100分de名著

ニーチェ“ツァラトゥストラ”第2回「“神の死”から“超人”へ」

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あらすじ

ニーチェは、神への信仰を「弱者のルサンチマン」として切り捨てた。さらに「神は死んだ」というコトバで、キリスト教的な価値観が崩壊していることを人々に知らせようとした。「神の死」の先にあるもの、それは軸を失い、自暴自棄になった無気力状態「ニヒリズム」だ。ニーチェがニヒリズムを乗り越える方法として説いたのが「超人」だ。ルサンチマンやニヒリズムを克服し、常に創造的に生きる「超人」とは何か。その思想に迫る。

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『100分de名著』の動画一覧

本編

夏目漱石スペシャル 第2回「“夢十夜”と不安な眼」

夏目漱石スペシャル 第2回「“夢十夜”と不安な眼」

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漱石は、築き上げていった文体をいったん手放すように夢を素材とした小説を書き連ねていく。そこには、期せずして、日本文化と西欧文化の間で引き裂かれた漱石の葛藤が浮かび上がってくる。とともに、この作品は、人生でどうしても言語化できない「不可解なもの」「答えのでないもの」への向き合い方を教えてくれる。第2回は、「夢十夜」を通して、答えのでないものを描こうとする小説表現の奥深い可能性に迫っていく。
夏目漱石スペシャル 第3回「“道草”とお腹の具合」

夏目漱石スペシャル 第3回「“道草”とお腹の具合」

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作家本人の写し鏡ともいえる主人公・健三が直面するのは「金銭をめぐる親族たちへの愛着と嫌悪」。それは生涯漱石自身を悩ませ続けた苦悩だった。漱石は終生悩まされた「胃弱の不快感」と重ね合わせながらそのしがらみを描いていく。どうしようもなく自身をしばり続けた束縛と漱石はどう向き合ったのか。第3回は、「道草」から困難な人生との向き合い方を学ぶ。
夏目漱石スペシャル 第4回「“明暗”の“奥”にあるもの」(最終回)

夏目漱石スペシャル 第4回「“明暗”の“奥”にあるもの」(最終回)

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未完で終わった「明暗」は、日常の中に底知れぬ「奥」が存在することをさまざまな形で突きつける小説だ。登場人物同士が腹を探りあい騙(だま)しあい、対決していくこの作品は、やがて読者をもこの騙しあいに巻き込んでいく。人間の意志や努力ではいかんともしがたい、日常の「奥」に横たわる「暗い不思議な力」。それは、ままならぬ人生の中で、漱石が晩年に行き当たった深い諦念を象徴する言葉でもあった。漱石晩年の境地とは?
マルクス・アウレリウス“自省録” 第1回「自分の“内”を見よ」

マルクス・アウレリウス“自省録” 第1回「自分の“内”を見よ」

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ローマ皇帝マルクス・アウレリウスは、富や名声など自分の外部にあるものにのみ心を動かされると、人間は運命に翻弄され心の動揺を招くという。そうではなく「自分の“内”を見よ。内にこそ善の泉がある」と説く。外側にではなく内側にこそ価値があり、それを高めていくことこそが真の幸福であるという。そして真の幸福をつかんだときに、人間は全くぶれることがなくなる。第1回は、「自省録」を通して「幸福」の深い意味に迫る。
マルクス・アウレリウス“自省録” 第2回「“他者”と共生する」

マルクス・アウレリウス“自省録” 第2回「“他者”と共生する」

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マルクス・アウレリウスは、どんな裏切りにあってもひとたび許しを乞われば寛容に受け容(い)れた。これは多様な民族を抱えるローマ帝国を統治する知恵でもあったが、何よりも自分が学んだストア哲学の「すべての人間は普遍的理性(ロゴス)を分けもつかぎりみな等しい同胞である」というコスモポリタニズム(世界市民主義)がベースにあった。第2回は、憎しみや対立を超え、寛容に生きる方法を学んでいく。
マルクス・アウレリウス“自省録” 第3回「“困難”と向き合う」

マルクス・アウレリウス“自省録” 第3回「“困難”と向き合う」

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マルクス・アウレリウスは、みずからに起こることを自分の権限内のものと権限外のものに峻(しゅん)別。自分の権限外にある困難な出来事や変化は与えられた運命として愛せと説く。その上で、自分の意志で動かせることにのみ誠実に取り組み自分の役割を果たすべきだという。第3回は、「自省録」を通して、みずからにふりかかった困難や運命とどう向き合うかを考える。
マルクス・アウレリウス“自省録” 第4回「“今、ここ”を生きる」(最終回)

マルクス・アウレリウス“自省録” 第4回「“今、ここ”を生きる」(最終回)

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マルクス・アウレリウスは、「死」も万物の変化の一つの現象であり、我々が死ぬ時には我々にはもう感覚がないのだから、死に対する恐れの感情も死を忌避する感情ももつ必要はないと説く。その自覚の上で「一日一日をあたかもその日が最期の日であるかのように」誠実に生き抜くことをすすめるのだ。第4回は、「死」という概念についての「自省録」での哲学的な思索を通して、「死とは何か」を深く問い直していく。
平家物語 第1回「光と闇の物語」

平家物語 第1回「光と闇の物語」

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なぜ平家は短期間に歴史の表舞台へと躍り出ることができたのか。読み進めていくと、各勢力すべてをつなぐハブ(中心軸)の位置を平家がになおうとしていたことがわかる。彼らは各勢力の中心を占め全体を動かす主導権を握ることで勢力を拡大していったのだ。平家がその際に利用したのは貴族がもちえなかった「闇の力」だった。第1回は、「平家物語」の基本構造を学びながら、組織や人間集団が興隆していく条件を読み解く。
平家物語 第2回「驕(おご)れる者久しからず」

平家物語 第2回「驕(おご)れる者久しからず」

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福原遷都によって勢力均衡の要の役割を自ら断ってしまった平家は次第に「闇の力」を失っていく。逆に、源氏は、「闇の力」によって、富士川の戦いでは戦わずして平家を追い払うことに成功する。遷都の失敗を悟った平家一門は再び京に戻るが、追い打ちをかけるようにリーダーの平清盛が病死する。第2回は、平家がおごりによって衰亡の原因をつくっていく様を見つめ、その失敗に学ぶ。
平家物語 第3回「衰亡の方程式」

平家物語 第3回「衰亡の方程式」

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平家を攻略し、都落ちへと追い込む木曽義仲。しかし入京した義仲は礼儀や教養が一切なく他勢力の信頼が全く得られない。部下たちの乱暴狼藉(ろうぜき)も重なり人心は義仲から離れていく。後白河法皇は新たなハブとして源頼朝を征夷大将軍に任命、義仲討伐を果たさせる。義仲と平家の衰亡は、合わせ鏡のように組織が衰亡していく原因を炙(あぶ)り出していく。第3回は、衰亡していく組織には何が足りなかったかを考える。
平家物語 第4回「死者が語るもの」(最終回)

平家物語 第4回「死者が語るもの」(最終回)

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平家一門は最後の決戦上、壇ノ浦へと追い詰められる。そこで一人ひとりの最期が克明に描かれる。優柔不断と親子の情愛により生け捕りにされた宗盛父子、全てを俯瞰(ふかん)し洞察していたが何もできず「見るべき程の事は見つ」といって自害する知盛。それぞれの最期は平家一門の中に必要だったが生かすことができなかった大事なものを浮き彫りにする。また「平家物語」は彼らの魂を鎮めようとする物語だということも見えてくる。
シュピリ“アルプスの少女ハイジ” 第2回「試練が人にもたらすもの」

シュピリ“アルプスの少女ハイジ” 第2回「試練が人にもたらすもの」

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デーテによりフランクフルトに連れ去られてしまうハイジ。ハイジを待っていたのは足が不自由なお金持ちの娘クララ。病弱な彼女のよき友人となるよう申しつけられるハイジだが、厳しい執事や都市の過酷な環境は、豊かな心をもったハイジをがんじがらめにし、追い詰めていく。その一方でハイジはクララのおばあさんに文化のすばらしさを教えてもらう。ハイジは、都市文明から、厳しい抑圧と新たな豊かさという2つの影響を被るのだ。
シュピリ“アルプスの少女ハイジ” 第3回「小さな伝道者」

シュピリ“アルプスの少女ハイジ” 第3回「小さな伝道者」

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医師の助言により山へ帰れることになるハイジ。厳しい試練を乗り越えたハイジは、自分が大自然から学んだこと、そして文明から学んだことを見事に自分の中に融和させ、心の闇をかかえたおじいさんや、喪失感を抱えて山を訪れた医師クラッセン、ペーターのおばあさんらを再生へと導いていく。第3回は、試練を乗り越えたハイジの境地を読み解き、文明と自然が実は対立せず、手を携えあえることを学んでいく。
シュピリ“アルプスの少女ハイジ” 第4回「再生していく人びと」(最終回)

シュピリ“アルプスの少女ハイジ” 第4回「再生していく人びと」(最終回)

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アルムの山を訪れることになるクララ。大自然とハイジに導かれるように彼女は再び歩く力を取り戻していく。だが、その一方でハイジの友人ペーターの嫉妬心や暴力性も描かれていく。そしてクライマックス、老いや死を迎えねばならないおじいさんに対して、クラッセン医師は、自分もハイジの養父になり一緒に育てていこうと呼びかける。第4回は「人が再生していくには何が必要か?」を考える。
小松左京スペシャル 第1回「原点は“戦争”にあり」-『地には平和を』-

小松左京スペシャル 第1回「原点は“戦争”にあり」-『地には平和を』-

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1945年8月15日以降も本土決戦に突き進むという、ありえたかもしれない日本の未来を描く「地には平和を」は現代人が得た豊かさが隠蔽や欺瞞(まん)の上に成り立っているのではないかという疑問を突きつける。その原点は小松左京の「戦争体験」にあった。第1回は、「地には平和を」を読み解き、「戦争とは何か」「今の日本は本当の豊かさを得ることができたのか」という現代人に突きつけられた問いを考えていく。
小松左京スペシャル 第2回「滅びとアイデンティティ」-『日本沈没』-

小松左京スペシャル 第2回「滅びとアイデンティティ」-『日本沈没』-

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未曽有の災害に対して日本人たちがどう立ち向かうかを描いた「日本沈没」。地球物理学者・田所は数年内に日本列島の大部分が海面下に沈むという恐るべき予測を導き出す。政府は祖国を失った日本人が選択すべき行動計画「D2計画」を策定。パニックに直面しながら日本人たちはついにその日を迎える。この物語には、災害とそこからの復活を日本人のアイデンティティーの基礎として見つめ直そうという小松の構想が埋め込まれている。
小松左京スペシャル 第3回「深層意識と宇宙をつなぐ」-『ゴルディアスの結び目』-

小松左京スペシャル 第3回「深層意識と宇宙をつなぐ」-『ゴルディアスの結び目』-

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精神病院に収容中の美少女マリア・K。鋭い牙、頭部に生えた角など不可解な症状をもつ彼女は念動力で寝台を空中に浮かすなどの騒動を起こす。精神分析医の伊藤は、サイコダイビングによってマリアの深層心理を探り、ついにその底に別の宇宙につながる「超空間の穴」を見つけるのだった。深層意識と外宇宙をつなぐ奇抜な小説「ゴルディアスの結び目」は小松左京がインナースペースに豊かな可能性を見つけようとする作品でもある。
小松左京スペシャル 第4回「宇宙にとって知性とは何か」-『虚無回廊』-(最終回)

小松左京スペシャル 第4回「宇宙にとって知性とは何か」-『虚無回廊』-(最終回)

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地球から5.8光年の距離に突如出現した長さ2光年、直径1.2光年という驚異的なスケールの筒状物体「SS」。その謎を解明すべく、科学者・遠藤はAIを超えた「人工実存(AE)」を開発。遠藤の分身たるAEが探査に向かう。そこで、同じくSSの謎にひかれた数多くの異星生命体と遭遇しともに謎に挑んでいく。第4回は「虚無回廊」を読み解き、「宇宙にとって人間存在にどんな意味があるのか」という根源的な問題を考える。
ロジェ・カイヨワ“戦争論” 第1回「近代的戦争の誕生」

ロジェ・カイヨワ“戦争論” 第1回「近代的戦争の誕生」

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近代的戦争の起源は「貴族の戦争」から「国民の戦争」へと本質を変えた「ナポレオン戦争」にあった。それは騎士階級や傭(よう)兵ではなく自由のためにみずから戦争に参加する「国民」に支えられた戦争。これにより従来王家の財政に制約されていた戦争手段の調達は人的、物的に国家財政の枠まで広げられる。その結果、原理的には国家の破綻に至るまで遂行することが可能になる。第1回は、近代的な戦争の本質に迫っていく。