てるてる家族

(88)

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あらすじ

ヨネ(藤村志保)の手術の日、ヨネがきっと不安だろうと思った冬子(石原さとみ)は、朝早く起きて登校前にヨネを見舞い、励ました。一方、岡谷(川岡大次郎)は春子(紺野まひる)に告白し、二人の関係は急速に近づく。ヨネの病状は重く、手術をしたがすでに手遅れだった。春男(岸谷五朗)から聞かされた佐藤(大村崑)は大いに嘆く。春男は家族みんなにヨネのことを話し、ヨネに最後のお別れをしておくようにと話す。

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『てるてる家族』の動画一覧

本編

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いつも岩田製パン店に、パンの耳をもらいに来ていた和人(米田良)が、姿を見せなくなっていた。そんなある日、冬子(田島有魅香)の友達・佐藤浪利(矢本悠也)がパンの耳をもらいにやって来た。パンの耳を、はとのえさにするらしい。それを聞いた冬子は「パンの耳は人間の食べものだ、はとのエサじゃない」と浪利の手から奪い、そのまま和人の家に向かった。
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春子(滝裕可里)の練習の態度に覇気が感じられないことを見て取った照子(浅野ゆう子)は、春子を厳しく責め、スケートをやめさせると言う。それを聞いた春子は、泣きながらスケートを続けたいと懇願し、照子も許す。一方冬子(田島有魅香)は、友達の佐藤浪利(矢本悠也)に、自分のはとを見に来ないかと誘われ、彼の家に遊びに出かけていた。そして、夕食までご馳(ち)走になるのだが…。
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学校から帰ってくるなり、店のガラスケースを覗(のぞ)き込んだ冬子(田島有魅香)はカレーパンが売り切れていることを残念がる。和人(米田良)にカレーパンを食べさせたいと思っていたのだ。そんな冬子の様子を見て、パン職人の喜介(有薗芳記)は、「あの子とは付き合わないほうがいい」と言う。和人の兄がフダつきの愚連隊だと言うのだ。それでも和人の事が気になる冬子は、どうにかして和人にパンを持って行こうとしていた。
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ヨネ(藤村志保)は、激しい練習で右足を痛めた春子(滝裕可里)に鍼(はり)を打ち、治療をしていた。一方、冬子(田島有魅香)は、秋子(足立悠美加)と学校帰りに和人の家に、パンを届けに行く。しかし和人はちょうど出かけるところで、冬子は、和人の後を追おうとするが、ついてくるなと言う。それでも冬子らは強引について行くと、和人がある家の鶏小屋の前で止まった。そして、あの鶏を盗むと言いだす。
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安西千吉(中村梅雀)と妻・節子(堀ちえみ)は、冬子(田島有魅香)、秋子(足立悠美加)、和人(米田良)を家に招いて、開発中の即席めんを振る舞うが、笑顔は見られない。おいしくないのだ。千吉は、戦後空腹の人たちを、一杯のラーメンで幸せになった事がきっかけで、即席めんの開発をしてきたと思いを語るが、目を輝かせて聞いていたのは秋子だけだった。そのころ岩田家では、冬子らが帰ってこないことで大騒ぎとなっていた。
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安西千吉(中村梅雀)は研究室に冬子(田島有魅香)秋子(足立悠美加)を案内し、即席めんの説明をする。はじめてみる研究室の様子に、興味津々の二人は、時が過ぎるのも忘れ夢中になり、気がついたときには夜遅くになっていた。二人は、照子(浅野ゆう子)にどなられることを覚悟していたが、母は意外にも優しかった。その照子の態度に、秋子は「おかあちゃんは、私たちのことには何の興味ももっていないのだ」と、冬子にもらす。
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照子(浅野ゆう子)は、春子(滝裕可里)と夏子(櫻谷由貴花)のことで手いっぱいで、秋子(足立悠美加)のことをないがしろにしていたのでは、という思いがよぎる。一方、千吉(中村梅雀)の即席めんの開発に惹(ひ)かれた秋子は、学校が終わると毎日のように研究小屋に通い、千吉のラーメンづくりを手伝うようになる。しかし、そのことは、冬子(田島有魅香)以外には、教えていなかった。
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秋子(足立悠美加)は、千吉(中村梅雀)の即席麺の研究を手伝うようになっていた。ある日、冬子(田島有魅香)は、二人から自信作ができたと聞かされ試作品を食べたが、相変わらずおいしくない。千吉はがっくりするが、娘の麻紀が、冬子の持ってきた油で揚げたパンの耳を食べているのを見て、アイデアが沸き上り、再び実験をはじめる。帰宅時間が近づき、二人は家に帰ろうとするが、秋子は実験が気になるのか研究室に戻る。
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秋子(足立悠美加)は、冬子(田島有魅香)あての書き置きを残し、千吉(中村梅雀)の家にころがりこむ。千吉のもとで、即席麺の研究を続けたかったのだ。春男(岸谷五朗)は、すぐに迎えに行こうと言うが、意地になった照子(浅野ゆう子)は、その必要はないと突っぱねる。それでも心配な春男は、配達にかこつけて、秋子の様子をうががいに行く。そして、秋子が千吉の家で過ごすようになってから数日後、即席麺が完成する。
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秋子(足立悠美加)が、千吉(中村梅雀)と節子(堀ちえみ)に連れられて戻ってきた。春男(岸谷五朗)は喜ぶが、意地をはる照子(浅野ゆう子)は秋子につれない態度をとる。そんな照子に、秋子は、近ごろ感じている不満をぶつける。素直になれない照子は、そんなに文句があるなら、千吉の家の子になれといい、秋子もそれならそうするといい、家を出ようとする。その様子を見た冬子(田島有魅香)は、泣きながら秋子を引きとめる。
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千吉(中村梅雀)は、梅田の百貨店で開発した即席めんの試食販売を行い、大評判となる。一方、喫茶シャトーの前でも照子(浅野ゆう子)が勝手に即席めんの実演販売を行い、道行く人を集めていた。そして千吉は、大阪市内に工場を作り大量生産に乗り出す。昭和33年夏。夏休みに入った春子(滝裕可里)と夏子(櫻谷由貴花)は朝から晩までスケート漬けの毎日を送っていた。ある日、賢作(阪本浩之)たちが、シャトーにやってくる。
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ガラの悪い格好をした賢作(阪本浩之)が入ってきてシャトーの客は驚き、そそくさと逃げ出す。そこに照子(浅野ゆう子)が、子どもたちを連れて帰ってくる。怖がる春男(岸谷五朗)に、照子が、どうなっているかと問いただすと、賢作は、昔、食い逃げをした時の勘定を、支払いに来たと言う。照子は、賢作の義理堅さを褒め、その話を聞いたヨネ(藤村志保)も賢作のことが気に入ってしまい、工場で雇えと、春男に言う。
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勤務初日、時間通りにやってきた賢作(阪本浩之)を見て、照子(浅野ゆう子)と春男(岸谷五朗)はホッと胸をなでおろす。それからも賢作はまじめに働き、またすぐに職人たちとも打ち解け、かわいがられるようになっていった。そんな賢作と、以前はパンをもらいに来ていた弟の和人(米田良)が仲良く一緒に帰っていく姿を見て、冬子(田島有魅香)は、うれしかった。そんな幸せな毎日が続いたある朝、和人が工場に飛び込んでくる。
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父親を亡くし、落ち込む賢作(阪本浩之)を、春男(岸谷五朗)や辰造(でんでん)は励ますが、彼の表情は晴れなかった。桑原家は、長男の賢作が岩田製パン店に残って働き、次男の政也(宍戸佑輔)と三男の和人(米田良)は、四国でうどん屋を営む叔母の家に引っ越すことになる。それを聞いた冬子(田島有魅香)は、一抹のさみしさを覚える。そんな時、浪利(矢本悠馬)が、つがいの伝書ばとを冬子にプレゼントとして持ってくる。
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賢作(阪本浩之)に小屋を作ってもらい、冬子(田島有魅香)は、はとを飼うことになった。しかし、冬子は、はとよりも、遠くへ行ってしまう和人(米田良)との時間を大切にしたいと考える。ある日、冬子は、和人が、夏子(櫻谷由貴花)のことを気にしている理由を聞いてみる。和人は、あの日、食い逃げしようとして、あわててサンドイッチを食べていたら、ふっと目があった夏子がにっこりとほほえみ、ドロップをくれた、と語る。
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冬子(田島有魅香)は、スケートリンクで練習している夏子(櫻谷由貴花)を訪ね、夏子に謝りたいと思っている和人(米田良)の気持ちを伝える。しかし、夏子はそのころ、小さい子を見るとみんなにアメをあげていたからよく覚えていないと言う。冬子は、和人の気持ちを思うと、とても本当のことを伝えることができず、何とか、和人の夏子への罪の意識を軽くしてやりたいと思っているうちに、四国に旅立つ日がやってきた。
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中学に進学した春子(滝裕可里)は、コーチの稲本(いしのようこ)の指導のもと、スケートに没頭する毎日だったが、いまだ全関西選手権での優勝はなかった。一方、メキメキと力を付けてきた夏子(櫻谷由貴花)は、全日本ジュニア選手権に出場することになる。しかし年齢制限があったため、6級をゆうゆうと合格した夏子も今回は、参考選手としての出場だった。成績発表、夏子は優勝とアナウンスされ、大喜びするが…。
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参考出場選手としての出場だったために優勝できなかった夏子(櫻谷由貴花)。夏子はどうしても悔しさが晴れず、もう二度とスケートはしないと言い出す。春男(岸谷五朗)は夏子を励まそうと秋子(足立悠美加)と冬子(田島有魅香)を誘い、バタコに乗って、夜の飛行機を見るために河原の土手に行く。四人でのんびり夜空を眺めているやさき、止めて置いたバタコがすべり落ちてしまう…。
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ある日、照子(浅野ゆう子)のもとに、突然、斉藤と名乗る劇場のプロデューサー(伊藤正之)がやってくる。全日本ジュニア選手権で夏子(櫻谷由貴花)を見たが、夏子には華があるので、梅田の劇場で出演してほしい。そのためにオーディションを受けてくれないか、と言うのだ。照子は迷うが、夏子が家族全員の前で歌う姿を見て、夏子に芸能オーディションの話を切り出す。すると夏子は「芸能人になりたい」とみんなの前で宣言する。
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夏子(櫻谷由貴花)は、照子(浅野ゆう子)と冬子(田島有魅香)に付き添われ、梅田劇場の四月公演のオーディションを受けた。結果はすぐその日に発表され、見事合格。夏子は、冬子(田島有魅香)にもらったお守りのおかげだと、冬子に感謝し、喜びを分かち合う。そこへ担当の斉藤(伊藤正之)がやってきて、照子と夏子を再びオーデションの部屋に案内する。審査員たちは、受験者の中でも夏子が一番だったと告げた。