100分de名著

100分de平和論

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あらすじ

2016年はリオでオリンピックが開催されるオリンピックイヤー。実は近代オリンピックの創始者クーベルタン男爵が「オリンピック開催中は戦争を休戦して大会に参加せよ」との理念を掲げたという事実は意外に知られていない。そこで「100分de名著」では、オリンピックイヤーにちなみ、さまざまな分野の専門家がスタジオに集まって「自分がおすすめする平和論」の名著を紹介し徹底的に討論する。

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『100分de名著』の動画一覧

本編

村上春樹“ねじまき鳥クロニクル” (4)「閉じない小説」の謎(最終回)

村上春樹“ねじまき鳥クロニクル” (4)「閉じない小説」の謎(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

悪の正体を突き止めるべく再び井戸に潜るトオル。彼は壁を抜けて異界へ侵入するが、そこでは既に綿谷ノボルが何者かにバットで殴られて重体に。窮地に陥り逃げ込んだホテルの一室には闇にとらわれた謎の女性がいた。彼女にバットを手渡されたトオルは襲い来るおぞましき者を打ちのめす。やがて現実世界に引き戻されたトオルは、現実に起こった衝撃の事実と対面するのだった。第四回は、「閉じない小説」の豊かな可能性に迫る。
“谷川俊太郎詩集” (1)詩人の誕生

“谷川俊太郎詩集” (1)詩人の誕生

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

理解者がいない、絶対的ともいえる孤独の中で、谷川俊太郎は、ひたすらノートに詩を書き続けた。そこで深く味わった「かなしみ」は、デビュー作につながり、彼の生涯を通奏低音のように彩っていく。第一回は、「二十億光年の孤独」「かなしみは」など初期の作品を通して一人の詩人が誕生するまでを見つめ、彼の詩の原点ともみえる「かなしみ」という言葉の深い意味に迫っていく。
“谷川俊太郎詩集” (2)「生活」と「人生」のはざまで

“谷川俊太郎詩集” (2)「生活」と「人生」のはざまで

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

「書けないのなら/書けないと書かねばならない」等と苦しさがことばの端々からにじみ出てくる一方で、「一番安定して幸せな時期」と谷川俊太郎自身が語っているとおり、ことばの力によってその苦しさを昇華し、自分の糧にしていった模索も見えてくる。第二回は、「ここ」「ほほえみ」「木」といった詩を読み解くことで「生活」にのみ埋もれるのではなく、そこから糧を見いだし、新たな表現をすくい上げていこうという試みを追う。
“谷川俊太郎詩集” (3)ひらがなの響き、ことばの不思議

“谷川俊太郎詩集” (3)ひらがなの響き、ことばの不思議

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

「ひらがな」の使用をはじめ、さまざまな手法によって、人間と自然の一体感をどのように表現していくかを、ことばへの深い洞察を通じて試みていく谷川俊太郎。彼の詩は、ことばそのものへの深い思索、洞察によって、進化し続けていくのだ。第三回は、「なくぞ」「にじ」「さようなら」「おに」「がいこつ」といった詩を通して、彼が追究してやまなかった「ことば」への洞察を明らかにしていく。
“谷川俊太郎詩集” (4)こころとからだにひそむ宇宙(最終回)

“谷川俊太郎詩集” (4)こころとからだにひそむ宇宙(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

「死」「闇」という言葉を使いながらも、谷川俊太郎の詩の雰囲気はむしろ静謐で、明るさすら感じられる。そこには「生の根源」「存在の根源」にまっすぐ迫ろうとする彼の志向性がみてとれる。第四回は、「言葉は」「臨死船」「闇は光の母」「生まれたよ、ぼく」といった詩を通して、「生きていること」の根源に迫ろうとする谷川俊太郎の境地に迫るとともに、「詩の力」が私たちに何をもたらしてくれるのかを深く考えていく。
アトウッド“侍女の物語”“誓願” (1)すぐそこにあるディストピア

アトウッド“侍女の物語”“誓願” (1)すぐそこにあるディストピア

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

作品に描かれる近未来、環境汚染、遺伝子操作等の影響で出生率が低下し、数少ない健康な女性は子供を産むためだけの道具「侍女」として仕えている。侍女の一人オブフレッドは支配階層との儀式的な性行為を強制され人間の尊厳を踏みにじられ続ける。体制に従わない人々は次々に処刑されていくのだった。第一回は、過酷な全体主義国家の圧政に苦しむオブフレッドの姿を通して、現実にも相通じる強権的な政治手法の問題に迫る。
アトウッド“侍女の物語”“誓願” (2)性搾取の管理社会

アトウッド“侍女の物語”“誓願” (2)性搾取の管理社会

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

ギレアデ共和国の支配者たちは「女性たちを余計な競争や困り事から解放してやった」と語るがそれは巧妙な詐術だ。作品では「~からの自由」「~への自由」という人間にとって本質的な自由概念の区分が描かれる。ここには「~からの自由」という消極的な自由はあるが、どんな存在にもなりうるという「~への自由」、積極的な自由は女性たちから奪われているのだ。第二回は、性搾取の管理社会がどう成り立っているかを明らかにする。
アトウッド“侍女の物語”“誓願” (3)言葉を奪われた女たち

アトウッド“侍女の物語”“誓願” (3)言葉を奪われた女たち

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

疑問が高じたアグネスは自ら「小母」になりたいと志願、教育を受けることに。リディア小母は彼女に特別な関心を払いながら「読み書き」を教え国外から新しい国民としてスカウトしてきたデイジーの教育係に任命する。言葉の力を得たアグネスは体制への疑問をますます膨らませていく。果たしてリディアの意図は? 第三回は、徐々に明らかになっていくギリアデ共和国の全体像を通して、言葉や知を権力により奪われる恐ろしさに迫る。
アトウッド“侍女の物語”“誓願” (4)闘う女たち(最終回)

アトウッド“侍女の物語”“誓願” (4)闘う女たち(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

スキャンダルを外の世界に公開しギレアデ共和国を崩壊に導こうと考えるリディア小母。またデイジーは実は反体制グループによって派遣された情報の運び屋だった。数奇な運命を経て巡り合ったこの2人とアグネスは連帯。アグネスとデイジーは協力してギリアデを脱出、独裁国家を葬るべく極秘情報を国外へ持ち出すのだった。果たしてその結末は? 第四回は、虐げられている人々が過酷な状況に抵抗していくために何が必要かを考える。
フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (1)学問の「危機」とは何か

フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (1)学問の「危機」とは何か

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20世紀前半、近代科学は著しく発展したが「価値や生きる意味」について語らず価値を語る哲学者たちはそれぞれ勝手な説を唱えるのみであった。フッサールは「科学の有効性と人間的な価値とを、ともに説得力をもって解明する」という根源的な課題のために、「どう考えたら誰もが納得できる場所を確保できるのか」を考え抜く。そして、「意識に現れるもの」に立ち戻り、そこからすべての学問の基盤を築き直す「現象学」を構想する。
フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (2)科学の手前にある豊かな世界

フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (2)科学の手前にある豊かな世界

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  • 3日間 110 pt 〜

近代科学が、世界をそのまま写し取っていると信じる「客観主義」に陥ってしまったのはなぜか。幾何学と物理学は自らの基盤としている「物事を見たり触ったりしている具体的な知覚の世界」という共通基盤を忘れてしまったからだという。フッサールはこれを「生活世界」と呼び、そこから幾何学と物理学が発生してきたという。私たちが「価値の問題」や「感情の問題」を考えるためには、生活世界に立ち戻らなければならないと訴える。
フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (3)現象学的還元によって見えるもの

フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (3)現象学的還元によって見えるもの

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科学や知覚の源泉として見いだされた「生活世界」。だが、そこにとどまるのでは不十分だとして、フッサールは「現象学」という方法を研ぎ澄ます。客観的な世界が確かに実在するという常識すら、いったん括弧にいれることで、意識体験の場だけにフォーカスし、世界が実在するという信念がどう形成されてくのかを解明する。それにより科学至上主義も退けることができるし、客観主義か相対主義という対立も乗り越えられる。
フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (4)現象学で何ができるか(最終回)

フッサール“ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学” (4)現象学で何ができるか(最終回)

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私たちは通常「正義」「幸福」といった言葉について、人によってその意味は相容れないことも多いから、突っ込んで議論しても無駄だと考えがちだ。ところが、「現象学」の「本質観取」という方法を使えば、議論の共通の基盤が見えてくる。「どういうときに、どういう形で、人は正義や幸福を感じとるのか」については、対話していくと自ずと収れんする「意識への現れ方」に注目すると、共通基盤の中で深い議論ができるというのだ。
サン=テグジュペリ“人間の大地” (1)飛行機乗りの仲間たち

サン=テグジュペリ“人間の大地” (1)飛行機乗りの仲間たち

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飛行機乗りたちが頼れるのは、かすかな予兆を感じとる研ぎ澄まされた感覚と、互いに支えあう仲間の絆だけ。それを裏打ちするのは「人間であること、それはまさしく責任をもつことだ」という言葉に象徴されるプロフェッショナルたちならではの倫理だった。第一回は、黎明期の航空産業で働くプロフェッショナルたちの行動から、「責任とは?」「友情とは?」「人間同士の絆とは?」といった普遍的なテーマを考える。
サン=テグジュペリ“人間の大地” (2)惑星視点で見る

サン=テグジュペリ“人間の大地” (2)惑星視点で見る

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  • 3日間 110 pt 〜

星空へ落下していくような、めまいと重力の体験をもたらす夜間飛行は、宇宙との交感ともいうべき壮大なスケールの体験だが、それと鮮烈な対比をなす、家々に灯(とも)る小さな灯火をサン=テグジュペリは見逃さない。広大な荒れ野の中にわずかばかり広がる人間の生存圏…飛行体験は、むしろ人間のささやかな営みの大切さを照らしだす。第二回は、惑星視点から世界を眺めることで浮かび上がる、人間の営みのかけがえのなさに迫る。
サン=テグジュペリ“人間の大地” (3)砂漠に落っこちる

サン=テグジュペリ“人間の大地” (3)砂漠に落っこちる

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「サハラ、それが姿を現すのはわれわれの内側においてである」とのサン=テグジュペリの言葉が示すとおり、砂漠では、時間や変化の予兆が明晰な身体感覚として立ち現れる。極めつけは、機関士プレヴォとともにした苛烈な遭難体験。飢えと渇きがもたらす極限状況では、すべてをはぎ取られた「いのちのかたまり」ともいうべき人間の本質が浮かび上がっていく。第三回は、砂漠という過酷な環境があぶり出す、人間の本源的な姿に迫る。
サン=テグジュペリ“人間の大地” (4)人間よ、目覚めよ!(最終回)

サン=テグジュペリ“人間の大地” (4)人間よ、目覚めよ!(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

三等列車で移送される粘土のように疲れ切った移民の群れ、その中で唯一輝く存在だった子ども。人間性を踏みにじる過酷な状況を「モーツァルトの虐殺」と呼ぶサン=テグジュペリは、ささやかでも自分の役割を自覚することで人間は幸福になれると考えた。「絆」、そして「精神の息吹を通わせること」だけが人間を再び創造することになるという。第四回は、生と死のはざまにあって、なお朽ちずに輝く人間の尊厳について考える。
福沢諭吉“福翁自伝” (1)カラリと晴れた独立精神

福沢諭吉“福翁自伝” (1)カラリと晴れた独立精神

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  • 3日間 110 pt 〜

福沢諭吉が幼少期からもっていたのが、迷信や因習には一切従わない合理精神、遊び好きな塾生仲間の空気に絶対流されない独立精神、周囲が反対しようと正しいと思ったら初志を貫くぶれなさ。だが、彼の強さは決して意固地などではなく、常に「カラリと晴れて」いて、人には決して嫌われない。第一回は、福沢諭吉の前半生を振り返りながら「福翁自伝」を読み解き、彼の原動力ともいえる「カラリと晴れた独立精神」とは何かを学ぶ。
福沢諭吉“福翁自伝” (2)自分を高める勉強法とは

福沢諭吉“福翁自伝” (2)自分を高める勉強法とは

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緒方洪庵が主宰する適塾で、さまざまな勉強法を編み出す福沢諭吉。古典を机上の論にせず自らに血肉化する、集中して学ぶ期間を設定する、師匠とも絶妙な距離を置く、仲間との競争を上手に活かす…等々、福沢が編み出した数々の勉強法は、短期間で彼を成長させ、緒方洪庵から塾長をまかされるまでになるのだ。第二回は、福沢諭吉が編み出した数々の勉強法を細かくたどりながら、自らを高め豊かにしていく術を学んでいく。
福沢諭吉“福翁自伝” (3)人生の困難を切り拓く

福沢諭吉“福翁自伝” (3)人生の困難を切り拓く

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故郷のしがらみからこともなく脱出する決断力、絶対不可能だとされた咸臨丸への乗船を人脈と手紙で勝ち取る実現力、苦心して習得した蘭学が時代遅れと知るやあっさりと英語に切り替える変わり身の早さ。福沢諭吉は人生の節々において、困難を逆に原動力へと転換し、逆境を乗り越えていく。第三回は、困難への向き合い方を「福翁自伝」から読み解き、生きづらい世の中を生き抜く術を学んでいく。