配信開始日:2018年11月14日
『新必殺仕置人』の作品動画を一覧にまとめてご紹介!
第1回~第41回
6,314 pt
第1回~第5回
880 pt
第6回~第10回
880 pt
第11回~第15回
880 pt
第16回~第20回
880 pt
第21回~第25回
880 pt
第26回~第30回
880 pt
第31回~第35回
880 pt
第36回~第41回
1,056 pt
第1回 問答無用
220 pt
鉄(山崎努)と再会した主水(藤田まこと)は自分の命が殺し屋組織の競り市にかけられ、市郎太(大林丈史)が落札したと聞かされた。主水は命をねらわれる心当たりがなく、なんとか頼み人の名を知ろうとけんめい。やがて市郎太一味の手が主水に迫り、また主水が斬った盗賊の女房お兼(二宮さよ子)も襲ってきた。頼み人は与力の筑波(岸田森)で、盗賊の隠し金を手に入れようとして仕組んだ不正を見破られそうになったためのことだった。
第2回 情愛無用
220 pt
検校の道玄(山本麟一)は高利で貸した金のかたにとった娘たちを売りとばしていた。その殺しが念仏の鉄(山崎努)のところへまわってきたが、実は道玄は鋳掛け屋の巳代松(中村嘉葎雄)の実兄だった。巳代松は仕事とはいえ兄を殺せないと悩むが、道玄は弟の必死の説得にも耳を貸さず、悪事を重ねていた。
第3回 現金無用
220 pt
三百両で旗本・沖田政勝が、寅の会の殺しの競り市にかけられた。玄達(今井健二)、念仏の鉄(山崎努)、大工風の伊三郎が最後まで競り合うが、結局、伊三郎に落札する。だが、伊三郎が手を下す前に、すでに政勝は殺されていた。しかも死因は念仏の鉄の得意ワザ“背骨折り”。掟を破る裏切り者がいる!――総元締・虎(藤村富美男)の冷酷な目は鉄にむけられた!!
第4回 暴徒無用
220 pt
ある日、おてい(中尾ミエ)と正八(火野正平)の二人が、小遣い稼ぎにと一見見なりのよい百姓のふところから胴巻をまきあげた。ところが胴巻には、二人の予想外の大金十三両と虎(藤村富美男)あての一通の封筒が入っていた。
実はこの百姓、餓死寸前の村を救ってもらうべくある人物の殺しを虎に依頼しに江戸にやって来たのだった。殺しの相手は霞の伊右ェ門(遠藤太津朗)と呼ばれる山賊の頭目で、奥多摩の山間部を絶大な力で支配する好色な男である。
伊右ェ門の支配下にある影沢村は、30年ぶりの大キキンに見舞われ、50人の村人は餓死寸前に追い込まれていた。庄屋の宗兵ェ(岩田直二)は、村を救う唯一の手段として村一番の美女・香絵(浅田奈々)を都に売る決心をする。しかしそんなある日、伊右ェ門の手下が香絵をさらってしまった。中村主水(藤田まこと)以下仕置人グループは、影沢村へ向けて旅立った。
第5回 王手無用
220 pt
女流棋士・初津(横山リエ)が殺された。旗本・疋田兵庫とその仲間が将棋に負けた腹いせに斬ったのだ。兵庫ら四人の首が“寅の会”にかけられた。一方、狂ったように将棋にとりつかれた兵庫は、詰め将棋の秘術・煙詰めの奥義を見きわめようと、将軍家将棋所の伊藤宗看(伊藤果)を訪ねる。ところがこの宗看こそ愛人で弟子の初津を殺された遺恨を果そうと、兵庫一味の殺しを頼んだ頼み人だったのだ――。
第6回 偽善無用
220 pt
廻船問屋・鳴海屋の手代・佐吉(森下哲夫)は律義者と評判で、奉行所から表彰されるほど。ところが、かんのん長屋に住むおちか(清川虹子)は、仇のように佐吉を悪人呼ばわりし、主水(藤田まこと)も手を焼くほどだった。その矢先、寅の会の殺しの競り市に一両で佐吉がかけられたが誰も落札せず、この一件は頼み人に差し戻された。一方、おちかの娘おたよ(吉本真由美)は佐吉と恋仲で佐吉のもとへ走ってしまう。おちかは質屋の店先から三十両を盗んだ。やがて開かれた寅の会。再び佐吉がかけられ、その頼み料は三十両だった――。
第7回 貸借無用
220 pt
湯女の首を絞めたうえ、剃刃で肌をずたずたに切り殺すという事件が続いて五回も起きた。風呂屋に薪を入れている仙太が下手人としてあげられたが、仙太の姉で女郎のお袖(片桐夕子)は無実だといい張った。実は殺しの犯人は、湯屋専門の出歯亀で変質者の羅漢寺一家の若親分・重吉だったが、伜をかばうため、羅漢寺政五郎(須賀不二男)が、主水(藤田まこと)の上役・村上と組んで、仙太に罪をきせたのだ。お袖は顔なじみの正八(火野正平)に「仕置人に政五郎らを殺すよう頼んでほしい」と訴える――。
第8回 裏切無用
220 pt
岡場所で鉄(山崎努)は手代風の男が浪人に斬られるのを見た。殺されたのは「美人丹」というあやしげな薬を売るかねみ屋の手代だった。寅の会の殺しのセリに、そのかねみ屋と盗賊、闇の重元がかけられた。かねみ屋は鉄が競り落としたが、重元の競りになったとたん、仕置人のひとりが元締の虎(藤村富美男)に鉄球を投げつけて逃げ出した。実はこの男が重元で、仕置人の会に入りこんでいたのだ。鉄らがさぐってみると、重元、かねみ屋、そして手代殺しの浪人は一味だった。やがて、虎は重元を追いつめ、重元の鉄球と虎の物干竿が対決する――。
第9回 悪縁無用
220 pt
深川一の美人芸者の呼び声高いおりく(大関優子)が、無宿者の音吉(早川保)に追われて、巳代松(中村嘉葎雄)のところへ逃げこんだ。実は音吉はおりくのかつてのヒモで、美人局をさせられるのがいやさに、おりくは音吉を刺して江戸に逃げてきていたのだ。音吉はおりくが自分との間にできた文太を隠し子として育てているのを知り、これをネタに一計を企む。おりくは音吉殺しを寅の会に頼んだ。
第10回 女房無用
220 pt
口入れ稼業を表向きに、裏ではご法度の阿片を女郎に喫わせて荒稼ぎしている、香具師の総元締・惣五郎(神田隆)が寅の会の殺しのセリにかけられた。頼み人は無理に運び屋をさせられていた船頭の政吉(常田富士男)。その政吉が牢に逃げこんだために、主水(藤田まこと)の妻・りつ(白木万理)が惣五郎らにさらわれ「政吉を渡せ、さもないと殺す」と脅迫状が主水に届く―。
第11回 助人無用
220 pt
料理屋の下足番をしている鞍三(嵐寛寿郎)は、娘のような若い女房おこの(白川和子)とむつまじく暮らし、鉄(山崎努)らを不思議がらせていた。ところが、おこのが胸の病いにかかり、鞍三はその治療代を手に入れるため、虎(藤村富美男)を訪ね、仕事をくれと頼む。鞍三は元は“天狗の鞍三”という仕置人だったのだ―。
第12回 親切無用
220 pt
主水(藤田まこと)が塩味噌問屋の鳴門屋に「人夫の中に島帰りの手配人がいる」と忠告してやった直後、手配人が殺され、鳴門屋は手配人を使っていた罪で打ち首、女房子供は島送りになった。親切心がアダとなった主水は、寅の会で殺しのセリにかけられ、鉄(山崎努)が主水の命を狙うことになる―――。
第13回 休診無用
220 pt
西洋医術の実験のために亭主を殺されたと思いこむおしん(左時枝)は、蘭法医の玄庵(上原謙)を憎み、玄庵殺しを寅の会に頼んだ。巳代松(中村嘉葎雄)は評判のいい玄庵が人に憎まれるのはおかしいと事情をさぐる。そんな矢先、主水(藤田まこと)が傷を負わせた押し込み強盗の一味が玄庵のところへ逃げ込んだ――。
第14回 男狩無用
220 pt
美濃・大垣十万石の藩主、戸田釆女の下屋敷に連れ去られた大工の弥吉が帰ってこないと、女房が主水(藤田まこと)に泣きついた。
釆女の息女・小夜姫(渡辺とく子)の慰み者にされて殺されたのだ。煩悩に身をやく小夜姫は、尼寺に妙心尼(三島ゆり子)を訪れた帰り、鉄(山崎努)を見染めた。
棚からぼた餅とよろこぶ鉄。が、寅の日、殺しのセリに姫がかけられ、鉄が仕置する破目になった。
第15回 密告無用
220 pt
巳代松(中村嘉葎雄)の仕事の現場を見た女郎のおくめ(岡まゆみ)は、口止めのかわりに、人気役者の菊之丞を殺してほしいと巳代松に迫る。実はおくめはもと大店のお内儀で、菊之丞や女郎屋のあるじ唐兵衛、岡っ引の伊蔵らのワナにかかり、密通をタネにゆすられたうえ、女郎に売りとばされたのだ。足抜けしたおくめは殺され、巳代松はその怨みを肩替わりしてやり、菊之丞を殺しのせりにかけた――。
第16回 逆怨無用
220 pt
鉄(山崎努)巳代松(中村嘉葎雄)、そして主水(藤田まこと)のところに「近いうちにお前を殺す」という脅迫状が放りこまれた。差し出し人は香具師の元締・相模屋の二代目島蔵(南道郎)と先代の弟の又七だ。実は巳代松と鉄が先代を仕置にかけ、主水が又七を島送りにしたのを怨んでのことだ。ヘビのような島蔵の殺しの手を怖れ、三人は島蔵を寅の会の仕置きにかけた――。
第17回 代役無用
220 pt
正八(火野正平)の幼なじみで、油問屋・甲州屋で手代をしている友吉(桜木健一)が祝言をあげたが、なぜか友吉は沈みこみ酒びたりだ。変に思った正八が調べてみると、友吉の女房のおいと(志摩みずえ)は、甲州屋の婿養子・宗兵衛(垂木均)の手がついており、表面をとりつくろうため、友吉のもとに嫁がせられたのだ。事実を知った正八は憤りを抑えきれない――。
第18回 同情無用
220 pt
どうせうだつの上らぬ平役人、昼あんどんを決めこむのが一番という北町奉行の同心、服部左内(犬塚弘)は、金欲しさから悪に手を染めた。呉服問屋の女中およう(池波志乃)が、惚れたいかけ屋の礼二郎(佐藤仁哉)のために店の金を盗んだのをタネにおようをゆすり、礼二郎を殺したのだ。かねがね似た者同士と左内に親近感を抱いていた主水(藤田まこと)はやりきれない。そんな矢先、左内が寅の会の殺しのセリにかけられた――。
第19回 元締無用
220 pt
さそりの弥八(花沢徳衛)は寅の会で仕置屋稼業から身を引きたいと元締の虎(藤村富美男)に頼んだ。ひとり娘のおしん(三浦リカ)に良縁がおき、仕合せにしてやりたいと願ってのことだ。仕置に足を突っこめば、一生抜けられないのだが、意外にも虎はそれを許した。虎を元締の座から追い出したいと狙う猫の勘兵衛(川合伸旺)はおしんが虎の娘だと知った――。
第20回 善意無用
220 pt
島送りの清吉(松山省二)は材木問屋木曽屋の木場人足にやとわれた。その清吉に想いを寄せるのが、かつて危ない所を助けられた町年寄り喜多村勘右衛門のひとり娘のお加代(森川千恵子)だ。木曽屋善兵衛(稲葉義男)は、格式ほしさから、伜の徳之助(高峰圭二)とお加代の縁談を仕組むがニベもなく断わられ、逆上した徳之助は勘右衛門を殺す。そして善兵衛はその罪を清吉にかぶせようとした――。
第21回 質草無用
220 pt
巳代松(中村嘉葎雄)のところに、目の鋭い九歳ぐらいの美少女(野々山香代子)が居ついた。弟を抱えて土間で眠り、昼間は近所の店で食べ物をかすめ盗る。まるで猫のようだと、巳代松は“おねこ”と名付け、心をときほぐそうとするが、少女は寄せつけない。そんな矢先、鉄(山崎努)は岡場所で姉弟の母親らしい女郎に会う――。
第22回 奸計無用
220 pt
巳代松(中村嘉葎雄)は、墓地で生き埋めになっていたおきみ(赤木美絵)を助けた。おきみは伊豆金山の職人頭、為吉(柳川清)の娘だが油問屋・松崎屋の主人、徳兵衛(天津敏)が、金山支配組頭の黒井と手を組み、ニセ金を造っているのを目撃したため殺されかかったのだ。一方、鉄(山崎努)は金山総支配の笹川伊織殺しを寅の会でセリ落とすが、受け取った金はニセ金だった――。
第23回 訴訟無用
220 pt
ろうそく問屋・有明屋のお内儀おみよ(北川めぐみ)は月のものがあると盗みをするというやっかいなクセがあった。婿の仙蔵(入川保則)は、父親の善兵衛が自分にやっかいなおみよを押しつけて身代をおみよの弟の与吉(三木豊)に譲るつもりだと思い込み、与吉殺しを、公事師の長十郎(城所英夫)に頼んだ――。
第24回 誘拐無用
220 pt
妾を囲っていることをネタにチンピラの喜三次(小宮守)らにゆすられた畳表問屋の備後屋(小坂一也)は、喜三次らを利用して、女房のお蝶(赤座美代子)とその連れ子の正平(多田和生)を殺させようと計画する。お蝶は畳奉行・田原(岩田直二)の妾腹の子で出戻りだったのを、嫁にすることによって、備後屋は田原のキモ入りで大商人にのしあがったのだ。
第25回 濡衣無用
220 pt
巳代松(中村嘉葎雄)の家に、記憶喪失の若い娘(石川えり子)が現われた庚申(こうしん=かのえさる)の月の夜、札差し一家二十人殺しのおたずね者・庚申の月三(近藤宏)も江戸に帰ってきた。月三は二十年前、自分に無実の罪をきせた、女房のお秋(弓恵子)と与力の平田(神田隆)の仕置を虎(藤村富美男)に頼むため戻ってきたのだ――。
第26回 抜穴無用
220 pt
将軍家お抱えの狂歌師・月峰(灰地順)は“月見屋敷”と呼ばれる自分の屋敷に抜け穴を作り、役人らに追われて逃げこんできたスリカッパライ、博徒らをその穴から逃がしてやっては金を巻きあげていた。月峰の側用人・尾関一心(南原宏治)は、世間の目をごまかすために、人のいい大工の清次(芦屋小雁)を屋敷に入りこませておいて「曲者!」と切り捨てた―。
第27回 約束無用
220 pt
巳代松(中村嘉葎雄)が佐渡に島流しになっていた時、小屋頭だった仙三(綿引洪)が江戸に帰ってきた。ところがその仙三が寅の会の殺しのセリ市にかけられ、巳代松は何とか仙三を助けようとする。実は、巳代松は島にいたころ、仙三に命を助けられたと思い込んでいたのだ。しかし仙三にとって巳代松の命は問題でなかった――。
第28回 妖刀無用
220 pt
首切り人の左母次郎(大木実)は、刀剣狂の旗本、三田村妥女に頼まれ、試し切りを引き受けた。相手は妥女の家来の村瀬(柳原久仁夫)という武士。妥女は日ごろ意見の合わない村瀬に絵皿を割ったと濡れ衣をきせたのだ。村瀬の妻、登勢(緑魔子)は、義弟とともに左母次郎を仇と狙う。実は登勢は以前、左母次郎に手ごめにあっていた――。
第29回 良縁無用
220 pt
江戸一番の呉服問屋・唐津屋のひとり娘お京(大関優子)は器量よしで気立てのよいので評判の娘。まだ幼い五才の弟、弥市(瀬賀敏之)と、父親の面倒をみ、なぜか縁談にも耳を傾けない。実はお京は弥市に手習を教える旗本の次男坊・弥一郎(岡崎二郎)と深い仲で、弥市も弥一郎の子だった。身分違いをこえて一緒になれる日をお京は夢みているが、そのお京が寅の会の殺しのセリにかけられる――!
第30回 夢想無用
220 pt
舟宿で高利貸の宗兵衛ら十人が料理に毒を盛って殺され、殺しの張本人の板前の仁吉(倉石功)が寅の会の殺しのセリ市にかけられた。一方、事件のあった舟宿の下働きのお民(津田京子)といい仲だった正八(火野正平)は、お民が身ごもったと知ってあわてるが、情にほだされて仕事人をやめて田舎に帰る決心をする。が、その矢先、お民が殺されてしまう…・
第31回 牢獄無用
220 pt
伝馬町の牢で、囚人たちが病弱の奉行を人質にたてこもった。牢にいる仕置の相手、船頭かしらの常神の十郎太(清水紘治)の様子を探るため、牢内にもぐりこんでいた巳代松(中村嘉葎雄)は驚く。
囚人をたきつけたのは十郎太だ。
実はこの一件には陰で糸を引く人間がいた。筆頭与力の高岡刑部(今井健二)と回艚問屋・渡海屋だ。そうと知らぬ主水(藤田まこと)らは………。
第32回 阿呆無用
220 pt
三年前、阿波の徳島から江戸に出てきたおみつ(小坂知子)は、主水(藤田まこと)が袖の下をせしめたり、おてい(中尾ミエ)のスリの現場をみては金をせびり、主水らを手こずらせていた。
実はおみつは、三年前の阿波おどりの日、藍玉作りの親方・伊兵ェ(河合伸旺)のために、抜荷の罪をきせられて死んだ義理の父親・利助(小島三児)と母親の怨みを晴らす仕置の頼み料が欲しかったのだ――。
第33回 幽霊無用
220 pt
船蔵に入ったままの将軍家御座船に幽霊が出るというもっぱらのウワサ。主水(藤田まこと)に探索役のお鉢がまわり、しぶしぶ船蔵に出かけるが、お船蔵番・宇津木和市(藤原釜足)の娘婿・伊之助(森次晃嗣)に一両を握らされる。いつもなら袖の下に目のない主水だが、こんどだけはつき返した。何かあると直感したのだ。事実、幽霊の正体は伊之助だった―。
第34回 軍配無用
220 pt
江戸の人気を二分する関脇の綱錦(芦田鉄雄)と刀の岩(団巖)。このふたりの大関の座をかけた大一番で、立行司(岩田直二)の軍配は綱錦にあがるが、旗本の飯塚典馬(中村孝雄)がものいいをつける。実は典馬は、歓進元の大開の一蔵(多々良純)らと一味で、刀の岩に勝たせてひともうけ企んでいたのだ。が、清風は軍配を守るためその場で切腹する――。
第35回 宣伝無用
220 pt
輪島塗りの商いのため、娘のおゆみ(桑垣浩子)と共に江戸にやってきた平蔵(小林尚臣)は、勘当中の義理の兄・宇之吉(有川博)に会った。
宇之吉は、塗り問屋の唐木屋と手を組み、輪島塗りの利権を手に入れようと平蔵を殺し、輪島に向う。
一方、残されたおゆみを不びんに思った鉄(山崎努)は、おてい(中尾ミエ)に宇之吉らの金をスラせて仕置料をつくる。
第36回 自害無用
220 pt
仕置人探索の命を受けた与力の福原(新田昌玄)は、自分の邸で働く仲間の粂次(藤江喜幸)をだまして、妻の志乃(荒砂ゆき)に不義を働くようしむけ、粂次を殺した。粂次の姉のお糸(テレサ野田)は、自分たち姉弟の実母が志乃とも知らず、すべてを志乃のせいと思いこみ、同じ長屋に住む鉄(山崎努)に、弟の怨みを晴らすよう仕置人に頼んでくれと相談する。邪魔になった志乃らと仕置人を始末するという福原の計略に、危うく鉄や主水(藤田まこと)ははまりかけるが――。
第37回 生命無用
220 pt
島帰りの銀造(垂水悟郎)は、預り証に細工しては悪どい金もうけをしている質屋・大黒屋(天津敏)の手先となっている伜の銀平(高峰圭二)を戒めるため、自分の腕をたたき切った。銀平は改心するが時すでに遅く、大黒屋一味に殺される。一味の悪事を知りすぎたのだ。残された銀造は、自分の命と引きかえに虎(藤村富美男)に、仕置を依頼した。
第38回 迷信無用
220 pt
丙午(ひのえうま)に生まれた材木問屋・檜屋の娘おもん(鮎川いづみ)の亭主が二人も事故で死んだ。自分は不幸を呼ぶ女だとおもんは気も狂わんばかり。だがすべては、死んだおもんの父親の後添いのおかつ(森秋子)と番頭の久蔵(島田順司)の仕組んだワナ。おかつらはおもんを苦しめて死なせ、身代を自分らのものにしようとしていた――。
第39回 流行無用
220 pt
江戸の町で、飾り職人・藤五郎(江幡高志)の作った細工物が大変な人気。その藤五郎の二代目の跡目を清太郎(石沢健)が継ぐことになった。驚いたのが、藤五郎の娘・おくみ(村地弘美)と恋仲で清太郎の兄弟弟子の定吉(大和田伸也)だ。一方、同じ弟子の宇之助(森下哲夫)は、清太郎を殺してその罪を定吉になすりつける。
第40回 愛情無用
220 pt
正八(火野正平)は、川原で仕置人のお徳(八木孝子)が仲間の長次(戸浦六宏)一味に殺されるのを見た。男ができたので仕事をしぶったお徳は始末されたのだ。
お徳の男というのは、寅の会の仕置人の見張り役・死神(河原崎建三)だった。孤独な死神に同情した正八は彼に同情を抱く。一方、死神に仲間のひとりを殺された長次らは、これをネタに、虎(藤村富美男)から金をまきあげようとする――。
第41回 解散無用
220 pt
寅の会の一員、辰蔵(佐藤慶)は同心の諸岡(清水絋治)と手を組み、元締の虎(藤村富美男)にかわり「辰の会」を作ろうとはかる。それにはまず仕置人全員の名前をつかむことだ。諸岡に捕まった巳代松(中村嘉葎雄)はごう問を受けるが口をつぐみ、虎は殺される。一方、辰蔵の生命を狙った鉄(山崎努)は、必殺技ごじまんの右手を火の中で焼かれてしまう。残るは中村主水(藤田まこと)だ。昼あんどんの主水の目が光った――。
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