6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱

第3話

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  • 24分

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あらすじ

水森ひかり(本田翼)から、姿は見えないものの、今は亡き父・望月航(橋爪功)との不可思議な関係性を指摘された望月星太郎(高橋一生)は妄想癖があると思われたかもと心配し、航に相談する。すると航は、一つ屋根の下で一緒に生活しているのだから、偶然にひかりに裸を見られてもいいように、大胸筋を鍛えておくことをアドバイスするのだった。星太郎は、亡くなった航が姿を現すのは、何か心配事があり成仏できていないのではないかと推測するように…。航は、40歳を超えても独身の星太郎を心配しているのだろうか――? そして、ひかりは花火作りを教えてほしいと星太郎にお願いするが、星太郎は、なにかと理由をつけて、これを拒否するのだった。

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本編

第1話

第1話

  • 24分 
  • 14日間 220 pt 〜

2022年・夏。新型コロナが収束しないため、夏の花火大会は中止となり、望月星太郎(高橋一生)と航(橋爪功)の花火師親子は今年も暇になりそうだ。大規模な花火は上げられないものの、個人がオーダーする花火を始めようと、航は星太郎に何度か提案してきたが、星太郎は難色を示す。個人向けの花火となると、HPで宣伝、打ち上げる場所の許可取り…などと色々とやらないといけないことがあり、加えて、特定の個人に満足してもらうためには、客との事前の綿密なコミュニケーションも必要であることなどから、乗り気ではなかった。しかし、星太郎が個人のオーダーを嫌がる本当の理由は…。 その後、星太郎はいつものように、朝食の片づけを終えてから作業場に向かう。すると、航が倒れており、「すまん」という言葉とともに、息を引き取るのだった。
第2話

第2話

  • 24分 
  • 14日間 220 pt 〜

ある朝の望月煙火店。望月星太郎(高橋一生)がいつものように朝刊を手に部屋に戻ると、そこに先日、個人オーダーの花火を依頼してきた水森ひかり(本田翼)が立っていたことで、驚がくする。なんと、ひかりは「持ってたもの、全部捨ててきた」と語り、望月煙火店に住み込みで働かせてほしいと星太郎に頼むのだった。これには、ひかりからは姿の見えない望月航(橋爪功)も大喜びとなるが、星太郎は困惑。ひかりは、自分が客を集めて、困っていることはなんでもすると、半ば強引に望月煙火店の従業員となり、奇妙な《3人暮らし》が始まることになるのだった――。そして星太郎は、先日の打ち上げ花火の際に、ひかりが鼻で笑った行動が気になり彼女に問うが、その答えは…!?
第3話

第3話

  • 24分 
  • 14日間 220 pt 〜

水森ひかり(本田翼)から、姿は見えないものの、今は亡き父・望月航(橋爪功)との不可思議な関係性を指摘された望月星太郎(高橋一生)は妄想癖があると思われたかもと心配し、航に相談する。すると航は、一つ屋根の下で一緒に生活しているのだから、偶然にひかりに裸を見られてもいいように、大胸筋を鍛えておくことをアドバイスするのだった。星太郎は、亡くなった航が姿を現すのは、何か心配事があり成仏できていないのではないかと推測するように…。航は、40歳を超えても独身の星太郎を心配しているのだろうか――? そして、ひかりは花火作りを教えてほしいと星太郎にお願いするが、星太郎は、なにかと理由をつけて、これを拒否するのだった。
第4話

第4話

  • 23分 
  • 14日間 220 pt 〜

慣れない個人花火の受注や、水森ひかり(本田翼)との同居生活など、なにかとストレスを抱える望月星太郎(高橋一生)。望月航(橋爪功)は、気にすることはないと諭すが…。そんな2人の様子を、見えていないし聞こえていないひかりだが、それが、すっかり日常の風景となりつつあった。 そんな中、個人花火の依頼人である片山貴広(高井佳佑)がやってくる。1カ月前、パートで会社に来た神谷佐和(牛尾茉由)に、花火の下で告白をしたいという。神谷を「運命の人」だと語る片山だが、星太郎とひかりは、顔見知り程度の女性に招待状を送り、来てくれることを前提に花火を依頼した片山の告白が成功するとは思えない。しかし、ひかりは、我々の仕事は片山の望む花火を作って打ち上げることだと語り、それを聞いていた航は、どちらが社長か分からないと星太郎をからかう。また、ひかりは芋けんぴにかりんとうと、航が好きだったお菓子を未だに食べ続ける星太郎を不思議に思って…。
第5話

第5話

  • 24分 
  • 14日間 220 pt 〜

本格的に花火の作り方を水森ひかり(本田翼)に教える望月星太郎(高橋一生)。そこで、ひかりは、《星》と呼ばれる火薬が《星太郎》の名前の由来だと初めて気づくが、自身の名前に関して、星太郎はあまり多くを語りたがらない…。そんな星太郎に望月航(橋爪功)は、「隠すようなことでもない」と諭しつつ、母親との話題を避け続けていることや、これからどう呼ぶべきなのか話し合うのだが…。
第6話

第6話

  • 24分 
  • 14日間 220 pt 〜

望月航(橋爪功)の遺品整理をする望月星太郎(高橋一生)。中には、ガラクタのようなものまで混じっており、星太郎は「なんでとってあるかな」と嘆くが、航は、そのうちに捨てようと思っていたら死んでしまった、先送りにしていてはだめだと語る。その後、星太郎は、幼馴染の田中勇人(小久保寿人)に、花火を打ち上げた後、クラス会に顔を出すと告げる。その様子を、水森ひかり(本田翼)は微笑ましく見つめるのだった。
第7話

第7話

  • 24分 
  • 14日間 220 pt 〜

望月航(橋爪功)が書き記した日記を見つけた望月星太郎(高橋一生)。その内容に激高する星太郎だったが、真実を確かめるにも、最近、肝心の航は姿を現わさずで…。水森ひかり(本田翼)は、塞ぎ込む星太郎を案じる。やがて、突然に航が姿を見せるが、日記の《非常識な内容》についてはすべて創作で、「禁断の妄想を息子に知られて恥ずかしい」と嘆き、それを聞いた星太郎は安堵するのだった。また、以前にひかりが言っていた、花火のチラシを見つけた喫茶店のママが星太郎の母親に似ているという件についても「似ていない」と航は否定し、気になるなら自分で確かめてみるよう提案する。星太郎は、人騒がせなひかりに呆れるのだった。しかし、ひかりは航の仏壇に向かい、ある意味深な言葉を投げかけ…!?
第8話

第8話

  • 24分 
  • 14日間 220 pt 〜

正真正銘の望月航(橋爪功)の幽霊が現れたことで、これまで望月星太郎(高橋一生)が接してきた航の《幽霊》は、実は自身が作り出した《都合のいい幻想》であることが発覚。そのことに衝撃を受ける星太郎だったが、航が別れた妻であり、星太郎の母親である理代子(原田美枝子)と《愛人関係》であったことを知り、さらに大きなショックを受けるのだった。
第9話

第9話

  • 23分 
  • 14日間 220 pt 〜

望月航(橋爪功)が、長年にわたって離婚した元妻・理代子(原田美枝子)と《愛人関係》であったことにショックを受けた望月星太郎(高橋一生)は、水森ひかり(本田翼)に共犯を持ちかけて、現在の理代子の夫にすべてをぶちまける計画を立てる。理代子の営む喫茶店に出向いていたひかりは、陶芸家である夫の個展が開催されていることを知り、乗り込むタイミングはそこしかないと言うが、星太郎はなにかと理由をつけて渋り始めて…。
最終回

最終回

  • 23分 
  • 14日間 220 pt 〜

強いわだかまりを持っていた母・理代子(原田美枝子)と出会い直し、関係性が修復へと向かう望月星太郎(高橋一生)。それは、日常生活にも影響を及ぼし、注文が入っていないにもかかわらず、花火のアイデア作りに勤しんだり、理代子からプレゼントされたマフラーを室内でも巻いたり…。そんな星太郎の姿を、望月航(橋爪功)の幽霊と水森ひかり(本田翼)は微笑ましく見守る。しかし、航は「星太郎は本当に花火師で良かったのか」とひかりに吐露。狭い世界しか見せてやれなかったことを後悔しているようだが、ひかりはそんな航を優しく諭す。