100分de名著

トルストイ“戦争と平和” 第3回 心がひとつになる時

「100分de名著」の「トルストイ“戦争と平和” 第3回 心がひとつになる時」をフル動画で配信中!

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あらすじ

ナターシャと婚約したアンドレイは、国外で過ごすことを余儀なくされた。遠く離れて暮らす中で、ふたりにすれ違いが生じ、婚約の話は破棄同然となってしまう。そうした中、傷心のアンドレイは再び戦地へと赴く。一方ナターシャは、祖国のために傷病兵の手助けをするようになったが、そこで瀕死の重傷を負ったアンドレイと再会する。放送以外の配信の許諾が得られなかったため、一部映像を編集してお伝えします。

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『100分de名著』の動画一覧

本編

宮本武蔵“五輪書” 第3回「状況を見きわめ、活路を開け!」

宮本武蔵“五輪書” 第3回「状況を見きわめ、活路を開け!」

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最初は小さな火でもたちまちのうちに大きく燃え広がる「火」。そのイメージによって、一個人の剣術勝負の極意が、大勢の合戦の場面にもそのまま通じることを解き明かした「火の巻」。敵をよく知った上で、敵の構えを動かし敵をゆさぶるための心理戦も駆使して、敵が崩れる一瞬を逃さずに勝つ。現代のビジネスやスポーツなどの分野にも応用できる「勝利の方程式」を「五輪書」から読み解いていく。
宮本武蔵“五輪書” 第4回「己が道に徹して、自在に生きよ!」(最終回)

宮本武蔵“五輪書” 第4回「己が道に徹して、自在に生きよ!」(最終回)

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「風の巻」では、世にある他流派の間違いを徹底的に批判し真の兵法のありようを浮かび上がらせる。そして、真の兵法の追求のしかたと究極の境地を明かした「空の巻」では、地水火風の四巻で兵法の具体的な心得を学んできた者に「空」の概念を示すことによって、より深く無限なものがあることを教える。「より大きなところから自分自身を見つめる視点」や「偏りやゆがみから解き放たれた自在な境地」がどんなものかを学んでいく。
ルソー“エミール” 第1回「自然は教育の原点である」

ルソー“エミール” 第1回「自然は教育の原点である」

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自然への称揚、人為への批判をベースにして教育論を展開した書「エミール」。人間の成長や発達をもたらすものとして「自然」「人間」「事物」の三つを挙げ、それらを調和させることで、架空の孤児エミールを理想的な人間に育てようとする。ではそれはどんな人間なのか?「自分のため」と「公共のため」という相矛盾する二つの軸を両立する「自由な主体」を育てることこそ、人間の真の幸福につながるというルソーの根本思想に迫る。
ルソー“エミール” 第2回「“好奇心”と“有用性”が人を育てる」

ルソー“エミール” 第2回「“好奇心”と“有用性”が人を育てる」

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ルソーは子どもの発達段階を無視した従来の教育方法を批判。代わりに行うのは徹底して「好奇心」「有用性」に基づいた教育だ。主人公エミールは生々しい事件に直面しながら、自らの体験の中で「初歩の道徳感覚」や「天文学や地理学の有用性」を学んでいく。それはお仕着せの知識ではなく、エミールが自らつかみとっていく生きた知識だ。他者に惑わされず自分の力で判断し行動していく自律した主体になるために必要なものを考える。
ルソー“エミール” 第3回「“あわれみ”を育て社会の基盤に!」

ルソー“エミール” 第3回「“あわれみ”を育て社会の基盤に!」

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思春期を迎えたエミールはいよいよ社会の中に入っていく。その際に最も大事な要素は「あわれみ」の感情。人間がもともともっている「自己愛」を「あわれみ」の感情へと上手に育て拡大することで貧しい人々への共感や不平等な社会への憤りをもつ「公共性」を備えた存在へとエミールは成長していく。その媒介となるのが「歴史教育」と「宗教教育」。私たちの社会の基盤ともいえる「あわれみ」の感情を育てることの重要性を学ぶ。
ルソー“エミール” 第4回「理想社会のプログラム」(最終回)

ルソー“エミール” 第4回「理想社会のプログラム」(最終回)

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恋愛や外国旅行といった体験を通じて、エミールは「理想の社会とは何か」という根源的なテーマに直面する。そこには、もう一つの名著「社会契約論」のテーマでもある「自由で自律した社会」の設計プランも浮かび上がってくる。「エミール」と「社会契約論」をつないで読み解くことで、私たちが目指すべき理想の社会がどんなものか、それを実現するには何が必要かという、現代に通じるテーマを考える。
坂口安吾“堕落論” 第1回「生きよ堕(お)ちよ」

坂口安吾“堕落論” 第1回「生きよ堕(お)ちよ」

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戦前戦中の価値観の一切を否定し、そこから解放されるべきことを説く「堕落論」。坂口安吾はマイナスのイメージで使われてきた「堕落」という言葉をプラスに転化し、なりふりかまわず生き抜こうとする生のエネルギーを人間の本来の在り方として肯定する。安吾は古い価値観から解放される処方箋を提示したのだ。第1回は、「堕落」という言葉に込められた、既存の価値観にしばられず自力で道を切り開いていく生き方を学んでいく。
坂口安吾“堕落論” 第2回「一人曠(こう)野を行け」

坂口安吾“堕落論” 第2回「一人曠(こう)野を行け」

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「堕落のもつ性格の一つには孤独という偉大なる人間の実相が厳として存している」。堕落は決して生やさしい道ではない。それは徹底して孤独で血みどろの生き方なのだ。この立場に立つならば、社会制度の改革や政治によって、人間同士の対立や人類の不幸を解決できるという楽観論は全て退けられる。第2回は、「孤独」という言葉で「堕落」の意味を深化させた安吾の思想をひも解き、真の人間再生の道とはどんなものかを考える。
坂口安吾“堕落論” 第3回「法隆寺よりは停車場を」

坂口安吾“堕落論” 第3回「法隆寺よりは停車場を」

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坂口安吾は「堕落論」の文化論版ともいえる「日本文化私観」でブルーノ・タウトの日本文化論を徹底的に批判する。タウトが伝統美の象徴として持ち出す桂離宮などは私たちの生活から遊離したものであり観念の遊戯にすぎない。今現在を生きているために欠かせない実用的なものこそ第一であり、その中にこそ真の美は生まれる、と安吾は説く。何の権威にも頼らない、暮らしに根ざした文化や美の復権を訴えるのだ。
坂口安吾“堕落論” 第4回「真実の人間へ」(最終回)

坂口安吾“堕落論” 第4回「真実の人間へ」(最終回)

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体制秩序の枠をはずれ自力で道を切り開いていく生き方を、身をもって実践した坂口安吾。「無頼の精神」で時代に切り込んだその思想はその後も脈々と受け継がれ、今も人々の心を揺り動かし続けている。大久保喬樹さんと、安吾作品を愛読する作家・町田康さんは「白痴」という小説作品に安吾の精神や後世に与えた影響を読み解くヒントがあるという。第4回は、町田さんをゲストに招き安吾が現代人に残したものとは何かを探っていく。
カント“永遠平和のために” 第1回「戦争の原因は排除できるか」

カント“永遠平和のために” 第1回「戦争の原因は排除できるか」

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頻発する国家間の紛争によって、平和秩序が大きくゆらいでいた18世紀ヨーロッパ。世界の恒久平和はどうやったら実現できるか? カントは、その課題を解決するために、自らの哲学的思考を駆使して「永遠平和のために」を執筆した。「常備軍の廃止」「軍事国債の禁止」「内政干渉の禁止」といったアイデアを提言した平和論は単なる理想論だと批判されてきたが、深く読み解くと、人間本性への鋭い洞察が込められているという。
カント“永遠平和のために” 第2回「“世界国家”か“平和連合”か」

カント“永遠平和のために” 第2回「“世界国家”か“平和連合”か」

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平和維持のシステムとして「平和のための連合」を構想したカント。それは、戦争のない理想状態とされてきた「世界国家」を断念する消極的ともいえる提案だ。なぜ「世界国家」という積極的な提案ではだめなのか?そこには人間や国家についての鋭い洞察があった。世界国家への統合は、異なる文化、価値観、言語という個別の事情を超えて、特定の強者の文化や価値観が一方的に物事を決定するという大きな抑圧を生みかねないという。
カント“永遠平和のために” 第3回「人間の悪が平和の条件である」

カント“永遠平和のために” 第3回「人間の悪が平和の条件である」

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カントは、平和論を構築する上で「人間の本性は邪悪である」という前提に立つ。理想主義者ととらえられてきたカントのイメージを覆す論だが、もともと人間に備わった悪の傾向性をうまく利用して、法や制度、経済システムを設計していくことが肝要だという。「人間の本性は邪悪である」ことを前提としたカントの平和論が、「自然の傾向性」を生かしながら、どうやってその「悪」を抑止するのかを明らかにしていく。
カント“永遠平和のために” 第4回「カントが目指したもの」(最終回)

カント“永遠平和のために” 第4回「カントが目指したもの」(最終回)

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「道徳」は良心の問題ではなく「普遍的なルールとしてあらゆる人の利益や都合を保証するために活用されるものだ」と説き、良心に基づく既存の道徳観を覆すカント。この前提に立てば、たとえ自分の欲望を最優先する悪魔が国家の成員であったとしても、ルールに従わざるを得なくなるメカニズムを構築できるという。カントが確立した「倫理学」も交えながら、人間が戦争を避けるための社会システムや法・道徳の在り方を探求する。
石牟礼道子“苦海浄土” 第1回「小さきものに宿る魂の言葉」

石牟礼道子“苦海浄土” 第1回「小さきものに宿る魂の言葉」

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「水俣病」の真実の姿を世に知らしめようと書かれた名著「苦海浄土」。石牟礼道子がとりわけこだわったのは、言葉すら発することができなくなった患者たちの「声なき声」だった。そうやって石牟礼が記した言葉からは、苦しみや悲しみの底にあってもなお朽ちることのない何かがあることを私たちに教えてくれる。第1回は、想像を絶する惨禍に見舞われたとき、人はどう再生し、生きぬいていくことができるかを学んでいく。
石牟礼道子“苦海浄土” 第2回「近代の闇、彼方の光源」

石牟礼道子“苦海浄土” 第2回「近代の闇、彼方の光源」

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石牟礼は「私の責任じゃないんです」といった責任回避の論理を徹底して否定する。そんな曖昧な捉え方をしていては、今起こっている出来事の正体を見過ごしてしまう。近代には、我々が普通に考えている人格とは違う、「化け物」のような人格があることを見極めることが大事だと石牟礼はいう。第2回は、近代が解放してしまった人間の強欲、自然をことごとく破壊しても何かを成し遂げようとする「近代の闇」と向き合うすべを学ぶ。
石牟礼道子“苦海浄土” 第3回「いのちと歴史」

石牟礼道子“苦海浄土” 第3回「いのちと歴史」

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人間は自分をはるかに超えた大きな生命の一部だという厳粛な事実。こうした生命観を回復しなければ人は再び同じ過ちを犯してしまうと説く「苦海浄土」。一方で石牟礼道子は、大きな問題に直面したとき「足尾鉱毒事件」という公害問題の原点ともいうべき歴史に立ち帰っていく。そのときの情報や知識だけではなく、歴史の叡知(えいち)に立ち戻ってもう一度問題を考え直してみるのだ。いのちと歴史から今を生きる叡知を学ぶ。
石牟礼道子“苦海浄土” 第4回「終わりなき問い」(最終回)

石牟礼道子“苦海浄土” 第4回「終わりなき問い」(最終回)

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水俣病患者であるにもかかわらず「チッソは私だった」と自分自身の内なる罪をも同時に告発しようとする緒方正人さん。言語を絶する苦しみにさらされながらも「私たちは許すことにした」と語る杉本栄子さん。「絶対に許さないから握手をするんだ」といって原因企業であるチッソと対話をしようとする患者たち。そこには憎悪の連鎖を断ち切ろうとする水俣のえいちがある。「苦海浄土」から私たちが受け継ぐべきものを深く考えていく。
道元“正法眼蔵” 第1回「“身心脱落”とは何か」

道元“正法眼蔵” 第1回「“身心脱落”とは何か」

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自我意識を捨て、あらゆるこだわりをなくして、真理の世界に溶け込んでいく境地「身心脱落」。それは、病や苦悩、死すらもありのままに受け容(い)れる境地だと道元はいう。「身心脱落」すれば、何ものにも惑わされない悠々とした生き方がおのずと見えてくる。第1回は、道元の生涯をたどりつつ、「現成公案」の巻を中心に「正法眼蔵」を読み解き、「身心脱落」して世界をありのままに受け容れる生き方を学ぶ。
道元“正法眼蔵” 第2回「迷いと悟りは一体である」

道元“正法眼蔵” 第2回「迷いと悟りは一体である」

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我々は実は最初から悟りの世界の中にいる。それなのに迷いの中にいると思っている。いわば「悟り」も「迷い」もコインの裏表のようなもので実は一体なのだ。そのことに気づきさえすれば、悟りを求めてあくせくせず、迷ったら迷ったでよく、しっかり迷えばよい。その中にこそ真の悟りがあると道元はいう。第2回は、「生死」「唯仏与仏」の巻を中心に、私たち現代人にも通じる、迷いや不安の捉え方を学んでいく。

PV

[お試し] 村上春樹“ねじまき鳥クロニクル” (3)根源的な「悪」と対峙(じ)する再生
[お試し] 村上春樹“ねじまき鳥クロニクル” (3)根源的な「悪」と対峙(じ)する
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井戸に潜ることを始めたトオルは、クミコ捜索を阻んでいるのが彼女の兄・綿谷ノボルであることに気づく。やがて綿谷から連絡が入り、自分の活動を邪魔しないことと引き換えに、パソコン通信でクミコと会話することを許される。だが彼女の心には深い闇が存在することが明らかに。トオルは、彼女の闇の源であり、根源的な悪ともいうべき綿谷との対峙を決意するのだった。第三回は「根源的な悪」とどう対じしたらよいかを考える。
[お試し] 村上春樹“ねじまき鳥クロニクル” (4)「閉じない小説」の謎(最終回)再生
[お試し] 村上春樹“ねじまき鳥クロニクル” (4)「閉じない小説」の謎(最終回)
  • 1分 
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悪の正体を突き止めるべく再び井戸に潜るトオル。彼は壁を抜けて異界へ侵入するが、そこでは既に綿谷ノボルが何者かにバットで殴られて重体に。窮地に陥り逃げ込んだホテルの一室には闇にとらわれた謎の女性がいた。彼女にバットを手渡されたトオルは襲い来るおぞましき者を打ちのめす。やがて現実世界に引き戻されたトオルは、現実に起こった衝撃の事実と対面するのだった。第四回は、「閉じない小説」の豊かな可能性に迫る。
[お試し] “谷川俊太郎詩集” (1)詩人の誕生再生
[お試し] “谷川俊太郎詩集” (1)詩人の誕生
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理解者がいない、絶対的ともいえる孤独の中で、谷川俊太郎は、ひたすらノートに詩を書き続けた。そこで深く味わった「かなしみ」は、デビュー作につながり、彼の生涯を通奏低音のように彩っていく。第一回は、「二十億光年の孤独」「かなしみは」など初期の作品を通して一人の詩人が誕生するまでを見つめ、彼の詩の原点ともみえる「かなしみ」という言葉の深い意味に迫っていく。
[お試し] “谷川俊太郎詩集” (2)「生活」と「人生」のはざまで再生
[お試し] “谷川俊太郎詩集” (2)「生活」と「人生」のはざまで
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「書けないのなら/書けないと書かねばならない」等と苦しさがことばの端々からにじみ出てくる一方で、「一番安定して幸せな時期」と谷川俊太郎自身が語っているとおり、ことばの力によってその苦しさを昇華し、自分の糧にしていった模索も見えてくる。第二回は、「ここ」「ほほえみ」「木」といった詩を読み解くことで「生活」にのみ埋もれるのではなく、そこから糧を見いだし、新たな表現をすくい上げていこうという試みを追う。
[お試し] “谷川俊太郎詩集” (3)ひらがなの響き、ことばの不思議再生
[お試し] “谷川俊太郎詩集” (3)ひらがなの響き、ことばの不思議
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「ひらがな」の使用をはじめ、さまざまな手法によって、人間と自然の一体感をどのように表現していくかを、ことばへの深い洞察を通じて試みていく谷川俊太郎。彼の詩は、ことばそのものへの深い思索、洞察によって、進化し続けていくのだ。第三回は、「なくぞ」「にじ」「さようなら」「おに」「がいこつ」といった詩を通して、彼が追究してやまなかった「ことば」への洞察を明らかにしていく。
[お試し] “谷川俊太郎詩集” (4)こころとからだにひそむ宇宙(最終回)再生
[お試し] “谷川俊太郎詩集” (4)こころとからだにひそむ宇宙(最終回)
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「死」「闇」という言葉を使いながらも、谷川俊太郎の詩の雰囲気はむしろ静謐で、明るさすら感じられる。そこには「生の根源」「存在の根源」にまっすぐ迫ろうとする彼の志向性がみてとれる。第四回は、「言葉は」「臨死船」「闇は光の母」「生まれたよ、ぼく」といった詩を通して、「生きていること」の根源に迫ろうとする谷川俊太郎の境地に迫るとともに、「詩の力」が私たちに何をもたらしてくれるのかを深く考えていく。
[お試し] アトウッド“侍女の物語”“誓願” (1)すぐそこにあるディストピア再生
[お試し] アトウッド“侍女の物語”“誓願” (1)すぐそこにあるディストピア
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作品に描かれる近未来、環境汚染、遺伝子操作等の影響で出生率が低下し、数少ない健康な女性は子供を産むためだけの道具「侍女」として仕えている。侍女の一人オブフレッドは支配階層との儀式的な性行為を強制され人間の尊厳を踏みにじられ続ける。体制に従わない人々は次々に処刑されていくのだった。第一回は、過酷な全体主義国家の圧政に苦しむオブフレッドの姿を通して、現実にも相通じる強権的な政治手法の問題に迫る。
[お試し] アトウッド“侍女の物語”“誓願” (2)性搾取の管理社会再生
[お試し] アトウッド“侍女の物語”“誓願” (2)性搾取の管理社会
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ギレアデ共和国の支配者たちは「女性たちを余計な競争や困り事から解放してやった」と語るがそれは巧妙な詐術だ。作品では「~からの自由」「~への自由」という人間にとって本質的な自由概念の区分が描かれる。ここには「~からの自由」という消極的な自由はあるが、どんな存在にもなりうるという「~への自由」、積極的な自由は女性たちから奪われているのだ。第二回は、性搾取の管理社会がどう成り立っているかを明らかにする。
[お試し] アトウッド“侍女の物語”“誓願” (3)言葉を奪われた女たち再生
[お試し] アトウッド“侍女の物語”“誓願” (3)言葉を奪われた女たち
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疑問が高じたアグネスは自ら「小母」になりたいと志願、教育を受けることに。リディア小母は彼女に特別な関心を払いながら「読み書き」を教え国外から新しい国民としてスカウトしてきたデイジーの教育係に任命する。言葉の力を得たアグネスは体制への疑問をますます膨らませていく。果たしてリディアの意図は? 第三回は、徐々に明らかになっていくギリアデ共和国の全体像を通して、言葉や知を権力により奪われる恐ろしさに迫る。
[お試し] アトウッド“侍女の物語”“誓願” (4)闘う女たち(最終回)再生
[お試し] アトウッド“侍女の物語”“誓願” (4)闘う女たち(最終回)
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スキャンダルを外の世界に公開しギレアデ共和国を崩壊に導こうと考えるリディア小母。またデイジーは実は反体制グループによって派遣された情報の運び屋だった。数奇な運命を経て巡り合ったこの2人とアグネスは連帯。アグネスとデイジーは協力してギリアデを脱出、独裁国家を葬るべく極秘情報を国外へ持ち出すのだった。果たしてその結末は? 第四回は、虐げられている人々が過酷な状況に抵抗していくために何が必要かを考える。
[お試し] フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (1)学問の「危機」とは何か再生
[お試し] フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (1)学問の「危機」とは何か
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20世紀前半、近代科学は著しく発展したが「価値や生きる意味」について語らず価値を語る哲学者たちはそれぞれ勝手な説を唱えるのみであった。フッサールは「科学の有効性と人間的な価値とを、ともに説得力をもって解明する」という根源的な課題のために、「どう考えたら誰もが納得できる場所を確保できるのか」を考え抜く。そして、「意識に現れるもの」に立ち戻り、そこからすべての学問の基盤を築き直す「現象学」を構想する。
[お試し] フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (2)科学の手前にある豊かな世界再生
[お試し] フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (2)科学の手前にある豊かな世界
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近代科学が、世界をそのまま写し取っていると信じる「客観主義」に陥ってしまったのはなぜか。幾何学と物理学は自らの基盤としている「物事を見たり触ったりしている具体的な知覚の世界」という共通基盤を忘れてしまったからだという。フッサールはこれを「生活世界」と呼び、そこから幾何学と物理学が発生してきたという。私たちが「価値の問題」や「感情の問題」を考えるためには、生活世界に立ち戻らなければならないと訴える。
[お試し] フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (3)現象学的還元によって見えるもの再生
[お試し] フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (3)現象学的還元によって見えるもの
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科学や知覚の源泉として見いだされた「生活世界」。だが、そこにとどまるのでは不十分だとして、フッサールは「現象学」という方法を研ぎ澄ます。客観的な世界が確かに実在するという常識すら、いったん括弧にいれることで、意識体験の場だけにフォーカスし、世界が実在するという信念がどう形成されてくのかを解明する。それにより科学至上主義も退けることができるし、客観主義か相対主義という対立も乗り越えられる。
[お試し] フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (4)現象学で何ができるか(最終回)再生
[お試し] フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (4)現象学で何ができるか(最終回)
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私たちは通常「正義」「幸福」といった言葉について、人によってその意味は相容れないことも多いから、突っ込んで議論しても無駄だと考えがちだ。ところが、「現象学」の「本質観取」という方法を使えば、議論の共通の基盤が見えてくる。「どういうときに、どういう形で、人は正義や幸福を感じとるのか」については、対話していくと自ずと収れんする「意識への現れ方」に注目すると、共通基盤の中で深い議論ができるというのだ。
[お試し] サン=テグジュペリ“人間の大地” (1)飛行機乗りの仲間たち再生
[お試し] サン=テグジュペリ“人間の大地” (1)飛行機乗りの仲間たち
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飛行機乗りたちが頼れるのは、かすかな予兆を感じとる研ぎ澄まされた感覚と、互いに支えあう仲間の絆だけ。それを裏打ちするのは「人間であること、それはまさしく責任をもつことだ」という言葉に象徴されるプロフェッショナルたちならではの倫理だった。第一回は、黎明期の航空産業で働くプロフェッショナルたちの行動から、「責任とは?」「友情とは?」「人間同士の絆とは?」といった普遍的なテーマを考える。
[お試し] サン=テグジュペリ“人間の大地” (2)惑星視点で見る再生
[お試し] サン=テグジュペリ“人間の大地” (2)惑星視点で見る
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星空へ落下していくような、めまいと重力の体験をもたらす夜間飛行は、宇宙との交感ともいうべき壮大なスケールの体験だが、それと鮮烈な対比をなす、家々に灯(とも)る小さな灯火をサン=テグジュペリは見逃さない。広大な荒れ野の中にわずかばかり広がる人間の生存圏…飛行体験は、むしろ人間のささやかな営みの大切さを照らしだす。第二回は、惑星視点から世界を眺めることで浮かび上がる、人間の営みのかけがえのなさに迫る。
[お試し] サン=テグジュペリ“人間の大地” (3)砂漠に落っこちる再生
[お試し] サン=テグジュペリ“人間の大地” (3)砂漠に落っこちる
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「サハラ、それが姿を現すのはわれわれの内側においてである」とのサン=テグジュペリの言葉が示すとおり、砂漠では、時間や変化の予兆が明晰な身体感覚として立ち現れる。極めつけは、機関士プレヴォとともにした苛烈な遭難体験。飢えと渇きがもたらす極限状況では、すべてをはぎ取られた「いのちのかたまり」ともいうべき人間の本質が浮かび上がっていく。第三回は、砂漠という過酷な環境があぶり出す、人間の本源的な姿に迫る。
[お試し] サン=テグジュペリ“人間の大地” (4)人間よ、目覚めよ!(最終回)再生
[お試し] サン=テグジュペリ“人間の大地” (4)人間よ、目覚めよ!(最終回)
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三等列車で移送される粘土のように疲れ切った移民の群れ、その中で唯一輝く存在だった子ども。人間性を踏みにじる過酷な状況を「モーツァルトの虐殺」と呼ぶサン=テグジュペリは、ささやかでも自分の役割を自覚することで人間は幸福になれると考えた。「絆」、そして「精神の息吹を通わせること」だけが人間を再び創造することになるという。第四回は、生と死のはざまにあって、なお朽ちずに輝く人間の尊厳について考える。
[お試し] 福沢諭吉“福翁自伝” (1)カラリと晴れた独立精神再生
[お試し] 福沢諭吉“福翁自伝” (1)カラリと晴れた独立精神
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福沢諭吉が幼少期からもっていたのが、迷信や因習には一切従わない合理精神、遊び好きな塾生仲間の空気に絶対流されない独立精神、周囲が反対しようと正しいと思ったら初志を貫くぶれなさ。だが、彼の強さは決して意固地などではなく、常に「カラリと晴れて」いて、人には決して嫌われない。第一回は、福沢諭吉の前半生を振り返りながら「福翁自伝」を読み解き、彼の原動力ともいえる「カラリと晴れた独立精神」とは何かを学ぶ。
[お試し] 福沢諭吉“福翁自伝” (2)自分を高める勉強法とは再生
[お試し] 福沢諭吉“福翁自伝” (2)自分を高める勉強法とは
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緒方洪庵が主宰する適塾で、さまざまな勉強法を編み出す福沢諭吉。古典を机上の論にせず自らに血肉化する、集中して学ぶ期間を設定する、師匠とも絶妙な距離を置く、仲間との競争を上手に活かす…等々、福沢が編み出した数々の勉強法は、短期間で彼を成長させ、緒方洪庵から塾長をまかされるまでになるのだ。第二回は、福沢諭吉が編み出した数々の勉強法を細かくたどりながら、自らを高め豊かにしていく術を学んでいく。