「与鳳行(購入版)」の「第2話 行雲(シンユン)の特技」をフル動画で配信中!
あらすじ
菜食は飽きたので肉が食べたいと鳥(沈璃)にせがまれた行雲は、わずかな金を持って市へと出かける。そこでは易者の鑑定も行われていたのだが、近くで見ていた行雲は、客に向かって今日の午後に家で起きることを予言し始める。半信半疑ながら一旦帰宅した占い客だったが、戻ってくるなり、間一髪で家族を救えたと行雲への感謝を伝え、お礼の品を渡すのだった。この出来事が噂となって、評判を耳にした一人の女性が行雲の屋敷を訪れる。
『与鳳行(購入版)』の動画一覧
本編
霊界の碧蒼王である沈璃は、命じられた結婚がどうしても受け入れがたく、人間界へと逃亡。逃げる際の戦いで傷を負って霊力を失い、人間界では鳥の姿で過ごすことに。飛べない鳥となった沈璃は肉売りに捕まって食材として売り出されるも、通りかかった行雲という男に気に入られ屋敷へと運ばれる。行雲の怪しい生業や飄々とした言動に不信感を抱いた沈璃は、霊力が回復したらすぐに屋敷を出ていこうと決意するのだが…。
菜食は飽きたので肉が食べたいと鳥(沈璃)にせがまれた行雲は、わずかな金を持って市へと出かける。そこでは易者の鑑定も行われていたのだが、近くで見ていた行雲は、客に向かって今日の午後に家で起きることを予言し始める。半信半疑ながら一旦帰宅した占い客だったが、戻ってくるなり、間一髪で家族を救えたと行雲への感謝を伝え、お礼の品を渡すのだった。この出来事が噂となって、評判を耳にした一人の女性が行雲の屋敷を訪れる。
行雲と沈璃が敷いた強力な陣の中で、雲娘はついに夫との再会を果たす。人の姿でその場に立ち会った沈璃だったが、なぜかまた鳥になってしまい、もうしばらく行雲の屋敷に留まざるを得なくなった。そんな中、一連の出来事の報告を聞いて興味を持ったのが、青盛城城主の長男・顧成叡だった。使いの者たちに行雲を連れてくるように命じる顧成叡だが、現れたのは人の姿の沈璃だった。やがて沈璃は、すぐに鳥に戻ってしまう理由に気づく。
沈璃は行雲との暮らしで、それまでに経験したことのなかった温かさを行雲から感じるようになり、次第に好感を抱くようになる。一方、自分が城主になれる時期を知りたい顧成叡は、何としても占ってもらおうと自ら行雲の元に出向くが、町の命運に関わることは占えないと断られ、さらにある一言を聞いて激怒する。顧成叡に軽いケガを負わされた行雲は、意趣返しのための策を講じようと、顧成叡と不仲の異母弟、顧成錦を訪ねることに。
顧成錦の部屋で偶然隠し扉が開き、中で眠る女性を見つけた小荷。突然現れた黒い気から真実を告げられ、自分が利用されていたと気づく。その頃、行雲の屋敷に刺客が侵入。行雲の陣と沈璃の術で一蹴するが、沈璃が霊力を使ったため、沈璃の師匠である霊尊、沈木月に居場所を察知され、追っ手が差し向けられることに。刺客との戦いで屋敷が燃えてしまい、行雲は沈璃と共に顧成錦の屋敷に向かうが、そこには無数の妖霊が飛び交っていた。
小荷は、顧成錦には初めから愛などなかったと思い知らされたが、どうしても想いを断ち切れず沈璃らと共にもう一度顧成錦の隠し部屋へ向かう。一方、妖霊たちが暴走した際に負った傷が原因で、行雲の具合が次第に悪くなる。普通の医者では治せないため、沈璃は地仙たちが住む郊外の山へ行き、医術を施せる者を探し出す。しかし、地仙が手当てをしている最中に霊界の追っ手たちが地に降り立ち、行雲が人質にされてしまい…。
霊界に連れ戻された沈璃は、逃亡の罰として禁足を言い渡される。1か月後に釈放された時には、人間界ではすでに30年が経ち、行雲は亡くなっていた。その頃、上古神の唯一の生き残り、行止神君が人間界から帰還する。仙界の天君たちは大喜びで出迎えるが、行止神君は気もそぞろで、亡き諸神が祀られている西苑に籠もってしまう。一方、沈璃の婚約者である拂容は結婚が嫌でたまらず、祖父の天君に破談を求めて泣きつくのだった。
魑魅が出没したとの一報を受け、沈璃は霊尊に出征を懇願するが、婚儀が近いためか霊尊はそれを却下。しかし監視の目をすり抜けて現場に駆けつけ、沈璃は魑魅を倒しにかかる。敵は予想以上に強く、槍で刺してもびくともしなかったが、沈璃は命が危ぶまれる状況となりながら立ち向かってゆく。その後、兵士たちが勝利の喜びに浸っているところへ現れたのは、行雲と瓜二つの男。戦いで精も根も尽き果てた沈璃は、その腕の中に倒れ込み…。
神君・行止の治療により、負傷した沈璃は数日のうちに回復する。行雲に生き写しの行止に沈璃は内心動揺しながらも、封印補強の道案内役を務めることに。山頂に到着し、行止が大木に触れると瘴気は瞬く間に取り除かれ、山が緑に覆われる。木の上で行止と沈璃がささやかな時間を過ごす頃、軍営では久しぶりの月夜に兵士たちが喜び合う。しかし墨方だけは、戻ってこない2人にやるせない思いを抱きながら月を見上げていた。
沈璃と湖底へ下りた行止は、神獣を目覚めさせて水の瘴気を浄化する。繋いだ手を離しても溺れず息もできることに気づいた沈璃は、自分をだましていた行止を今ひとつ信用できない。封印に補強を施す行止の横顔に行雲の面影を重ねてしまう沈璃だが、行雲とは別人なのだと自分に言い聞かせる。2人が次の場所に移動すると、封印から漏れ出した瘴気の影響で沈璃の気が暴走。それを救った行止は、沈璃を同行させた真意を告げる。
結婚を恐れる拂容は、沈璃から破談を申し出させるべく、主人不在の屋敷へ押しかけ使用人たちに嫌がらせをする。一方の沈璃は、墟天淵で魑魅をやすやすと倒す行止を見て、自分との実力差を思い知っていた。同時に、封印を守るために仙界の者との結婚が必要不可欠なのだと再認識する。その後、霊界の都で、沈璃の屋敷にしばらく滞在したいと言い出した行止。霊尊も断れず、沈璃、拂容、行止が一つ屋根の下で暮らす日々が始まる。
行止に霊界を案内する沈璃だったが、街の活気に浮き立つ行止をよそに、どこか冷めた様子。立ち寄った店で糖蓮子を求め、戦死した子夏将軍の妻子を訪ねる。その頃、都中が神君の噂で持ちきりになっていることを知った拂容は、わざと沈璃の怒りを買うための策を講じる。碧蒼王邸の門前で民を集め、神君に会わせるとうそぶいて拝観料を取り始めたのだ。しかし、沈璃は拂容の行為を不問にしたうえ、拂容を罰した行止を咎め立てる。
行止は沈璃を市中へと連れ出して霊界の散策を楽しんでいた。一方、拂容は酒場の女に絡んで、またしても騒動を起こす。霊界のため婚姻を覆せないことは承知していた沈璃だったが、目に余る拂容の所業を仙界に報告することに。軍営にまでやって来て墨方にちょっかいを出す拂容を逆に牽制しようと、沈璃は、墨方が自分の男だと言い放ち、それを聞いた行止は、兵士たちと手合わせを始めた沈璃の練習相手として名乗りを上げるのだった。
拂容の悪行を告発する沈璃の文を読んだ仙界の天君は激怒し、拂容を仙界に連れ戻すよう命じる。一方の拂容は破談に持ち込む作戦は失敗だったと悟り、人間界へ逃亡。3日以内に仙界に帰すべく、沈璃が拂容を捜索することになる。久しぶりに人間界に降り立ち、早々に行雲の足跡をたどる沈璃は、自分の後をつけている行止に気づく。2人は共に移動することになり、その道中で不可解な事態に遭遇。調査を始めるのだが…。
地仙・湖鹿の案内で、他の地仙が監禁されている場所にたどり着いた沈璃と行止。救出には成功したものの、地仙たちは一連の拉致事件を霊界の仕業だと決めつける。沈璃は汚名を着せられ激怒し、行止は仙霊両界の分断を企む黒幕がいるはずだと、地仙たちをたしなめる。その後、拂容の捜索に向かう沈璃に手料理をふるまうからと言い、食事に誘う行止。山あいに見つけた店で厨房を借りようとするが、女主人に違和感を感じた2人は…。
瘴気が蔓延する街で沈璃と行止が瘴気の出どころを探し当てると、そこは地仙たちを誘拐した浮生門の本拠地だった。内部に乗り込んだ2人を魑魅たちが次々と攻撃するなか、現れた苻生は死んだはずの沈璃の部下・子夏を操って沈璃を襲わせ、動揺した沈璃が殺されかける。一方、瘴気に侵された人間たちの治療に励む拂容。小荷に生き写しの娘・景惜もそれを手伝うが、景惜に親しげに接する拂容に、景惜の師兄・景言は嫉妬していた。
行止は、景言が過ちを犯して天外天から追放された上古神・清夜の人間界での姿であることを見抜いた。そして、自身の旧友だった清夜が天から下された罰について、沈璃に語る。人間界で何度転生しても続く、ある“苦”が与えられていたのだ。一方、霊界に戻った沈璃が王宮へ向かうと、宴の招待状を霊尊に届けるため仙界から拂容の姉・幽蘭が訪れていた。行止と2人で現れた沈璃に対して幽蘭は、弟と婚約中の身で不適切だと気色ばむ。
霊尊への報告を終えた沈璃は、庭で幽蘭に難癖をつけられている墨方を見つける。そこに加わった沈璃と幽蘭が争いになっているところに行止が現れ、幽蘭をかばい立てし、嫌気が差した沈璃は、これ以上翻弄されないよう墨方の手を取ってその場をあとにする。墨方が幽蘭の理不尽な仕打ちに黙って耐えていた理由は、自分の軽率な行動のせいで拂容が逃亡し沈璃に迷惑をかけたという反省からだったのだが、沈璃はそんな墨方に罰を与える。
仙界に立ち寄った行止は、天君が玉杯を欲しがる様子を見て、その気持ちに共感している自身に戸惑っていた。その頃、仙界では行止を崇拝する仙女たちが幽蘭と共に行止と沈璃の噂話を始める。沈璃が行止に似た人間に恋をしたと知った仙女たちは、沈璃が行止に付きまとっていると決めつけ憤慨。ちょうど霊尊の名代で百花宴にやってきた沈璃は、霊族が見下されているように感じながら拂容の屋敷へ。そこに幽蘭たちが乗り込んできて…。
立て続けに嫌がらせをされた沈璃は、このまま拂容の屋敷にいるのは危険だと感じ、どこか落ち着ける場所に移りたいと天君に直訴する。天君が許可を出したのは、行止の仙界での住まいである西苑だった。気まずさを感じつつも足を踏み入れた屋敷の造りは体内の毒素の除去にも役立つようで、しばらく滞在しようと決める。移ってまもなく、天君の命によって指定された場所へ行くことになるのだが、その直後に予期せぬ事態が起きる。