1986年の春、ミミという少女がフィンランド西部の小さな村にやってくる。ミミはたちまちマリーアの人生を輝く光で満たしていく——ふたりの少女の初恋の冒険をみずみずしく描く官能ドラマ
原作は2011年にフィンランディア・ジュリア賞を受賞した作家ヴィルヤ=トゥーリア・フオタリネンの同名小説。監督は本作の原作を読んで、10代のミミとマリーアを主人公にした描き方に感銘を受ける。監督インタビューでは、二人がどうすることもできない状況を冷静に受け止める姿に絶望し、自分を守って、安全な大人を見つけて助けを求めて!と叫びたくなった。チェルノブイリ原発事故と放射性降下物への被曝を、自分がのけ者であることの説明として使うことで不思議な層を与えてくれる原作。自分たちの世界を本当に理解してくれる大人がいるんだろうか。選択肢がないミミ、そんな彼女を救うことができないマリーア。原作がマリーアを通して伝えるメッセージ「手を握ることだけで人を救えるとは思わないでください。それでも手を握る。」 この言葉は本当に悲しく、そして美しいと思う。と語っている。