本日も晴天なり

(65)

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あらすじ

元子(原日出子)の回復は早かった。トシ江(宮本信子)もキン(菅井きん)も普段のように接して元子の気持ちを盛り上げる。恭子(小島りべか)も電話してきた。なんと、つわりがひどくて仕事ができないのぼるの代役で、アナウンサーのピンチヒッターにならないかというのだ。正道(鹿賀丈史)も、体さえ大丈夫ならと、後押ししてくれる。1年ぶりのマイク。そう思うだけで元子の胸には不安と喜びが渦巻いていた…。

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『本日も晴天なり』の動画一覧

本編

(101)

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順平は四国に行っていた。宗俊には内緒で、電話があったとトシ江(宮本信子)は元子(原日出子)に打ち明ける。トシ江は、毎日、家族の無事を祈りながら変わらぬ家事を積み重ねる女の仕事を「賽の河原の石積み」だと例えながらも、順平を信じていた。母の気持ちが心にしみた元子は、この話を随筆に書き新聞に投稿する。すると朝刊に掲載され、元子は「私はダメじゃなかったのよ!」と大喜びする。
(102)

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元子(原日出子)の家に順平(斎藤建夫)が突然やって来る。ひと月近く、徳島で記録映画を作っていたという。テーマは藍だった。藍玉職人のじいさんを追いかけているうちに触発され、1年間あちこち旅して、職人の世界を追ってみるつもりだという。自分が宗俊(津川雅彦)に言うとケンカになるのは目に見えているから、元子と正道(鹿賀丈史)に間に入って欲しいという順平に、元子は宗俊に直接話して許可を得るよう諭すが…。
(103)

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元子(原日出子)が応募した童話が新人賞の第二次選考に残った。モンパリの洋三(上條恒彦)と絹子(茅島成美)は、早くも大喜びで、元子自身も浮足立ったが、その後、朗報は届かなかった。大介(中村雅紀)が、お母さんはこりずに応募する、とヒヤかすと正道(鹿賀丈史)は、そういう態度はお母さんに失礼だと叱る。参加するだけでも意義があると強がっていた元子だが、週刊誌の懸賞手記募集「私の八月十五日」を見つけて…。
(104)

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元子(原日出子)は懸賞手記「私の八月十五日」の執筆を始める。終戦の日、玉音放送をめぐって、当時女子放送員だった元子たちは生命を賭けた。それは鮮烈な青春の思い出だった。しかし、さまざまな感情が湧きあがり筆が進まない。思いつめる元子に、正道(鹿賀丈史)は一番書きたいことだけを書けという。のぼる(有安多佳子)、恭子(小島りべか)、悦子(渡辺佐和子)たち同期女子放送員の証言も聞き、元子は再び書き始める。
(105)

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身をけずる思いで書いた応募手記「私の八月十五日」を締め切りギリギリに出した元子(原日出子)は、書ききった満足感に満たされ、結果についてはいつの間にか忘れてしまい、主婦業の毎日に戻っていた。しかしある夜、大原家に週刊誌の社員がやってきて、なんと、元子の書いた手記が、2200通に上る応募作の中から特選の候補になったという。正道(鹿賀丈史)も仰天し子供たちも興奮する中、元子は虚脱したように座り込み…。
(106)

(106)

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週刊誌の応募手記発表のためと写真を撮られた翌朝、落ち着かずに寝不足の元子(原日出子)は食欲もわかない。正道(鹿賀丈史)や子供たちが心配するが、動悸がして胸が苦しくて仕方がない。悦子(渡辺佐和子)が訪れると、元子は横になっていた。代わりにお茶をいれながら、悦子は週刊誌の記者が、元子が本当に放送協会にいたかどうかアリバイを確認しに来たという。カチンときた元子だが、その夜、ついに大原家の電話が鳴る…。
(107)

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元子(原日出子)の手記「私の八月十五日」は特選入賞となった。雑誌が発売されると続々と祝電が届けられ、別の雑誌からも執筆依頼が飛び込むなど大原家は大騒ぎに。元子は正道(鹿賀丈史)と相談し賞金を山分けすることにした。松江の祖母や子供たち、宗俊(津川雅彦)とトシ江(宮本信子)、吉宗の人たちに配ると、自分の手元には何も残らなかったが元子は満足だった。すると放送協会の同期が元子のためにパーティを開くという。
(108)

(108)

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パーティが終わり同期生たちは再び散っていった。ひとり来られなかった悦子(渡辺佐和子)の姑が亡くなったと聞き、元子(原日出子)はお悔やみに訪れる。放送局の同期だった悦子は、相撲茶屋の女将を継ぐことになった。嫁姑の深い絆に、元子は松江の祖母を思い出す。雑誌社に依頼された随想を書き終えた元子に、巳代子(小柳英理子)が相談に来る。吉宗の向かいに4階建てのビルが建つのだが、そこに引っ越すのだという…。
(109)

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藤井(赤塚真人)と巳代子(小柳英理子)夫婦の引っ越しでヘソを曲げた宗俊(津川雅彦)をなだめに正道(鹿賀丈史)がやってくる。話を聞く気がない宗俊にたまりかねて巳代子が口を出そうとするのをトシ江(宮本信子)が抑え、正道は、両親を早くに亡くした藤井にとって、宗俊とトシ江は本当の父母のように大切で親孝行したいという思いがあると諄々と説き、引っ越し騒動は無事収まる。そんな矢先、思わぬ出来事が正道を襲う。
(110)

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正道(鹿賀丈史)が工事現場の事故で大怪我をした。急報を聞いた元子(原日出子)は子供たちを連れて病院へ。すでに手術は始まっていた。肋骨が折れ、脾臓が破裂しており緊急に摘出しなければならない。足も折れている。大量の輸血が必要だという。宗俊(津川雅彦)と共に駆け付けた藤井(赤塚真人)が同じ血液型で、さっそく採血となる。自分の血が使えず悲嘆にくれる元子。ショック状態となった正道の命は非常に危険な状態に…。
(111)

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正道(鹿賀丈史)の手術は成功した。元子(原日出子)がつきっきりで看病する中、朝になってようやく正道は意識を取り戻し、元子と言葉を交わす。松江から波津(原泉)たちが、駆け付けたのは、その夜だった。たくさんの人たちに支えられ、ひとまず命の危機を脱した正道は、次に足の手術を受けることとなった。命にかかわるような手術ではないが、今後、自力で歩けるようになるかどうかがかかっている、重大な手術だった。
(112)

(112)

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正道(鹿賀丈史)の手術は無事終わったが、まだまだ安静が必要だった。元子(原日出子)と一緒に看病していた波津(原泉)と邦世(磯村みどり)は、松江に引き上げる事になったが、波津が東京へ残ると言い張る。宗俊(津川雅彦)もあきれるが、トシ江(宮本信子)はもし順平(斎藤建夫)が同じ目にあったら、と母の心情を理解する。しかし今後の生活をどうしていくか。洋三(上條恒彦)はモンパリを元子に任せてもいいと言い出す。
(113)

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正道(鹿賀丈史)の回復は順調に進んだ。元子(原日出子)は家でできる仕事を見つけようと、婦人雑誌社の冬木(中平良夫)という編集者に会う約束をとりつける。しかし約束の時間になっても冬木は現れず、元子は意を決し、雑誌社の編集室に突撃する。すっかり忘れていた冬木は、元子の勢いに押され、編集長の福井(三木弘子)に元子を紹介する。女性が編集長という事に驚く元子だが、私に何か書かせてください、と申し出る。
(114)

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元子(原日出子)は試しに、素人が書いた原稿を書き直す仕事をもらう。大介(中村雅紀)と道子(川瀬香織)の協力で、なんとか締め切りに間に合い、福井(三木弘子)からもギリギリ合格点をもらう。元子はすかさず次の仕事も願い出て、小説のダイジェストの仕事も得た事を正道(鹿賀丈史)に報告する。正道は元子の無鉄砲が心配だ。そんな時、腰を痛めて寝ている波津(原泉)に、手伝いに来たキン(菅井きん)が嫌味を浴びせ…。
(115)

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元子(原日出子)は小説のダイジェストの仕事も期限内に仕上げた。しかし福井(三木弘子)は出張中で不在。編集室から帰って来ると陽子(田中美佐子)が来ていて、波津(原泉)と一緒に帰るという。仕事に加えて波津の世話をしなくてはならない元子の苦労を見かねて祐介(赤塚真人)が呼んだのだった。正道(鹿賀丈史)の見舞いを済ませ、波津が大原家を去ろうというとき、元子は福井から「女性時代」の編集室に呼び出される。
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正道(鹿賀丈史)が入院して一カ月。仕事に復帰する日に備えベッドで長時間読書する正道に、元子(原日出子)はあせらないで欲しいと言うが、正道はいらだつ。元子は雑誌の仕事に慣れてきたが、締め切り前は編集室で追い込みになった。トシ江(宮本信子)が家を訪ねてみると、大介(中村雅紀)と道子(川瀬香織)のふたりで夕食のカレーを作ろうとしていた。家でやる仕事のはずが話が違うと、トシ江は怒りつつも帰るに帰れず…。
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元子(原日出子)は真夜中に帰ってきた。寝ずに待っていた大介(中村雅紀)に怒られ、トシ江(宮本信子)からも小言を言われた元子だが、自分を心配して待ってくれていた大介の成長がうれしい。そして再び、締め切り間近の夜、編集室に電車の衝突事故が起きたとの一報が入る。大勢の死傷者が出た模様で、福井(三木弘子)は元子に、犠牲者が運ばれた寺へ取材に行くように命じる。元子は「出来ません、そんなこと」と断るが…。
(118)

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元子(原日出子)は鉄道事故の取材で犠牲者の妹・信子(壇まゆみ)と知り合う。残された家族の取材をするべく忌中の家を訪問し、取材の意図を告げると信子は表情を硬くしたが、自分も夫の正道(鹿賀丈史)が事故で大けがをして入院中の身だと明かし、話を聞くことができる。その後、のぼる(有安多佳子)たち東洋テレビの報道部の取材体験も聞き、事故というものが、安らかな日常をいかに突然に奪い取るものであるかを記事に書く。
(119)

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正道(鹿賀丈史)はようやく松葉杖で歩けるようになる。入院中も人間工学を学んで退院後に生かそうとする正道の前向きさが元子(原日出子)にはうれしい。一方、吉宗に「ただいま」と順平(斎藤建夫)が返ってくる。宗俊(津川雅彦)もトシ江(宮本信子)も大喜びだが、福代(谷川みゆき)という嫁をつれて帰ってきたので大騒ぎに。元子も駆けつけて、即、家族会議になるが、順平は藍染の一職人として宗俊に弟子入りしたいという。
(120)

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大原家は無事退院した正道(鹿賀丈史)とともに家族全員で正月を迎えた。年始回りに来た順平(斎藤建夫)と福代(谷川みゆき)は子供たちにお年玉をやり、順平は一家のあるじ然とする。吉宗には洋三(上條恒彦)と絹子(茅島成美)も来ていて、宗俊(津川雅彦)やトシ江(宮本信子)らと福代の噂話でもちきりだ。元子(原日出子)が年始回りで編集室を訪れると、福井(三木弘子)から元大臣の取材に行くよう命じられる。