愛した人は、共に復讐を誓う相手だった。
ヒロインを演じる陈芳彤(チェン・ファントン)は中国のミニドラマやロマンス作品で着実に人気を高めている若手女優で、愛らしさと芯の強さを兼ね備えたキャラクター表現に定評がある。代表作には、復讐ロマンスで話題となった「千金丫环(令嬢メイド)」などがあり、特に女性視聴者を中心に高い支持を獲得。“感情移入しやすいヒロイン像”を体現できる俳優として注目されている。本作においても、過酷な運命に翻弄されながらも知略と意志で道を切り開くヒロイン像を体現しており、彼女の持つ繊細な感情表現と強さのバランスが、作品全体の説得力を高めている。
男主を演じたチョン・ミンハオは現時点では中国国内外での知名度は高くないものの、近年増加しているミニドラマ出身の若手俳優の一人であり、本作のような古装ロマンス作品で主演級に抜擢された“次世代俳優”として位置づけられる。チェン・ファントンとの組み合わせは、“実績あるヒロイン×新鋭男性俳優”という中国ドラマで定番のキャスティング構造となっており、視聴者にとって新鮮さと安定感の双方を提供している点も魅力である。
沈嘉月(しん・かげつ)は鄔(お)家の養女として育てられたが、塩の密輸事件の罪を着せられ、妊娠中にもかかわらず家族に利用されて毒殺される。しかし死の直後、元宵節の日へと転生し、前世の記憶を持ったまま人生をやり直す機会を得る。今度こそ運命を変えると決意した彼女は、自分を陥れた鄔(お)家と鄔琉璃(お・りょうり)の策略を先読みし、婚姻や立場を巧みに操作していく。その過程で出会う厲王(れいおう)・楚靖炎(そ・せいえん)もまた、かつて一家を滅ぼされた過去を持ち、鄔(お)家への復讐を誓う人物であり、二人は利害の一致から手を組む。やがて、楚(そ)家滅亡の真相を握る秘密を巡って宮廷の陰謀が明らかになり、鄔(お)家と皇后の不正、権力争い、暗殺計画が次々と露わになっていき…?