美しい撮影は、自然の光の中に一人の少女の感情を繊細に浮かび上がらせ、その沈黙の行方を静かに見届ける。