100分de名著

ブッダ“真理のことば”第1回「生きることは苦である」

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あらすじ

9月はブッダが語った言葉をまとめたとされる「真理のことば」。釈迦族の王子だったブッダは、老いや病などの苦しみについて悩み、家族を捨てて出家し、思索に励んだ。そして悟りを開いた時、ブッダは自らが考えた真理を人々に語る。それが最初の説法とされる「真理のことば」191番だ。ブッダは、人生はさまざまな苦しみに満ちているが、その苦しみには理由があり、解決出来ると説く。人間のエゴを見つめたブッダの真意に迫る。

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『100分de名著』の動画一覧

本編

ブルデュー“ディスタンクシオン” (1)「私という社会」

ブルデュー“ディスタンクシオン” (1)「私という社会」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

ブルデューが階級社会を分析するために編み出した概念がハビトゥス。それは身体に刻まれた行動・知覚・評価の図式。幼少期から、言葉遣い、身のこなし、趣味趣向といった形で植え付けられたハビトゥスは、所属階級の性向が刻印されており、その後の人生の選択に大きな影響を及ぼす。人生のスタート段階から格差の芽が生まれているという。第1回は私たちの趣味が、学歴や出身階層によっていかに規定されているかを明らかにする。
ブルデュー“ディスタンクシオン” (2)「趣味という闘争」

ブルデュー“ディスタンクシオン” (2)「趣味という闘争」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

人々は他者よりも少しでも優位に立とうという「卓越化」を目指して無意識に闘争し合っている。自分たちの好き嫌いや趣味を互いに押しつけあっているといってもよい。この闘争をブルデューは「象徴闘争」と名付け、闘争の場を「界」と呼んでそのメカニズムを徹底的に分析していく。第2回は、「界」のメカニズムを解き明かすことで、私たちが「趣味」を通して何を行っているかを明らかにする。
ブルデュー“ディスタンクシオン” (3)「文化資本と階層」

ブルデュー“ディスタンクシオン” (3)「文化資本と階層」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

私たちは身振りや言葉遣い、趣味、教養といった体に刻み込まれていく文化能力をも相続していく。そのように相続されたもののうち経済的利益に転換できるものを「文化資本」と呼ぶ。文化資本は経済資本ほどはっきりとは目に見えないが、蓄積することで学歴や社会的地位、経済資本へと変換可能になり、大きな利益を生む。第3回は、文化が社会の隅々まで力を及ぼし、格差を生み出す要因になっていることを明らかにする。
ブルデュー“ディスタンクシオン” (4)「人生の社会学」(最終回)

ブルデュー“ディスタンクシオン” (4)「人生の社会学」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

社会構造は支配層にも中間層や下層階級の人びとにも内面化され、「これは自然なものだ」という見方を植えつけていく。それでは、社会にがんじがらめに規定されている人間には自由はないのか? ブルデューは、自由とは何でも好き勝手にできるということではなく、生得のものや社会の構造に縛られているという事実を厳しく知りぬくことで得られるという。第4回は、本当の自由とは何なのかを考える。
100分de萩尾望都

100分de萩尾望都

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  • 3日間 220 pt 〜

SF、ファンタジー、ラブコメディー、心理サスペンスなど幅広い分野にわたる超人的な創作活動から「少女漫画の神様」とも評せられる漫画家・萩尾望都。「ポーの一族」「トーマの心臓」等、今もその作品は多くの人々に愛され、幅広いクリエイターたちに影響を与え続けている。萩尾望都をこよなく愛する論客たちが一同に会し、作品に込められた深い意味をさまざまなキーワードで多角的に分析。萩尾作品の魅力を徹底解剖する。
ファノン“黒い皮膚・白い仮面” (2)「内面化される差別構造」

ファノン“黒い皮膚・白い仮面” (2)「内面化される差別構造」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

文学作品に描かれる典型的な黒人女性は、白人の男と結婚することで血統を白くしようとする。これを「乳白化の願望」と呼び、ゆがんだ心理的防衛機制であるとファノンは分析する。同様なことが黒人男性にも生じる。これらは過剰な白人への劣等感から生じる自発的隷従であり、このゆがみから解放されなければ差別の構造はなくならない。第2回は、文学作品の分析を通して、差別の構造がなぜ内面化されてしまうのかを明らかにする。
ファノン“黒い皮膚・白い仮面” (4)「疎外からの解放を求めて」(最終回)

ファノン“黒い皮膚・白い仮面” (4)「疎外からの解放を求めて」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

ファノンは人種差別の問題を突きつめていくなかで「人間を閉じ込めるものから人間を解き放つこと」という普遍的な問題に到達。人種差別は黒人だけの問題ではなく「いかにしてわれわれは非人間の状態から抜け出して真の意味での人間になりうるのか」が問われているという。それは立場を超えて連帯を生んでいる「ブラック・ライブズ・マター」とも相通じる思想だといえる。第4回は、「人間の解放」という普遍的な問題を考える。
100分de災害を考える (1)「寺田寅彦“天災と日本人”」

100分de災害を考える (1)「寺田寅彦“天災と日本人”」

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  • 3日間 110 pt 〜

科学者であり随筆家でもある寺田寅彦の災害観のエッセンスがつまった随筆集が「天災と日本人」だ。文明が進歩すればするほど災害による被害は甚大になるという寺田。災害に向き合うためには、日本人が古来からもっている自然観をもう一度見つめることで、人間と自然との「つながり」を根底から考え直す必要があるという。第一回は、災害という予測不可能な危機にどう向き合い、どう冷静に対処するかを考える。
100分de災害を考える (2)「柳田国男“先祖の話”」

100分de災害を考える (2)「柳田国男“先祖の話”」

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  • 3日間 110 pt 〜

東京大空襲という甚大な犠牲者を出した戦禍の最中で「死者」について深く思索したのが民俗学者の柳田国男だ。日本古来の死生観を掘り起こしながら執筆したのが「先祖の話」。死者はあの世で暮らすのではなく死後もこの世に残り生者たちとの新しい関係の中で「生き続ける」という古来の死生観は近代人の私たちにも大きな示唆を与えてくれるという。第二回は、私たちが災害で失った死者たちと、どう向き合っていけばよいかを考える。
100分de災害を考える (3)「セネカ“生の短さについて”」

100分de災害を考える (3)「セネカ“生の短さについて”」

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  • 3日間 110 pt 〜

哲学者セネカによれば、死はしばしば前触れなく訪れその足音が聞こえるようになった時初めて自分の人生が限られたものであることに気づくという。平時において多くの人たちは「時」の真価を知らないまま生きている。困難の最中にあってこそ私たちは、真の「時」とのつながりを取り戻すべきだというのだ。第三回は、セネカの思考を通して、「生」のはかなさを見つめ、決して計量できない質的な時間を取り戻すことの大切さを考える。
100分de災害を考える (4)「池田晶子“14歳からの哲学”」(最終回)

100分de災害を考える (4)「池田晶子“14歳からの哲学”」(最終回)

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  • 3日間 110 pt 〜

「震災からの復興」に思いを巡らすとき、私たちは「考える力」という足元を見つめ直さざるを得ない。哲学者・池田晶子にとって、真の意味で「考える」とは自己の中に眠れる「真理」を見いだすことにほかならなかった。それは「自己」とのつながりを取り戻すことでもある。第四回は、私たちが震災以降、どう未来を思い描けばよいのか、そのとき真に「考える」という営みが何をもたらしてくれるのかを深く問いかける。
渋沢栄一“論語と算盤” (1)「高い志が行動原理を培う」

渋沢栄一“論語と算盤” (1)「高い志が行動原理を培う」

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  • 3日間 110 pt 〜

倒幕に向かったと思えば一橋慶喜の元で仕える。大蔵省に入ったかと思えば突然辞めて民間経済人として活動。一見首尾一貫しない渋沢栄一には実は確かな行動原理があった。「倒幕」や「攘夷」は渋沢にとって目的ではなく「強くて繁栄した日本を作る」という高い志のための手段にすぎなかった。新たな方針が有効だと気づけば柔軟にそちらに切り替えることができたのだ。柔軟でしなやかな行動原理を生み出す「高い志」の大切さを学ぶ。
渋沢栄一“論語と算盤” (2)「“信用”で経済をまわせ」

渋沢栄一“論語と算盤” (2)「“信用”で経済をまわせ」

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渋沢は海外で「日本人は約束を守らない」という言葉を聞いて衝撃を受ける。明治に入り近代化の波を受けた日本人の商業道徳は著しく荒廃。そこで「実業と道徳の一致の必要性」を全国で説いて回ることになる。この集大成が「論語と算盤」なのだ。そこには、金融機関や株式会社が「信用」を媒介にして回っている西欧から学んだ教訓がある。第二回は、拝金主義に陥りがちな資本主義の暴走のブレーキとなるものは何なのかを考える。
渋沢栄一“論語と算盤” (3)「“合本主義”というヴィジョン」

渋沢栄一“論語と算盤” (3)「“合本主義”というヴィジョン」

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  • 3日間 110 pt 〜

渋沢が明治日本に導入しようとしたのは「合本主義」というシステム。これを渋沢は「封建領主体制」で体験したものを裏返すことで構想した。国家や行政が主導する、人、物、金を社会に循環させ社会を繁栄させるための基盤整備などを通して、「公益」という目的を明確に打ち立てた上で、人材と資本を集めて事業を推進するという理念が「合本主義」なのである。第三回は、渋沢が構想した「合本主義」とは何かに迫る。
渋沢栄一“論語と算盤” (4)「対極にあるものを両立させる」(最終回)

渋沢栄一“論語と算盤” (4)「対極にあるものを両立させる」(最終回)

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  • 3日間 110 pt 〜

渋沢は「論語」を大胆に読みかえていく。一見「私利よりも公益をとるべし」と読める孔子の教えを、「孔子は、必要であれば利をとってもよいと述べている」と解釈。だが私利だけが行き過ぎると社会は破壊される。もう一方に「信用」や「公益」といった価値を示してくれる「論語」的な理念を据え、「経済合理性」のみの価値観の弱点を取り除く。第四回は、「論語と算盤」から対極的な価値観を両立させる知恵を読み解いていく。
レイ・ブラッドベリ“華氏451度” (1)「本が燃やされるディストピア」

レイ・ブラッドベリ“華氏451度” (1)「本が燃やされるディストピア」

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  • 3日間 110 pt 〜

本を燃やす「ファイアマン」という仕事に従事するガイ・モンターグ。この時代、本は有害な情報を市民にもたらすものとされ所有が禁止。本が発見されると直ちにファイアマンが出動し全ての本を焼却、所有者も逮捕される。代わりに人々の思考を支配しているのは、参加型のテレビスクリーンとラジオ。彼の妻も中毒患者のようにその快楽に溺れている。第一回は、究極のディストピアを通して、全体主義的社会のおそろしさに迫っていく。
レイ・ブラッドベリ“華氏451度” (2)「本の中には何がある?」

レイ・ブラッドベリ“華氏451度” (2)「本の中には何がある?」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

任務遂行の際、本とともに焼死することを選んだ老女の姿をみて動揺したモンターグは、密かに本を盗み出し隠れて読み始める。本を読み続けることの豊かさやその大切さを命をもって守り抜く人々の姿は、私たちが効率化の果てに失いがちな「思考すること」の大切さを教えてくれる。第二回は、「知」や「思考する力」を決して手放さない人たちの姿を通して、人間にとって「知」や「思考」がいかにかけがえのないものかを考察する。
レイ・ブラッドベリ“華氏451度” (3)「自発的に隷従するひとびと」

レイ・ブラッドベリ“華氏451度” (3)「自発的に隷従するひとびと」

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  • 3日間 110 pt 〜

欠勤中のモンターグを訪ねた隊長ベイティーは「考えて苦しむくらいなら本など読まない方がまし。私たちは幸福な生活を守っているのだ」とはっぱをかける。その後モンターグは、抵抗運動を支援するフェイバー教授と出会い「人々が自発的に本を読むことをやめ権力がそこにつけこんだ」という事実を知らされ衝撃を受ける。第三回は、支配を自ら招いた人間たちの愚かさを鋭く告発するブラッドベリの現代社会批判に迫っていく。