第60回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」公式選出作品
封印されてきた“禁断の傑作”が解き放たれる――
中国政府による厳しい検閲で約20か所のシーンをカットしながらも、最終的に国内上映を全面的に禁じられた衝撃作『盲山』。第60回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に公式出品されると、その圧倒的なクオリティーと力強いラストシーンに観客から惜しみない拍手が巻き起こった。スリラーと冷徹な社会風刺が融合した本作は、生々しく残虐性を帯びた描写とともに、大きな社会的反響を呼び、波紋を広げた。
撮影を務めたのは、アン・リー監督の『恋人たちの食卓』や『ベッカムに恋して』など、数々の作品を手掛けたジョン・リン。35mmフィルムで撮影されたドキュメンタリータッチの映像が生々しく物語を映し出す。さらにリアリティを演出するため、村人を演じるのはいずれも演技経験のない地元の農民、主要キャストは北京電影学院の学生をキャスティング。本国で封印されてきた“禁断の傑作”が今、解き放たれる――