ムラマサ 三ノ章 傀儡(くぐつ)

楓牙は地中に封印された「童子切り」(どうじきり)を復活させるために楓に接触する。 彼女の持つ「土蜘蛛」は大地に眠る力を司るムラマサだったが、二つに分けられたうちの片刃で、封印されたムラマサを復活させるに十分な力を持っていなかった。 楓を救い、楓牙の後を追う霧生。風見から事の一部始終を聞いた剣吾は父・宗厳の元を訪ねる。そこで剣吾は永久結界を解けるのは霧生の体内に封印された「傀儡」であることを聞かされ、宗厳の元を去る。 その頃、究極のムラマサ「黄龍」(こうりゅう)を蘇らせるべく鬼堂もまた善人を装い楓に近づいていく。霧生の眠っていた怒りを増幅させるため鬼堂と楓牙は霧生の目の前で楓を傷つけ、ついにムラマサ「黄龍」が蘇る…