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視聴環境についてあらすじ
まだ暗いうちに起きた冬子(石原さとみ)は、同期生40人分のパンを焼く。課題につきあってくれたお礼のためだったが、音楽学校を辞めようかと悩んでいる理江(橘実里)を励ましたい思いもあった。冬子が学校にパンを持っていくと同期生は喜んでくれるが、理江は欠席していた。心配する冬子。その夜、春子(紺野まひる)の国体優勝を祝うすき焼きの席で、春子は春男(岸谷五朗)に「会ってほしい人がいる」と言いだし…。

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『てるてる家族』の動画一覧
本編
太平洋戦争が終わった翌年、てるてる坊主を傘から下げて大阪の闇市場を歩く岩田照子(浅野ゆう子)。その凛(りん)と美しい姿は、戦争ですさんだ人々の気持ちを明るくしてしまうほどだった。照子は終戦まぎわに結婚した夫・春男(岸谷五朗)と池田市栄町商店街にある木造二階建ての家に姑(しゅうとめ)・鍼灸(しんきゅう)師のヨネ(藤村志保)と暮らしている。銀行に復職した春男はスリにあうなどして、仕事に自信を失っている
春男(岸谷五朗)は銀行をやめようかと悩み、妻の照子(浅野ゆう子)に打ち明ける。照子は驚き、これからどうするのかと聞くと、長崎県の佐世保にいる叔父のところでパン職人になる修行をすると言う。照子は春男が勤め人には向かない男だとわかっていたので、春男の決断に賛成する。春男は早速銀行に辞表を出すと、パン職人になるため、照子と生まれたばかりの長女・春子を連れ、長崎県の佐世保へと向かうのであった。
佐世保にやってきた春男(岸谷五朗)と照子(浅野ゆう子)は叔父・藤井の紹介で小林家に落ち着く。そして藤井が働くアメリカ軍のパン工場で働くことになり、デービッド(クロード・チアリ)からパンづくりを教わる。春男はデービッドから気にいられ、余ったパンを家族に持ち帰ることができるようになったが、おなかをすかせた近所の子どものことが気になり、彼らにもパンを配る。そんなある日、照子が二人目の子どもを妊娠する。
春男(岸谷五朗)は、デービッド(クロード・チアリ)からパン作りに天性のカンがあると認められ、腕をめきめきあげていった。そして照子(浅野ゆう子)は、夏の暑い日に次女を出産した。春に生まれた長女の春子に続き、夏に生まれた次女は夏子と名づけられた。しかしそんな春男と照子の幸せな日々もつかの間、夏子が肺炎にかかり、二人は絶望のふちにたたき込まれる。特効薬のペニシリンは高価で、庶民には手が出なかった。
春男(岸谷五朗)は夏子の病気が肺炎だと知り、ペニシリンを求めて雨の中を飛び出していく。そして、デービッド(クロード・チアリ)の働くアメリカ軍基地に行き、夏子の治療を頼みこむ。デービッドは、アメリカ軍の病院に夏子を連れてくるように春男に言ったが、アメリカ人の医師は、ペニシリンは数が少なく、日本の子供にうつことができないと断る。
夏子はペニシリンを打ってもらい回復に向かう。岩田家はその費用8千円という大金をなんとかやり繰りし、春男(岸谷五朗)がパン工場での修業を終えるとともに大阪の池田に戻った。やがて岩田製パン店が開業、委託製パンという制度もあって結構繁盛する。昭和28年春、次女・夏子の小学校の入学式を迎え、春男、照子そして春子、夏子、秋子、そして四女の冬子の明るい笑い声が、岩田家に満ち溢れていた。
春男(岸谷五朗)と照子(浅野ゆう子)の間には四人の娘が生まれ育っていた。春男は自分のパン工場に朝早くから出て、職人たちをきりまわし、パン作りに励み、照子は寝ている子どもたちを気にしながらパン工場で春男を手伝う。春男の母・ヨネ(藤村志保)はいまだに朝食にはパンを食べず、焼き魚を食べている。パン作りが終わると、春男はオート三輪自転車、通称“バタコ”でパンの配達に出て行く。
昭和28年、春男(岸谷五朗)と照子(浅野ゆう子)は、結婚してから初めて2人で映画を見に行った。映画館のニュース映画で街頭テレビに群がる人々を見た照子は春男にテレビ付き喫茶店を持つことの夢を真剣に語る。翌日、春男が“バタコ”で配達に出たあと、照子は気合いを入れて、銀行に出かけていった。
照子(浅野ゆう子)は、新しい店の融資を銀行に頼みに行くが、相手にされない。しかも、ヨネ(藤村志保)も、店の開店には大反対。あきらめきれない照子は、夜、布団に入ってからもなかなか寝つけない。そんな照子を見かねた春男(岸谷五朗)がどうしてそこまでして店をやりたいのかを聞く。話を聞くうちに春男が乗り気になり、今までコツコツためた貯金で照子に協力することになる。そして出店に向けた準備が始まった。
店の名前は『シャトー』と名づけられた。照子(浅野ゆう子)は喫茶店の手伝いとして、佐世保で間借りしていた小林家の16歳の娘・静子(田島寧子)を、池田に呼び寄せる。19歳の弘子(森口博子)と合わせ、店員は二人になった。開店の朝、店前はテレビ見たさの人垣であふれていた。
春男(岸谷五朗)の友人・中村(北野誠)は、テレビを誰よりも先に見せろという。照子(浅野ゆう子)は他の客に迷惑だと言ってつっぱねる。春男は、中村に「絶交」を言い渡される。開店とともに店内は満員状態になって、店は一日中客であふれかえり、その騒ぎを聞きつけた近所の本屋の松本(桂小米朝)らも店にやってくる。翌日も『シャトー』には、前日以上に、開店前から人が大勢押しかけ大騒ぎになる。
連日混雑するテレビ付き喫茶店『シャトー』の客たちを整理するため、照子(浅野ゆう子)は、電器店の萩原(ほんこん)からスピーカー付きマイクを借りてくる。ある日、銀行でつれない態度を取った岡(木下ほうか)が店にやって来るが、照子は冷たくあしらう。それからも『シャトー』は、大変なにぎわいとなっていた。そんな中、大阪でも有名な洋菓子屋の番頭・高木(石井光三)が店にやってくる。
照子(浅野ゆう子)は、山木屋の高木(石井光三)のすすめで、梅田のスケート場の隣に喫茶店『シャトー』の支店を開業した。ところが、スケートを楽しみに来ている客にとっては、ゆっくりコーヒーやケーキを食べながら…という様子ではないらしく、さらに平日のリンクは、客が入らず、寂しいものだった。春男(岸谷五朗)は、高木にだまされたと失望するが、照子はそんな事よりも、スケートリンクの美しさに魅せられていた。
スケートリンクに魅せられた照子(浅野ゆう子)は、娘の春子(大島正華)と夏子(中村愛)にコーチをつけ、スケートを習わせる。コーチの田中(樋口幸二)は2人に才能があるのを見て、スケートの進級試験を受けさせることを照子に進言する。春子と夏子は難なく試験をクリア。さらに春子は2級の試験も簡単に合格し、照子を驚かせる。
春子(大島正華)と夏子(中村愛)は、本格的にフィギュアスケートの練習を始め、春子は全関西選手権に出場することになる。しかし『シャトー梅田リンク店』の借金返済のこともあり、照子(浅野ゆう子)は、春子の衣装を自前で作る。そのかいあってか春子は、見事全関西選手権で、初出場、初優勝を決めた。更に春子は、フィギュアスケートの級を上げていき、11歳で全日本選手権に出場するまでになっていた。
昭和32年の大みそか、岩田家では一家そろって、テレビで「紅白歌合戦」を見ている。みんな夢中でテレビから目を離さないが、冬子(田島有魅香)はそのすきをねらって、おせち料理のつまみ食いに挑戦していた。正月は、製パン工場は休みで、一家そろって正月を祝うが、『シャトー』は元日から店を開ける。そんななか、佐藤(大村崑)が孫の浪利(矢本悠馬)をみんなに紹介しようと、店に連れてくるが…。
照子(浅野ゆう子)は、スケートのコーチの田中(樋口浩二)と娘たちのレッスンのことを話し合う。そんな中、ある女性のコーチとその生徒が、早朝のリンクを貸し切りにしてレッスンをしているのを見つける。そのコーチは、昭和11年にドイツで行われた冬季五輪に、12歳で出場した、有名な稲本栄子(いしのようこ)だという。数日後、照子は稲本の目に付くところで春子(滝裕可里)にスケートの演技をさせる。
スケートリンクで春子(滝裕可里)に、わざと目立つように滑ることを促した照子(浅野ゆう子)は、稲本(いしのようこ)のタイミングを見計らって春子のことを熱意を込めて話し始める。そして、稲本のめがねにかなえば、コーチについてもらう約束を取り付ける。そして、春子ののびのびとした演技は、稲本に見込まれ、コーチについてもらうことが決まる。
春子(滝裕可里)は、稲本コーチ(いしのようこ)の厳しい指導を月に1度受けるようになり、朝から晩までレッスンを続け、全身筋肉痛で夜はうつぶせで眠るほどであった。冬子(田島有魅香)は近ごろ店にパンの耳をもらいに来る少年・和人(米田良)が気になる。ある日、冬子が学校から帰ってくると、店の近くの電信柱の陰に和人がいるのに気づく。
冬子(田島有魅香)の姿を見た和人(米田良)は、逃げるようにしてその場を去った。あわてて冬子は追いかける。ようやく和人に追いついた冬子は、友達になろうと話しかけるが、取り合わない。そして和人の家の前まで来ると、和人の次兄・政也(宍戸佑輔)が待っていた。政也は、和人が岩田製パン店からもらってきたパン耳を取り上げ、毎日毎日こんなものばかりたべられるか、と怒鳴る。
PV
太平洋戦争が終わった翌年、てるてる坊主を傘から下げて大阪の闇市場を歩く岩田照子(浅野ゆう子)。その凛(りん)と美しい姿は、戦争ですさんだ人々の気持ちを明るくしてしまうほどだった。照子は終戦まぎわに結婚した夫・春男(岸谷五朗)と池田市栄町商店街にある木造二階建ての家に姑(しゅうとめ)・鍼灸(しんきゅう)師のヨネ(藤村志保)と暮らしている。銀行に復職した春男はスリにあうなどして、仕事に自信を失っている