さくら

(12) 「郷に入っては郷に従え」

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あらすじ

PTA役員の前でさくら(高野志穂)は、演劇を取り入れた自由な雰囲気の授業を行う。生徒たちの反応も良く、さくら自身も大きな手応えを感じる。いつもは憎まれ口ばかりの桂木(小澤征悦)もさくらの授業をほめる。しかし、中曽根校長(江守徹)のもとには、PTA役員から受験の妨げになるとの苦情が届く。生徒たちも、内申書の評価を恐れてさくらを支持しない。大きな絶望感に包まれたさくらは、逃げるように駅へと向かう…。

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『さくら』の動画一覧

本編

(141) 「武士は食わねど高楊枝」

(141) 「武士は食わねど高楊枝」

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部活の練習中に生徒が骨折し、顧問の桂木(小澤征悦)はPTAの役員から責任を追及される。辞職の声も飛び出す。そんな中、桂木が本当に辞表を提出し、さくら(高野志穂)は大きなショックをうける。生徒にけがをさせたことはもちろん、一連の騒動でさくらを傷つけたことで、桂木は人間としての自信を失ってしまったのだ。中曽根校長(江守徹)は、「教師こそ未完成な人間の方が良い」と諭すが、桂木は自分を許せなかった。
(142) 「武士は食わねど高楊枝」

(142) 「武士は食わねど高楊枝」

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桂木(小澤征悦)が辞表を出したという話が周囲に広まり、さくら(高野志穂)は沼田家の家族や学校の教師たちなど、あちらこちらから桂木を引き止めてほしいと頼まれる。さくらは、桂木の辞意の裏側にはさくらへの思いがあると中曽根校長(江守徹)から聞かされ、辞職を思いとどまってもらうために桂木の元へ走る。さくらは桂木に「もし先生が辞めるのなら、私もハワイでの日系移民研究所の仕事を辞めます」ときっぱりと言い放つ。
(143) 「武士は食わねど高楊枝」

(143) 「武士は食わねど高楊枝」

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さくら(高野志穂)は、桂木(小澤征悦)が教師を辞めるなら、自分もハワイでの主任研究員の話を断ると言う。強い覚悟でハワイに帰ることを決めたさくらは、それを賭けてまで桂木を思いとどめようとする。そして「先生を尊敬し、愛しています」と告白する。そこへ生徒たちが飛び込んでくる。桂木を守るための署名を集めて持ってきたのだ。感動した桂木は辞表を撤回する。さくらももう一度桂木にぶつかってみようと決意する。
(144) 「武士は食わねど高楊枝」

(144) 「武士は食わねど高楊枝」

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「れおなるど」で桂木(小澤征悦)を囲む会が開かれた。さくら(高野志穂)は桂木を驚かそうと、女性らしく変装して身を潜めていた。そんなさくらに気付かずに、桂木は周囲にさくらに対する愛を告白する。しかし、さくらはハワイ日系人たちの象徴であり、一人の男としての気持ちを超えたところで、さくらの活躍を期待したいと桂木は心情を語る。さくらはそんな桂木の深い思いを受け入れ、桂木と別れてハワイに帰ることを決意する。
(145) 「会うは別れの始めなり」

(145) 「会うは別れの始めなり」

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飛騨を去る日が近づき、さくら(高野志穂)は荷物の整理を始める。沼田家の家族やあけぼの中学では、さくらとの別れを惜しみ、皆が寂しく感じていた。同時に、さくらと桂木(小澤征悦)の愛が実を結ばなかったことを残念がった。一方、さくらを迎える準備が整ったハワイの松下家に、思いがけない客が訪ねて来る。曙理事長(内藤武敏)である。曙は家族の前で、淑子(津島恵子)に「結婚してほしい」とプロポーズをする。
(146) 「会うは別れの始めなり」

(146) 「会うは別れの始めなり」

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突然、曙(内藤武敏)が松下家の家族の前で淑子(津島恵子)にプロポーズをする。学校は人に譲り渡して、ハワイに移り住んでも良いと言う。しかし、淑子はその申し出をやんわりと断る。高山へ戻った曙は、さくら(高野志穂)と桂木(小澤征悦)を誘って失恋パーティーを開く。戦争によって引き裂かれた二人の恋は、曙にまだ戦争を引きずらせていた。そんな曙の思いを知ったさくらは、淑子に結婚式だけでも挙げてほしいと訴える。
(147) 「会うは別れの始めなり」

(147) 「会うは別れの始めなり」

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さくら(高野志穂)は、戦争で引き裂かれた曙(内藤武敏)と淑子(津島恵子)が結婚式を挙げることで、新しい人生の第一歩を踏み出してほしいと思っていた。二人の関係を快く思っていなかった一朗(寺泉憲)も賛成する。そんな周囲の説得で、淑子は曙との形だけの結婚式を挙げることを決める。一方、日本を離れる日が近づくさくらには、あけぼの中学での一年間の出来事がすべて愛(いと)おしい宝石のように思えるのだった…。
(148) 「会うは別れの始めなり」

(148) 「会うは別れの始めなり」

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「れおなるど」でさくら(高野志穂)の送別会が開かれた。この店で、さくらはロバートから婚約指輪をもらい、そしてクリスマスに別れた。それも今では懐かしく思えた。あけぼの中学でも、生徒たちと心が通うようになるまでにさまざまなかっとうがあった。文化祭などいろいろな出来事を通じ、生徒から多くのことを学んださくらは「仰げば尊し」を歌い、生徒たちと桂木(小澤征悦)に感謝の気持ちを表す。
(149) 「会うは別れの始めなり」

(149) 「会うは別れの始めなり」

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さくら(高野志穂)の最後の授業が終わった。さくらはもちろん、桂木も生徒も感無量である。一方、沼田家でも最後の夜となる。さくらのためにたくさんのろうそくが灯(とも)され、全員で沼田家でのさまざまな出来事を思い出す。おせっかいと言われながらも、さくらは家族の問題に正面から向き合い、本当の家族の一員のようになっていったのだ。その夜、さくらは大介(江成正元)から八代目を継ぐ決意を聞かされる。
(150) 「会うは別れの始めなり」

(150) 「会うは別れの始めなり」

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さくら(高野志穂)が飛騨を去る日がついに来た。家族一人一人の思い出を胸に刻み付けて、さくらは沼田家を去る。あけぼの中学でも、教師全員に別れを告げ、職員室を出ていく。一人廊下で待っていた桂木(小澤征悦)が、別れの記念としてペンダント型の時計をさくらに手渡す。その時計はさくらの胸でどんな時を刻んでいくのだろう…。雨の中、学校を去っていくさくらを、生徒たちは「仰げば尊し」を涙声で歌いながら見送る。
(151) 「かわいい子には旅をさせよ」

(151) 「かわいい子には旅をさせよ」

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さくら(高野志穂)はハワイに旅立つ前に東京の祖父母の家に立ち寄る。功(小林亜星)とはま(中村メイコ)は、さくらとの別れをとても悲しむ。二人とも、さくらの日本生活を力強く支えてくれたのだ。そのころ、桂木(小澤征悦)はさくらから届いた手紙を読んでいた。最悪の出会いから始まり、さくらがいつしか桂木に恋心を寄せるようになった軌跡が記されていた。さくらにとって桂木こそが「日本そのもの」だったのだ…。
(152) 「かわいい子には旅をさせよ」

(152) 「かわいい子には旅をさせよ」

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「私にとって、あなたは日本そのものでした」。桂木(小澤征悦)は、さくら(高野志穂)の手紙に大きく心を揺さぶられていた。一方、曙(内藤武敏)は、あけぼの中学を中曽根校長(江守徹)に譲り渡すことにした。中曽根は、愛する女性のためにこれまで築いてきたものさえ捨ててしまう潔い生き方に感動する。そして、周囲にとらわれない曙の生き方を桂木に説く。その話に心を打たれた桂木はすぐにさくらを追って東京に向かう…。
(153) 「かわいい子には旅をさせよ」

(153) 「かわいい子には旅をさせよ」

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さくら(高野志穂)が、一年ぶりにハワイの家に戻ってくる。一朗(寺泉憲)は嬉々(きき)として、早速さくらと日系移民研究所の打ち合わせを始める。しかし、さくらは桂木(小澤征悦)から贈られたペンダント時計をなかなかハワイ時間に変えられないでいた。数日後、曙(内藤武敏)が淑子(津島恵子)と結婚式を挙げるために、ハワイにやって来る。曙はハワイで暮らすことを打ち明け、一朗や松下家の家族は温かく受け入れる。
(154) 「かわいい子には旅をさせよ」

(154) 「かわいい子には旅をさせよ」

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淑子(津島恵子)と曙(内藤武敏)の結婚パーティーが、ハワイで執り行われる。淑子の打ち掛け姿の美しさに、さくら(高野志穂)が歓声を上げる。そこへ突然、桂木(小澤征悦)が現れる。あっけにとられる周囲を横目に、桂木は「俺だけのために、君にそばにいてほしい」と告白する。そして言い終わるとすぐに立ち去る。父親の一朗(寺泉憲)は複雑な表情を見せるが、さくらは桂木の残していった言葉をかみしめていた…。
(155) 「かわいい子には旅をさせよ」

(155) 「かわいい子には旅をさせよ」

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「君にそばにいて欲しい。日本で待っている」。そう言い残して、ハワイから去っていった桂木(小澤征悦)。残されたさくら(高野志穂)は、ハワイでの仕事と桂木との板ばさみに悩む。そんなさくらに、淑子(津島恵子)は自分の気持ちに素直になることの大切さを語る。一方、一朗(寺泉憲)も父親として悩み苦しんでいた。相談を受けた東京の功(小林亜星)は、「親にできることは、子供の幸せを喜んでやることだけ」と助言する。
(156) 「かわいい子には旅をさせよ」(最終回)

(156) 「かわいい子には旅をさせよ」(最終回)

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さくら(高野志穂)が、置き手紙を残してハワイの松下家を出ていく。手紙には、どこにいてもハワイと日本の懸け橋になる決意と、父親の一朗(寺泉憲)への愛がつづられていた。勇壮な古川祭りの夜、さくらが飛騨に戻ってくる。そこへ、桂木(小澤征悦)が現れる。二人はしばらく見つめ合い、きつく抱き合う。翌朝、あけぼの中学に登校するさくらは、桂木と生徒たちからもみくちゃの歓迎を受けるが、その顔は限りなく輝いていた。