パトリシアを演じるのは、『プラダを着た悪魔』で全世界にその名を知られる大スターとなり、『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞(R)に輝いた実力と名声を兼ね備えた俳優、アン・ハサウェイ。本作の脚本に惚れ込み、出演すると共にプロデューサーも務めている。セレブな暮らしを送りながら修道女に憧れるアンビバレントなパトリシアの心情を、ユーモアをきかせて演じきった。
数々の作品を大ヒットへと導いてきたアン・ハサウェイがタッグを組んだ監督は、『50歳の恋愛白書』などを手掛けたロマコメの名匠レベッカ・ミラー。ピュリッツァー賞、トニー賞など栄えある賞を受賞したアメリカを代表する劇作家アーサー・ミラーを父に持ち、俳優、小説家、監督として才能を発揮してきた。そんなレベッカ・ミラーを深くリスペクトするアン・ハサウェイは、20年前にミラーの別の映画でオーディションを受けて採用されなかったという過去があり、本作で遂に夢を叶えた。
作曲家としての才能以外は欠点だらけだが、人間味あふれる言動を愛さずにはいられないスティーブンには、大旋風を巻き起こした大ヒットTVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」でゴールデングローブ賞と4度のエミー賞を受賞したピーター・ディンクレイジ。謎だらけだが不思議な魅力を放つカトリーナには、アカデミー賞(R)受賞俳優のマリサ・トメイ。近年では『スパイダーマン』の最新シリーズで、ピーター・パーカーのおばであるメイ・パーカーを演じて注目された。さらに、パトリシアの息子の恋人役で、オスカー俳優パトリシア・アークエットの娘ハーロウ・ジェーンが出演しているのも見逃せない。