100分de名著

トルストイ“戦争と平和” 第1回 人生に悩む若者たち

「100分de名著」の「トルストイ“戦争と平和” 第1回 人生に悩む若者たち」をフル動画で配信中!

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あらすじ

遺産相続により大富豪となったピエールは、美しい妻と結婚。虚栄心は満たされたものの、全てが物足りない。一方、軍人アンドレイは捕虜となり、失意に沈む。人生は思い通りになるものではない。虚栄心や自己愛を追求してもうまくいくとは限らない。結局、二人に残ったのは不満だけだった。第1回では、生きがいを模索しながら戸惑う若者たちを描く。放送以外の配信の許諾が得られなかったため、一部映像を編集してお伝えします。

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『100分de名著』の動画一覧

本編

ドストエフスキー“罪と罰” 第2回 引き裂かれた男

ドストエフスキー“罪と罰” 第2回 引き裂かれた男

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

ラスコーリニコフは、貧しい人に出会うと、なけなしの金を渡してしまうような優しい面を持つ男だった。その一方で、傲慢さにもとらわれていた。世の中には、ナポレオンのような天才がいる一方、天才を理解できない凡人もいる。正義のためには凡人は殺しても構わない…そう考えていたのだった。聖人か悪魔か、自我が分裂しているかのような行動をとるラスコーリニコフ。第2回では、ふたつの顔を持つ男の内面に迫る。
ドストエフスキー“罪と罰” 第3回 大地にひざまずきなさい

ドストエフスキー“罪と罰” 第3回 大地にひざまずきなさい

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警察の捜査が進む中、ラスコーリニコフは、貧しい家族を支えるためにしょう婦となった献身的な娘ソーニャのもとを訪ね、事件の告白をする。話を聴いたソーニャは驚きながらも「広場で大地にひざまずいてキスをしなさい」とラスコーリニコフに語りかける。ラスコーリニコフは、ゆがんだ自尊心にとらわれていた。ソーニャは、大地にひざまずくことで、それを捨てろと言ったのだった。第3回では、緊迫の度を深める後半部を描く。
ドストエフスキー“罪と罰” 第4回 復活はありうるのか

ドストエフスキー“罪と罰” 第4回 復活はありうるのか

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追い詰められたラスコーリニコフは、ついに自首。心神喪失による犯罪とみなされ、シベリア流刑を言い渡された。裁判の後、ラスコーリニコフを愛するようになったソーニャは、刑務所の近くへ移り住んで会い続ける。だが、ラスコーリニコフはソーニャに心を開かず、自殺した方がましだったと思うのだった。第4回では、ラスコーリニコフに罪を自覚する時は訪れるのか、また生まれかわるには何が必要かを考える。
孫子 第1回 戦わずして勝つ!

孫子 第1回 戦わずして勝つ!

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「孫子」は、戦争では、国や軍隊を消耗させずに勝つのが上策であり、勝利を目指すあまり、多くの犠牲を強いるのは下策だと述べた。つまり、兵法書でありながら、不戦論=戦わずして勝つことを求めているのだ。なぜ孫子は不戦を説いたのか? 当時の戦争が直面していた厳しい現実が背景にあった。第1回では、「孫子」著者・孫武の人物像を紹介するとともに、犠牲を最小限にとどめながら、最大限の効果を生む方策を学ぶ。
孫子 第2回 心をつかむリーダーとは?

孫子 第2回 心をつかむリーダーとは?

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古代中国の将軍は、国という大きな組織の中では、中間管理職のような存在だった。そのため「孫子」には、上司(王)や部下(兵士)に対する人心掌握術が細かく記されている。そして、実現が出来ないような道徳論は説かなかった。そのため「孫子」に書かれたリーダー論は非常に具体的で、今でも実用性が高い。第2回では、上司になめられない方法や、部下から愛される態度など、中間管理職には必見の心得を紹介する。
孫子 第3回 勝つための知略

孫子 第3回 勝つための知略

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正面からバカ正直に戦っていては、勝利はおぼつかない。そのため「孫子」は、奇策を取ることの大切さを語っている。ただしその奇策とは、決してその場の思いつきで行われるものではなく、用意周到に計算された上でのものだ。この時に重要になるのが、優れた情報をどのようにして入手するか、そして得られた情報をどう管理するかということだ。第3回では、敵はもちろん、時には味方をもあざむく、情報操作の極意を語る。
孫子 第4回 勢いを作り出せ!

孫子 第4回 勢いを作り出せ!

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孫子は、個人のスタンドプレーを重視しなかった。そして勝つために最も大事なのは、集団が作り出す勢いだとした。勢いを生むためには、部下のやる気を上手に引き出さなくてはならない。その方法について、さまざまな案を示している。また孫子は、勢いがあれば小規模の軍でも大軍を倒せるとした。人々の心がバラバラな状態では、巨大な組織も役に立たないことを知っていたのだ。第4回では、孫子の卓越した組織論をひもとく。
万葉集 第1回 言霊の宿る歌

万葉集 第1回 言霊の宿る歌

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最も古い、万葉集第1期に作られた歌では、詠み手は天皇や皇族たちだ。野で女に語りかける雄略天皇、朝鮮半島に向かう兵を鼓舞した額田王の歌などが有名だ。実はこうした歌が作られた背景には、言霊の存在がある。言霊とは、言葉に宿る不思議な力のこと。古代の日本の人々は、言葉に対して特別な感情を抱いていたのだ。第1回では、万葉集の全体像についておさえるとともに、古代の人々が歌にこめた思いを明らかにする。
万葉集 第2回 プロフェッショナルの登場

万葉集 第2回 プロフェッショナルの登場

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第2期では、皇族に代わって柿本人麻呂などの宮廷歌人が活躍し始める。彼らは天皇を神として賛美する歌を数多く残した。しかしなぜこの時代に、天皇が神としてたたえられたのだろうか?その背景には、国家の中央集権化という大きな時代の変化があった。第2回では、宮廷歌人たちの歌を通して、古代日本の歴史のうねりを描く。 放送以外の配信の許諾が得られなかったため、一部映像を編集してお伝えします。
万葉集 第3回 個性の開花

万葉集 第3回 個性の開花

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第3期では、個性的な宮廷歌人が続々と登場。この時代は、個人としての意識が強くなった時代だったため、人間の内面や他人への共感に重きをおく作品が多い。代表的な歌人としては、田子の浦の富士を歌にした山部赤人、亡き妻への思いを読んだ大伴旅人などが有名。第3回は、万葉集第3期の作品から、人間の心や社会の現実を鋭く見つめた歌を味わう。放送以外の配信の許諾が得られなかったため、一部映像を編集してお伝えします。
万葉集 第4回 独りを見つめる

万葉集 第4回 独りを見つめる

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第4期では、民衆が作った歌が急増。東国の人々による方言を交えて詠まれた「東歌」。九州防衛の任務を担った防人(さきもり)に徴用され、家族と別れを嘆いた「防人歌」も有名。こうした万葉集を編さんした大伴家持は、憂いのこもった歌を数多く残す。第4回では、家持の歌に込めた心情を推理しながら世の不条理と闘いながら懸命に生きる人々を描く。放送以外の配信の許諾が得られなかったため、一部映像を編集してお伝えします。
旧約聖書 第1回 こうして“神”が誕生した

旧約聖書 第1回 こうして“神”が誕生した

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旧約聖書ではまず、世界の創世について語られているが、さらに時代が下ると、ユダヤ人の祖先はエジプトで奴隷として暮らしていたとされる。彼らはヤーヴェという神を信じるモーセに率いられ、エジプトからの脱出を企てる。そして追っ手のエジプト軍が迫るが、海の水がひいて無事に渡ることができたという。こうした物語が意味するものとは何なのか。第1回では、戦乱が続いた時代、当時の人々にとって神とは何だったのかを探る。
旧約聖書 第2回 人間は罪の状態にある

旧約聖書 第2回 人間は罪の状態にある

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国家を樹立したユダヤ人たちはソロモン王のもとで発展するが、国の安定と共に変化が起きた。人々はさらなる生活の向上を神に求めるようになり、ヤーヴェ以外の神も信じるようになった。ところがソロモンの死後、内紛により国が南北に分裂、さらには戦争に負けた北王国が滅びてしまう。こうした中、民族を守るはずのヤーヴェがなぜ自分たちを守らなかったのかという疑問が生じた。その時、人々の間に罪という新たな概念が生まれる。
旧約聖書 第3回 聖書の成立

旧約聖書 第3回 聖書の成立

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戦乱が続く中、残っていた南王国も戦いに敗れて消滅する。ユダヤ人たちは、敵国の首都バビロンへ連行されて、捕囚(ほしゅう)となってしまった。しかし、人々の多くは、出(しゅつ)エジプトのような神による救いがまたもたらされるのではないかと期待しながら、信仰を守り続けた。そしてこの後、聖書の成立にかかわるある大きな出来事が起きたと、千葉大学の加藤隆教授は推測している。第3回では、聖書成立の背景を考察する。
旧約聖書 第4回 沈黙は破られるのか

旧約聖書 第4回 沈黙は破られるのか

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バビロン捕囚が終わり、故郷に帰ることができたユダヤ人だが、かつてのように国家を樹立することはできなかった。しかしバビロンという大都会で暮らしたユダヤの人々は、かつてよりも知見を広め、知恵を深めることができた。こうした背景の中で生まれた物語のひとつが、有名な「ヨブ記」だ。そしてその後、キリスト教が誕生することになる。第4回では、苦難の歴史の中、神との関係をどうとらえるか、悩んだ人々の姿を描く。
柳田国男 遠野物語 第1回 民話の里・遠野

柳田国男 遠野物語 第1回 民話の里・遠野

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佐々木喜善が柳田国男に語った不思議な言い伝え、それが遠野物語だ。遠野は盆地にある城下町で、内陸と海岸をつなぐ交通の要衝だった。そのためさまざまな地域の物語が集まった。中には、田植えを手伝う神の話もあれば、子殺しの話など怖い話もある。日本人のかつての暮らしを、負の部分も含めて全て記録しているのが、遠野物語の特徴なのだ。第1回では、カッパにまつわる話などをひもときながら、遠野物語の全体像を解説する。
柳田国男 遠野物語 第2回 神とつながる者たち

柳田国男 遠野物語 第2回 神とつながる者たち

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家に福をもたらし、いなくなると不幸をもたらすのがザシキワラシだ。ザシキワラシが消え、一家が全滅してしまう物語では、ひとりの少女だけが助かった。昔、子どもは、神から特殊な能力を授けられているとされていた。子どもだけが助かったのは、そうしたことを暗示していると思われる。その他にも、未来を予見する男など、神と人との距離が近いのが、遠野物語の大きな特徴だ。第2回では、遠野の神と、神につながる人々を描く。
柳田国男 遠野物語 第3回 生と死 魂の行方

柳田国男 遠野物語 第3回 生と死 魂の行方

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遠野では、生と死の境界はあいまいで、行ったり来たりできるものだった。大きな病気をして死にかけ、亡くなったはずの父や息子に出会った男や、行方不明になった娘が戻ってきた物語には、そうした死生観が凝縮されている。また遠野物語には、明治時代の大津波の話も収められている。そこでは、生き残った男が亡くなったはずの妻に出会う。男は妻に何を語ったのか? 第3回では、日常の中にあった死と、鎮魂への思いを見つめる。
柳田国男 遠野物語 第4回 自然との共生

柳田国男 遠野物語 第4回 自然との共生

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村人がオオカミの子を殺したため、怒った母オオカミが馬を殺すようになった物語では、不必要な命は奪うべきではないという人々の心情がうかがえる。自然界には、自然界ならではのおきてがある。人間もそれを破ってはならないのだ。こうした考えは、宮沢賢治の作品にも大きな影響を与えたという。第4回では、オオカミと人間との戦い、人を化かすキツネ、飢きんの前兆となる鳥の鳴き声などの物語から、自然と共に生きる人々を描く。
ファーブル 昆虫記 第1回 命には必ず役割がある

ファーブル 昆虫記 第1回 命には必ず役割がある

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「昆虫記」1巻では「フンコロガシ」を観察した思い出が語られる。なぜ彼は、フンを食べるような昆虫に愛情を注いだのか。ファーブルが育った村は家畜のフンだらけだったが、それを汚いという人はいなかった。家畜によって人間が生かされていることをよく知っていたからだ。全ての生き物は平等であり、それぞれの役割がある。それがファーブルの信念だった。第1回では、ファーブルの昆虫へのまなざしから、その生命観を描く。

PV

[お試し] 北條民雄“いのちの初夜” (3)再生への旅立ち再生
[お試し] 北條民雄“いのちの初夜” (3)再生への旅立ち
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絶望的状況を見つめる尾田。その一方で佐柄木は何かを書き続けていた。それは一編の小説。佐柄木は今までになかった人間像を描くといい「新しい思想、新しい眼を持つ時、(中略)再び人間として生き復るのです」と尾田に語りかける。やがて散歩に出かける二人。朝の光の中でこの一夜のことを振り返り「生きてみることだ」と尾田はつぶやくのだった。第三回は、主人公・尾田の再生への旅立ちを見つめる。
[お試し] 北條民雄“いのちの初夜” (4)絶望の底にある希望(最終回)再生
[お試し] 北條民雄“いのちの初夜” (4)絶望の底にある希望(最終回)
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北條は世間からはハンセン病作家としてセンセーショナルな受け取られ方しかされない。さらに彼は二つの危機に直面。症状の進行により将来書き続けられなくなるのではないかという危機と、同じ患者たちから反発を受けていたという危機だ。だがその危機の自覚に導かれ、患者の「断種問題」に踏み込んだ傑作が結実する。第四回は、さまざまな危機に直面しながらも、その中で生きる意味を求め続けた北條の姿に迫る。
[お試し] “新約聖書 福音書” (1)悲しむ人は幸いである再生
[お試し] “新約聖書 福音書” (1)悲しむ人は幸いである
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有名なイエスの「山上の説教」では「悲しむ人たちは幸いである」と説かれ、誰が偉いかを競い合う弟子たちには「幼子の一人を受け入れる者は、わたしを受け入れる者である」と語る。彼の生涯は一貫して「悲しむ人」「小さき人」「蔑まれた人」たちと共にあったのだ。これらの言葉にはあらゆる宗教を貫く神髄があるという。第一回は、イエスの生誕、受洗、最初の説教などを通して、イエスの生涯に込められた深い意味を探る。
[お試し] “新約聖書 福音書” (2)魂の糧としてのコトバ再生
[お試し] “新約聖書 福音書” (2)魂の糧としてのコトバ
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五つのパンと二匹の魚で五千人もの男を満腹にさせる奇跡を起こしたイエス。深く読み解けば、人々が食したのはイエスによってもたらされた言葉だととらえることもできる。若松さんは、「永遠の命に至らせる食べ物」と繰り返し表現されるものこそ大いなる働きによってもたらされたコトバであり、魂の糧として人々を生かすものだという。第二回は、奇跡の描写の深い意味を読み解き、生きることを支えてくれるコトバの力を探っていく。
[お試し] “新約聖書 福音書” (3)祈りという営み、ゆるしという営み再生
[お試し] “新約聖書 福音書” (3)祈りという営み、ゆるしという営み
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イエスは、力をもってエルサレムの神殿で商いをしている人たちを追い払う。福音書で唯一イエスが暴力を振るう場面だ。「わたしの父の家を商売の家にしてはならない」。イエスにとって神殿は人間の魂そのものだった。そうとらえると私たちにとって「祈り」という営みが何なのかが浮かびあがってくる。第三回は、イエスが語る祈りやゆるしという営みを通して、人間が最も大切にしなければならないこととは何かを深く考える。
[お試し] “新約聖書 福音書” (4)弱き者たちとともに(最終回)再生
[お試し] “新約聖書 福音書” (4)弱き者たちとともに(最終回)
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イエスは、ペトロに「鶏が鳴く前に三度私を知らないというだろう」と語る。自分を裏切るユダに対しても「しようとしていることに取りかかりなさい」と告げイエスは衛兵たちに捕らえられる。イエスはこんなにも弱き弟子たちを愛しゆるしていたのだ。ついにたっ刑に処せられるイエス。彼の最期の言葉の意味とは? そして「復活」という出来事は何を意味するのか? 第四回は、イエスの生涯が現代人に何を問いかけているのかを探る。
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (1)「ショック・ドクトリン」の誕生再生
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (1)「ショック・ドクトリン」の誕生
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最初にショック・ドクトリンが大々的に行われたのは70年代に起こったチリ軍事クーデター。徹底した民衆弾圧で社会全体がショック状態にある中、ミルトン・フリードマン率いるシカゴ学派が乗り込み市場原理主義的な改革を断行。国営企業の民営化、規制の撤廃、貿易自由化でチリの産業経済は外資の餌食に。空前の格差社会が生まれていく。第一回は、世界を席けんしている新自由主義がいかにして生まれたかを検証する。
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (2)国際機関というプレイヤー再生
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (2)国際機関というプレイヤー
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アジア通貨危機に対し欧米各国が救済に動かない中IMFが重い腰を上げる。だが融資をするための条件として貿易自由化、基幹産業の民営化など厳しい条件を課した。その結果、いずれの国も外資系企業の餌食に。中露も国家が主導して同様の事態を引き起こしていく。弱体化した国々を援助する目的で創設されたIMFや、西側陣営とイデオロギーを異にする大国が積極的に新自由主義政策を導入するのはなぜか。第二回は、その謎に迫る。
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (3)戦争ショック・ドクトリン再生
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (3)戦争ショック・ドクトリン
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ブレマーはイラク戦争後のショック状態を好機として過激な市場開放を断行。そこに米企業が群がった。一方この戦争の発端である米国同時多発テロによりセキュリティー産業バブルが生じ国防の主要機能の急速な外注化が始まる。「コーポラティズム国家」の誕生だ。政府高官は続々とそれら企業に天下り、そこで生まれる利益を欲しいままに。占領下のイラクも米企業に食いものにされていく。第三回は、戦争利権の正体に迫る。
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (4)日本、そして民衆の「ショック・ドクトリン」(最終回)再生
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (4)日本、そして民衆の「ショック・ドクトリン」(最終回)
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ショック・ドクトリンは被災地の土地をまるごと民間に売り飛ばして高級リゾート開発へつなぐという論理にも応用されていく。だが民衆たちも黙って従っているだけではない。タイでは外資に奪われる前に被災地に「再侵入」。権利を主張しつつ地域ネットワークを使った互助的活動により自力で復興を成し遂げる。第四回は日本の例も交えショック・ドクトリンを逆手にとって民衆たちを覚醒するために利用する方法を模索していく。
[お試し] 林芙美子“放浪記” (1)「悪」の魅力再生
[お試し] 林芙美子“放浪記” (1)「悪」の魅力
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相次ぐ不条理に対したとき、林芙美子の中に発動するのは「悪」。「富士山よ!/お前に頭を下げない女がここにひとり立っている」という詩に代表されるように痛快なまでにあっけらかんとした悪罵、怒り、憤り。彼女の言葉は、暗い世相を生き抜く庶民たちの声にならない心の叫びと共鳴することで読者たちをわしづかみしたのである。第一回は、林芙美子の人となりや執筆背景に触れながら、「放浪記」に描かれた「悪の魅力」に迫る。
[お試し] 林芙美子“放浪記” (2)お人好しの嫌われ者再生
[お試し] 林芙美子“放浪記” (2)お人好しの嫌われ者
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持ち込まれた原稿を自分の作品として発表する詐欺師的な編集者、愛人を作りながらも嘘をつき金を貢がせる新劇俳優らとんでもない男たち。そんな苦境の中で、女友達と、ある時は励ましの言葉をかけ合い、ある時は生活を共にし、厳しい状況を乗り越えていく。第二回は、「放浪記」を彩る女性群像、男性群像にフォーカスし、その中で浮かび上がってくる「お人好しで嫌われ者」という二面性をもつ林芙美子の魅力を浮き彫りにする。
[お試し] 林芙美子“放浪記” (3)旅と食で生き返る再生
[お試し] 林芙美子“放浪記” (3)旅と食で生き返る
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フランス料理に目もくれず自ら白米を炊き下駄で歩き回る芙美子のパリ生活は痛快だ。しがらみから離れた「旅」が彼女に生きる力を取り戻させる。「食」も芙美子の活力の源だ。「放浪記」続編でも、芙美子の食欲が爆発。おいしいものへのあくなき渇望は、彼女の文学を豊かに彩る。第三回は、「放浪記」に合わせて「下駄で歩いたパリ」等の作品を読み解くことで、林芙美子が「旅」と「食」から何を得たのかを見つめていく。
[お試し] 林芙美子“放浪記” (4)「女流文学」を解き放つ(最終回)再生
[お試し] 林芙美子“放浪記” (4)「女流文学」を解き放つ(最終回)
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後半生、プライベートでも型破りで奔放な私生活を送る芙美子。誰もが一目を置く有名作家になっても「成熟」という言葉は芙美子には全く似合わなかった。体の不調をおして「食べ歩き」取材を二軒はしごした夜に心臓発作で亡くなる芙美子。彼女は最期の最期まで「わきまえない」生き方を貫いた。第四回は、「女流文学」という枠にはまることなく、自分を貫き通した痛快な作家人生を振り返る。
[お試し] 司馬遼太郎“覇王の家” (1)「三河かたぎ」が生んだ能力再生
[お試し] 司馬遼太郎“覇王の家” (1)「三河かたぎ」が生んだ能力
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家康が歴史の表舞台へと躍り出ることができたのはなぜか。司馬は「たったひとつ、かれが三河に生まれた」ことだと述べる。それはいったいどういう意味なのか? 許諾が得られなかったため、一部映像を編集して配信します。※司馬遼太郎の「遼」の字は、本来、「しんにょうの点がふたつ」です。
[お試し] “シャーロック・ホームズスペシャル” (1)名探偵の誕生再生
[お試し] “シャーロック・ホームズスペシャル” (1)名探偵の誕生
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実は名探偵ホームズには実在のモデルがいた。作者ドイルが医学生時代に出会ったジョゼフ・ベル教授。患者の表情や身体の様子からたちどころに病状を言い当てるベル教授からドイルはホームズを発想する。当時のロンドンは猟奇的な事件が横行、不安に駆られた人々はそんなホームズに待望のヒーロー像をみたのだ。第一回は、どのようにしてこの名探偵が誕生したのか、そして人々の圧倒的な支持を受けたのはなぜかを考察していく。
[お試し] “シャーロック・ホームズスペシャル” (2)事件の表層と真相再生
[お試し] “シャーロック・ホームズスペシャル” (2)事件の表層と真相
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赤毛の人だけを募集して不思議な仕事を依頼する奇妙な出来事の裏に巨大な犯罪が潜んでいたという顛末(てんまつ)を描く「赤毛組合」。恐ろしい誘拐事件にみえた犯罪が、実は妻に自分の秘密を隠すために行われた夫のとっさの行為だったことを描く「唇のねじれた男」。事件の表層と真相の反転をドイルは見事に描いていく。第二回は、人生や出来事が一筋縄ではいかない多層的なものだというコナン・ドイルの洞察に迫っていく。