木下部長とボク

都内の大手広告代理店、丸々通信。 不況下も業績トップなのは、徹底した業績主義、効率主義を掲げているせいと言われているが、なんとこのほど、それとは真逆をゆく人物が部長に就任した。 その人物とは、木下幸之助。 遅刻、早退の常習犯。 “その日、その時の気分”で生きている男。 とにかく何を考えているのか分からない男。 仕事上で関わると、真面目に仕事をしている社員がトンデモない目にあわされる、との噂が。 木下が何故部長になり、部を持つようになったのか、社員たちには謎だった。 木下部に配属になってしまった部員達は、社内中から気の毒がられていた。 会社人生が終わることは決定的だったからだ。うなだれている木下部の面々。 意気揚々と自分の未来に期待を膨らませていた新入社員・僕元公司も例外ではなかった。 「もし、もしほんとうにやばかったら、辞めよう!」 と思いながら、恐る恐る木下部長に挨拶するボクモト。 「新入社員のボクモトコウジと申します」 すると、 「あそ。えー‥」 なにか思い出せないでいる様子。どうしていいか分からず、ボクモトは木下部長の言葉を待った。 「…」 「えーと、名前、なんやったっけ」 「え?」 いま、言ったのに。 木下は悪びれる様子もなく笑顔で 「また聞くと思うから、また教えて」 と言った…。

• • • 大宮エリー

    • 脚本
• • • 白石めぐみ

    • 音楽
• • • 大宮エリー、爲川裕之、柿沼竹生、浅見真史

    • 演出
• • • 前田 哲、塚本連平、七高 剛、松川嵩史

    • 監督
• • • 田中壽一

    • チーフプロデューサー
• • • 竹綱裕博、竹本夏絵(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)、前畑祥子(ファブコミュニケーションズ)、小泉 守(トータルメディアコミュニケーション)

    • プロデューサー
• • • 吉本興業株式会社

    • 制作協力
• • • ファブコミュニケーションズ、トータルメディアコミュニケーション

    • 制作プロダクション
• • • 読売テレビ

    • 制作著作

• • • 板尾創路

    • 木下部長(木下幸之助)

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• • • 池田一真

    • ボクモト(僕元公司)

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• • • 田中直樹

    • 神奈川(神奈川大介)

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• • • 津田寛治

    • 石川(石川毅)

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• • • 遠山景織子

    • お清(清水智子)

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• • • 山田麻衣子

    • めるたん(山田めるこ)

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• • • 高橋ひとみ

    • 割烹かれんのママ

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• • • 宅麻 伸

    • 君島部長(君島俊太郎)

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• • • 笑福亭仁鶴

    • 丸々通信社・社長

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