どんど晴れ

(48)「失意の帰郷」

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あらすじ

柾樹(内田朝陽)が「加賀美屋を継がない」と公言したことで、環(宮本信子)や伸一(東幹久)たちは本格的に旅館経営の刷新に取りかかろうと、意気があがる。一方、横浜の柾樹のアパートには、房子(森昌子)が夏美(比嘉愛未)と智也(神木隆之介)を訪ねて来る。母の気遣いに慰められた夏美だが、胸に秘めた決意は変わらなかった。その夜、夏美は盛岡から戻った柾樹に「婚約を解消してください」と切りだす…。

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『どんど晴れ』の動画一覧

本編

(121)「加賀美屋の一番長い日」

(121)「加賀美屋の一番長い日」

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結婚式の朝。ロビーに集まった仲居や板前たちに見送られて、柾樹(内田朝陽)と白無垢(むく)姿の夏美(比嘉愛未)は神社へ出発する。しかし、そのころ離れでは、カツノ(草笛光子)の容態が急変し、医者が来ていた。今日がヤマだと知った環(宮本信子)は、この日を楽しみにしていたカツノの思いをくみ、容態の悪化を誰にも告げず、結婚式を続ける決断を下す。そこへ突然政良(奥田瑛二)が現れ、カツノと親子の再会を果たす。
(122)「加賀美屋の一番長い日」

(122)「加賀美屋の一番長い日」

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カツノ(草笛光子)は大きな心残りだった息子の政良(奥田瑛二)との再会を果たし、喜びをかみしめていた。環(宮本信子)はカツノのことを平治(長門裕之)に頼み、結婚式場へと向かう。式場で待つ家族たちはカツノの病状を心配していたが、「なにも心配ない」という環の明るい笑顔を見て安心する。しかし、花嫁姿を一目カツノに見てほしいと願う夏美(比嘉愛未)は、一抹の不安を抱いていた…。そしてついに、結婚式がはじまる。
(123)「加賀美屋の一番長い日」

(123)「加賀美屋の一番長い日」

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カツノ(草笛光子)は式場には行かず、政良(奥田瑛二)たちといっしょに夏美(比嘉愛未)と柾樹(内田朝陽)が式を挙げて戻るのを待っていた。だが、カツノはまるで2人の結婚式の様子が見えているかのように、病床で笑みを浮かべる。一方、加賀美屋の広間には披露宴に出席する親せきや友人たちが次々と訪れていた。式場から戻った夏美がカツノに会いに行こうとすると、環(宮本信子)が「その前にやるべきことある」と言いだす。
(124)「加賀美屋の一番長い日」

(124)「加賀美屋の一番長い日」

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環(宮本信子)は披露宴の席で、夏美(比嘉愛未)と柾樹(内田朝陽)の結婚式が無事に済んだことを報告する。さらに、今日から夏美には若女将(おかみ)として働いてもらうこと、ゆくゆくは加賀美屋の経営を柾樹に任せることを発表する。集まった親せきからは独断で物事を進める環たちに非難の声が上がるが、環の迫力ある言葉に押されて、誰も反論できなかった。そして、夏美が加賀美屋の若女将としてはじめてあいさつをする。
(125)「加賀美屋の一番長い日」

(125)「加賀美屋の一番長い日」

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若女将(おかみ)として見事なあいさつをした夏美(比嘉愛未)に、列席者から惜しみない賞賛と、祝福の拍手が送られた。それを見届けた環(宮本信子)は、夏美と柾樹(内田朝陽)を病床のカツノ(草笛光子)の元へ連れて行く。カツノは柾樹に「夏美を支えるのが夫の務めだ」と言い、夏美には「ずっと柾樹のそばにいてくれ」と頼んだ。そしてカツノは環と2人きりになると、加賀美屋女将に代々伝わる玉手箱の秘密を語りはじめる。
(126)「加賀美屋の一番長い日」

(126)「加賀美屋の一番長い日」

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柾樹(内田朝陽)と夏美(比嘉愛未)の結婚披露宴は、イーハトーブの面々も加わって、にぎやかにとり行われていた。一方、披露宴に出られないカツノ(草笛光子)の病床には、平治(長門裕之)と政良(奥田瑛二)が付き添っていた。平治は言葉が途切れてはいけないかのように、カツノに夏美との楽しい思い出を語り続ける。「あんたの願ったとおりになったよ」と、涙にむせぶ平治の言葉に、ほほ笑んだカツノは静かに息を引き取った。
(127)「悲しみに負けない笑顔」

(127)「悲しみに負けない笑顔」

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カツノ(草笛光子)の葬儀は、遺言により身内だけでひっそりと行われた。翌日、環(宮本信子)は従業員を集め「皆でカツノの遺志を継いで、加賀美屋を盛り立てていこう」と訓示する。この日から若女将(おかみ)として働きはじめた夏美(比嘉愛未)は、一見明るい様子だが、環はなにか不安を感じて、時江(あき竹城)に夏美の補佐役を頼む。ふとカツノの部屋に入った夏美は、カツノとのさまざな出来事を思い出してぼんやりとする。
(128)「悲しみに負けない笑顔」

(128)「悲しみに負けない笑顔」

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新婚の夏美(比嘉愛未)は、下宿を出て母屋の柾樹(内田朝陽)の部屋で暮らすことになった。若女将(おかみ)となった夏美は、客からの評判もよく、旅館が明るくなったようだが、柾樹は夏美が頑張りすぎだと感じていた。心配で電話をかけた横浜の啓吾(大杉漣)や房子(森昌子)も、夏美の無理をしているような明るさに余計に心配がつのる。一方、平治(長門裕之)は環(宮本信子)に「あんたが夏美を鍛える番だ」と助言する。
(129)「悲しみに負けない笑顔」

(129)「悲しみに負けない笑顔」

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夏美(比嘉愛未)は葬儀に参列してもらったお礼を言いに、平治(長門裕之)の工房を訪ねる。今は平治が育てているカツノの子ガメを見て、夏美はカツノとの思い出に浸る。その様子に、平治もまた夏美のことが心配になる。一方、柾樹(内田朝陽)は伸一(東幹久)と一緒に、加賀美屋の経営改革案を説明して融資を得るために銀行へ向う。そこにたまたま居合わせた秋山(石原良純)という男が、なにやら2人に近づこうとするのだが…。
(130)「悲しみに負けない笑顔」

(130)「悲しみに負けない笑顔」

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銀行から融資に前向きな回答をもらった伸一(東幹久)は上機嫌だったが、家族一同が「柾樹(内田朝陽)のおかげ」とほめるので、気分を害する。その夜柾樹は、夏美(比嘉愛未)がカツノの部屋にいるのを見つける。「一人になるとここに来る」という夏美に、心の空白を感じるが、柾樹は見守ることしかできない。翌日、夏美が予約を受けた客が宿泊に訪れた。そして、環(宮本信子)たちが心配していたことが起こってしまう…。
(131)「悲しみに負けない笑顔」

(131)「悲しみに負けない笑顔」

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前田夫妻から客室に呼びつけられた夏美(比嘉愛未)は、「“来者如帰”という家訓はウソなのか」と言われ、気が動転してしまう。そこへ駆けつけた環(宮本信子)は、夏美の起こしたミスに気づいて慌てる。前田夫妻はその昔カツノに命を助けられ、それ以来、毎年宿泊している常連客だった。しかし、夏美が同姓の客の予約と間違え、いつものサービスができなかったのだ。その夜、落ち込む夏美のもとに平治(長門裕之)がやって来る。
(132)「悲しみに負けない笑顔」

(132)「悲しみに負けない笑顔」

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平治(長門裕之)が夏美(比嘉愛未)のために風鈴を持ってきた。その風鈴は夏美に触発されて作った“人の心をホッと和ませる”鉄器だという。風鈴の涼やかな音色を聞いていると、心が癒やされていく気がする…。夏美がふと気づくと、目の前にカツノ(草笛光子)がいた。「悲しみに負けない笑顔をみせて」そうカツノに言われた気がした夏美は、一人で落ち込んでいた自分を反省し、加賀美屋のみんなのために笑顔になろうと決意する。
(133)「不気味な影」

(133)「不気味な影」

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カツノが亡くなった悲しみを乗り越えて、夏美(比嘉愛未)は毎日仕事に励んでいた。環(宮本信子)はそんな夏美を見てひと安心する。一方、伸一(東幹久)と柾樹(内田朝陽)は旅館改修の資金融資を銀行に掛け合っていたが、柾樹が作った経営改革案が評価されて、うまく事が運ぶ。しかし、伸一は素直に喜べず、酒におぼれるようになる。そんな時、伸一は酒場でなれなれしく近づいて来た秋山(石原良純)と意気投合するのだが…。
(134)「不気味な影」

(134)「不気味な影」

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深酒をした翌朝、伸一(東幹久)が目覚めたのはホステスのレナ(野波麻帆)の部屋だった。伸一は大慌てで家に戻り、恵美子(雛形あきこ)から朝帰りを責められずに済んでホッとする。ところがその日、伸一の留守中にレナが面会を求めて現れる。応対した夏美(比嘉愛未)は何事かと心配するが、戻った伸一から「このことは誰にも言うな」と固く口止めされてしまう。そして次の日、今度は秋山(石原良純)が加賀美屋を訪れる…。
(135)「不気味な影」

(135)「不気味な影」

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加賀美屋に現れた秋山(石原良純)は突然「宿泊したい」と申し出る。秋山の来訪に困惑する伸一(東幹久)が部屋を訪ねると、秋山から「レナ(野波麻帆)との一夜の出来事に、どう責任を取るのか」と問い詰められる。そこへ夏美(比嘉愛未)と環(宮本信子)があいさつに来る。環は愛想よく振舞う秋山になにか信用できないものを感じて不安になる。翌朝、秋山は立ち去る際に「レナの件は自分がなんとかしてやる」と伸一に約束する。
(136)「不気味な影」

(136)「不気味な影」

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夏美(比嘉愛未)は横浜の父・啓吾(大杉漣)に相談して、加賀美屋オリジナルの洋菓子を作ろうとしていた。そのデザインについて意見を聞こうと、夏美は久しぶりにイーハトーブを訪ねる。幼稚園から咲(兼崎杏優)と帰ってきたアキ(鈴木蘭々)を見て、夏美は「裕二郎(吹越満)とアキの仲がうまくいってほしい」とあらためて思う。だが裕二郎にはその気はまったくなく、そのことに気づいたアキは翌朝、誰にも告げず旅に出る…。
(137)「不気味な影」

(137)「不気味な影」

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伸一(東幹久)は加賀美屋の全面建て替えを支持して、資金の融資を約束してくれた秋山(石原良純)をすっかり信用してしまう。すでに柾樹(内田朝陽)が旅館のリフォームを実行しようと動きはじめていたが、伸一はもう一度全面建て替えを家族に提案する。しかし、環(宮本信子)や夏美(比嘉愛未)は伸一のプランに反対する。それでもあきらめきれない伸一は、柾樹の留守中に、誰に相談することなく独断で計画を実行しようとする。
(138)「不気味な影」

(138)「不気味な影」

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伸一(東幹久)は家族に隠れて秋山(石原良純)と会い、自分が所有する加賀美屋の株を譲渡する契約を結ぼうとしていた。さすがに契約をためらう伸一だったが、秋山が自分の個人財産を資金として提供してくれたことを知ると、心から信頼して契約する。翌日、地元銀行から柾樹(内田朝陽)が血相を変えて戻ってきた。伸一の代理人が融資を断ったというのだ。「事情を説明する」と言って家族を集めた伸一は、秋山を連れて現れるが…。
(139)「加賀美屋の危機」

(139)「加賀美屋の危機」

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環(宮本信子)たち家族は、伸一(東幹久)が地元銀行の融資を勝手に断った理由を聞こうと待っていた。秋山(石原良純)を連れて戻った伸一は「秋山のおかげで、旅館の全面建て替えをする新たな資金のメドがついた」と報告する。環はだまし討ちのような伸一の行動を責めるが、恵美子(雛形あきこ)らが伸一に味方して、加賀美家は2つに分かれて対立してしまう。夏美(比嘉愛未)はこの危機をなんとかしようと躍起になるのだが…。
(140)「加賀美屋の危機」

(140)「加賀美屋の危機」

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伸一(東幹久)は秋山(石原良純)に言われるまま、加賀美屋建て替え案を従業員全員に説明することを願い出る。夏美(比嘉愛未)が積極的に賛成したおかげで、伸一は何とか環(宮本信子)の許可を得ることができた。秋山の説得力ある説明を聞いて、従業員たちの気持ちは伸一の全面建て替え案を支持する方に傾く。だが、秋山を信用できない柾樹(内田朝陽)や浩司(蟹江一平)が反対を唱えたため、伸一との対立はさらに激化していく