100分de名著

ニーチェ“ツァラトゥストラ”第2回「“神の死”から“超人”へ」

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あらすじ

ニーチェは、神への信仰を「弱者のルサンチマン」として切り捨てた。さらに「神は死んだ」というコトバで、キリスト教的な価値観が崩壊していることを人々に知らせようとした。「神の死」の先にあるもの、それは軸を失い、自暴自棄になった無気力状態「ニヒリズム」だ。ニーチェがニヒリズムを乗り越える方法として説いたのが「超人」だ。ルサンチマンやニヒリズムを克服し、常に創造的に生きる「超人」とは何か。その思想に迫る。

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『100分de名著』の動画一覧

本編

老子 第1回 “道”に従って生きよ

老子 第1回 “道”に従って生きよ

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

老子は、出世競争に敗れた者の手によるといわれている。競争に疲れた現代人には癒やしとなる書だ。老子は、儒教のような形式主義にとらわれず、自然のように融通無碍(むげ)に、柔軟に生きることを勧めた。また老子は、自然の背後には万物を創造するエネルギーがあり、人智の及ばない法則があるとして、それを「道」と称した。第1回では、「道」を通して老子の全体像を解説するとともに、無理をしない生き方について考える。
老子 第2回 水のように生きる

老子 第2回 水のように生きる

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  • 3日間 110 pt 〜

老子は、かたいものよりもやわらかいものの方が強いとした。そして水のように柔軟に生きることをすすめた。「上善は水の如し」という有名な言葉は、この思想から生まれたのだ。また老子は、暴力的な力によらずに目的を果たすことが大切だとした。この思想はのちにロシアの文豪・トルストイに大きな影響を与え、さらにはガンジーの無抵抗主義へと結びついていく。第2回では、力に頼ることの愚かさと、弱者が強者に勝つ方法を学ぶ。
老子 第3回 人を生かす知恵

老子 第3回 人を生かす知恵

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  • 3日間 110 pt 〜

人間には自己顕示欲がある。その自己顕示欲がぶつかりあうと争いが起きる。そこで老子は、自己主張を控え、相手にへりくだることをすすめた。しかし老子は、単にへりくだれば良いとしたわけではない。戦略のもとにへりくだれと説いたのだ。また、民衆の自主性を引き出すためには、何が必要なのかも語っている。第3回では、組織の中で生きる人間にとって役に立つリーダー論を学び、人を生かす知恵とは何かを探っていく。
老子 第4回 満ち足りた人生

老子 第4回 満ち足りた人生

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柔軟な生き方を説いた老子は、過度の欲望を否定した。選択肢が多ければ多いほど、かえって悩みは増える。評価ばかりを気にして、自分と他人を比べることは、自分を苦しめてしまうことになる。人生における最大の不幸は、満足を知らないことなのだ。第4回では、老子のファンであり、老子の解説書の著書もある詩人で作家のドリアン助川さんを招く。欲望をそぎ落とした先に、一体何が見えてくるのかを、助川さんと共に語り合う。
トルストイ“戦争と平和” 第1回 人生に悩む若者たち

トルストイ“戦争と平和” 第1回 人生に悩む若者たち

  • 24分 NHK見放題
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遺産相続により大富豪となったピエールは、美しい妻と結婚。虚栄心は満たされたものの、全てが物足りない。一方、軍人アンドレイは捕虜となり、失意に沈む。人生は思い通りになるものではない。虚栄心や自己愛を追求してもうまくいくとは限らない。結局、二人に残ったのは不満だけだった。第1回では、生きがいを模索しながら戸惑う若者たちを描く。放送以外の配信の許諾が得られなかったため、一部映像を編集してお伝えします。
トルストイ“戦争と平和” 第2回 生きる喜びとは何か

トルストイ“戦争と平和” 第2回 生きる喜びとは何か

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

絶望に打ちひしがれていたアンドレイは、自分の殻に閉じこもったまま孤独な日々を送る。だが、天真らんまんな少女ナターシャとの出会いや自然の美しさに触れるうちに考えが変わっていく。そしてアンドレイは、ナターシャとの婚約を決意する。第2回ではアンドレイとナターシャの出会いから、生きる喜びについて見つめる。放送以外の配信の許諾が得られなかったため、一部映像を編集してお伝えします。
トルストイ“戦争と平和” 第3回 心がひとつになる時

トルストイ“戦争と平和” 第3回 心がひとつになる時

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  • 3日間 110 pt 〜

ナターシャと婚約したアンドレイは、国外で過ごすことを余儀なくされた。遠く離れて暮らす中で、ふたりにすれ違いが生じ、婚約の話は破棄同然となってしまう。そうした中、傷心のアンドレイは再び戦地へと赴く。一方ナターシャは、祖国のために傷病兵の手助けをするようになったが、そこで瀕死の重傷を負ったアンドレイと再会する。放送以外の配信の許諾が得られなかったため、一部映像を編集してお伝えします。
トルストイ“戦争と平和” 第4回 本当の幸福を知る

トルストイ“戦争と平和” 第4回 本当の幸福を知る

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看病のかいなくアンドレイは死んでしまったが、残された者たちは必死に生きていく。ピエールは捕虜となり、農民兵カラターエフと出会う。そしてカラターエフの生き方を見て、これまでの自分の不幸は有り余る自由から生じていたことを知る。ナターシャと再会したピエールは、以前とは全く違う人間になっていた。幸福とは何か、作者のメッセージを探る。放送以外の配信の許諾が得られなかったため、一部映像を編集してお伝えします。
プラトン“饗宴” 第1回 世界最古の恋愛論

プラトン“饗宴” 第1回 世界最古の恋愛論

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世界最古の恋愛論として、古代ギリシャの哲学者・プラトンの「饗宴(きょうえん)」を読み解く。劇作家・アガトンが開いたパーティーで、集まった人々は思い思いに愛の神・エロースを賛美し、愛のすばらしさを語っていた。すると、じっと話を聴いていたソクラテスが、愛についての質問があるのだが、アガトンに尋ねても良いだろうかと提案する。了承され、ある疑問をアガトンにぶつける。それは愛の本質に迫る驚くべき内容だった。
プラトン“饗宴” 第2回 愛と欲望の正体

プラトン“饗宴” 第2回 愛と欲望の正体

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世界最古の恋愛論「饗宴(きょうえん)」を読み解く。哲学者ソクラテスが繰り出す鋭い質問によって、矛盾を指摘され、やりこめられてしまったアガトン。するとソクラテスは、こう語りかけた。実は自分も昔、異国の女とこうした恋愛談義をしたが、君と同じように言い負かされてしまったのだと。そしてソクラテスは、その女から教えられたという愛の真実についての話を始めた。第2回は、人間を突き動かす欲望の正体を明らかにする。
プラトン“饗宴” 第3回 愛の奥義とは

プラトン“饗宴” 第3回 愛の奥義とは

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私たちは、常に自分自身に満足していない。自分には何かが欠けていると思い、何とかしてその欠けているものを補いたいと願う。しかし、人間はどんなにあがいても、決して全てを得ることは出来ない。人間には寿命があるからである。限られた寿命の中でどうやって生をまっとうするべきなのか、そこに愛の究極的な目標があるとソクラテスは言う。第3回では、ソクラテスが昔、異国の女から教わったという愛の奥義を明らかにする。
プラトン“饗宴” 第4回 理想を求める心

プラトン“饗宴” 第4回 理想を求める心

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「饗宴(きょうえん)」の最後には、プラトンの思想が色濃く反映されている部分がある。「イデア」という思想だ。人間は、さまざまな概念を信じて生きているが、その概念は実際には幻であることが多い。幻を信じて過ごすのではなく、そのかなたにある世界の真実、つまり「イデア」を求め続けることが大切であり、それが愛の最終目標だというのだ。最終回では漫画家・江川達也さんと、永遠の真理を求める人間の願望について考える。
古事記 第1回 世界と人間の誕生

古事記 第1回 世界と人間の誕生

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古事記では、人間のことを「青人草」と呼ぶ。青は生命力が盛んなことを意味していて、人間を草に例えるかのような言い回しをしている。講師役・三浦佑之さんは、温暖で湿潤な日本では大地からもえ出る草のたくましさに生命力を感じたのではないか、と考えている。第1回では、日本最古の歴史書、古事記の概略を解説するとともに、大地と人を生み出したとされる神、イザナキとイザナミの物語から、古代人の生命観について考える。
古事記 第2回 文化と農耕の起源

古事記 第2回 文化と農耕の起源

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イザナキは娘アマテラスを太陽の神として、高天の原につかわした。そして息子スサノヲを海原の神にしようとするが、スサノヲは言うことをきかずに乱暴ろうぜきを働いたため、高天の原から追放されてしまい、地上にやってくる。そして出雲の地でヤマタノオロチを退治することになるが、実はこの物語には、農耕の起源をうかがわせる記述が見られる。第2回では、縄文から弥生時代への移り変わりを古代の人がどう考えていたかを探る。
古事記 第3回 出雲神話という謎

古事記 第3回 出雲神話という謎

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スサノヲの子孫にあたる出雲のオホナムヂは、賢く優しい少年だった。立派に成長し、自分をいじめていた異母兄たちを打ち破り、国の主=オホクニヌシとなった。しかし天皇家の祖先神であるアマテラスに戦いを挑まれる。そこである交換条件を出し、自分の国をアマテラスに譲ることにした。実は、この神話からは、日本という国がどのように統一されていったのかをうかがうことができる。第3回では、出雲を舞台とする神話の謎に迫る。
古事記 第4回 古事記の正体とは

古事記 第4回 古事記の正体とは

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古事記の文章をよく読むと、天皇家の正統性を記す一方で、権力闘争に敗れ去った者や報われなかった者への共感が強いことが分かる。その例がヤマトタケルだ。古事記のヤマトタケルは、父の天皇からうとまれて都を追われた悲劇の人物として描かれている。同時代に書かれた日本書紀には、こうした悲劇的な面はない。いったいなぜ、権力から距離を置いた記述が生まれたのだろうか。第4回では、古事記の正体について考える。
松尾芭蕉 おくのほそ道 第1回 心の世界を開く

松尾芭蕉 おくのほそ道 第1回 心の世界を開く

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芭蕉は46歳の時、ある大きな決意をした。古くから和歌に詠み込まれてきた景勝地「歌枕」の宝庫であるみちのくを訪ね、理想の句を生み出そうとしたのだ。「古池や 蛙(かわず)飛こむ水のおと」という有名な句を手がかりに、旅に出た芭蕉の心境を推理する。深川を出発した芭蕉は、寺社をめぐりながら日光へと向かった。実は、日光の描写には芭蕉の周到な計算が見え隠れしている。第1回では「おくのほそ道」の意外な真実に迫る。
松尾芭蕉 おくのほそ道 第2回 時の無常を知る

松尾芭蕉 おくのほそ道 第2回 時の無常を知る

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東北での旅で芭蕉がまず知ったことは、人間の営みが、いかにはかなく、もろいものであるかという現実だった。松島に着いた芭蕉は、その美を流麗な文章でたたえるが、何と芭蕉は自分の句を「おくのほそ道」に載せなかった。その真意とはいったい何なのか? さらに北へ進み、平泉に着いた芭蕉は、中尊寺金色堂で、ひとつの希望を感じることになる…。第2回では、無常という世の厳しい現実を、芭蕉がどうとらえていたかを探る。
松尾芭蕉 おくのほそ道 第3回 宇宙と出会う

松尾芭蕉 おくのほそ道 第3回 宇宙と出会う

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芭蕉が山形の山寺で読んだ句「閑さや岩にしみ入蝉の声」。まわりで蝉(せみ)がうるさいのに、芭蕉はなぜそれを「しずか」と表現したのか? そこから謎ときを始める。旅も後半を迎え、芭蕉の句はさらに進化していった。出羽三山に登ると「天の入口に来たかのようだ」と感激を記し、山中で句を読む。大自然の中で芭蕉が感じたものとは、いったい何だったのだろうか? 第3回では、芭蕉の壮大な宇宙観を明らかにしていく。
松尾芭蕉 おくのほそ道 第4回 別れを越えて

松尾芭蕉 おくのほそ道 第4回 別れを越えて

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東北を離れた芭蕉は、北陸へと向かう。北陸で芭蕉は、さまざまな人との悲しい別れを体験することになるが、別れを通して思索をさらに深めていった。人生は思うようにならない悲惨なものだ。しかし、その現実を静かに受け止め、時々めぐってくる幸福を楽しむような、達観した句を作るべきだと考えたのだ。のちに芭蕉は、この境地を「軽み」と称するようになる。第4回では、芭蕉が最後に達した「軽み」とは何かを探る。

PV

[お試し] “ソラリス” 第2回「心の奥底にうごめくもの」再生
[お試し] “ソラリス” 第2回「心の奥底にうごめくもの」
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死亡した人物が実体をともなって再び出現するという恐るべき状況。しかも彼らは、忘れがたいが悲痛さのため心の奥にしまいこんだはずの記憶の中の人物だった。やがて彼らは、ソラリスの海が人間の潜在的な記憶を探り、不可解な力で実体化したものということがわかっていく。ソラリスの海は、何のために、このようなことを行うのか? 第2回は、抑圧された記憶や欲望をえぐり出す精神分析的な物語として「ソラリス」を読み解く。
[お試し] 西郷隆盛“南洲翁遺訓” 第1回「揺らぐ時代」再生
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西郷が生きた時代は、世界では巨大な情報通信革命が急速に展開していた。鉄道網の敷設、大陸間をつなぐ海底電信ケーブルの設置などなど、現在でいえばインターネット革命に匹敵するような巨大な地殻変動。西郷は世界史的視野からそうした変動を鋭く洞察し、国家がどうあるべきかについてのビジョンを模索していたのだ。第1回は、西郷の人となりなども交えながら、彼の思想の先見性に迫っていく。
[お試し] 西郷隆盛“南洲翁遺訓” 第2回「“敬天愛人”の思想」再生
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維新が成った結果、人々の欲望が解放され、経済的利害のみが人々を動かす行動基準になろうとしていた時代、西郷は、改めて日本人がよって立つべき原理を「天」という概念に求め、旧秩序の崩壊で価値基準が混とんとする中、国家の命運をかけた大きな決断を下す際の基準点をぶれることなく持ち続けた。第2回は、奄美流罪時代の西郷の苦闘の意味も交えながら、西郷を支えた「敬天愛人」の思想のえん源に迫っていく。
[お試し] 西郷隆盛“南洲翁遺訓” 第3回「“文明”とは何か」再生
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私利私欲に走り、そろばん勘定だけを政策決定の基準にしがちだった藩閥政治に対して、西郷は鋭い論陣を展開。西欧列強と対じしうる国家のアイデンティティーとは何かを追求し続ける。だがその姿勢は偏狭な国粋主義と一線を画す。彼の思想は、西欧に学ぶべきところは学ぶが、途上国に対する非道さや経済的な打算による威信の軽視を鋭く批判するという文明史的視点に貫かれていた。第3回は、西郷が思い描いた文明のあり方に迫る。
[お試し] ユゴー“ノートル=ダム・ド・パリ” 第2回「根源的な葛藤を描く」再生
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「ノートル=ダム・ド・パリ」は、時代を超えて人間を貫く「根源的な葛藤」を描いている。教義によって恋愛を禁じられた神父の許されざる愛。強固な中世の秩序とそこからどうしてもはみ出してしまう人間の欲望。嫉妬が生み出す愛と憎しみの混在。どんな時代でも人間が直面してしまう葛藤が物語を駆動しているおかげで、誰が読んでも、自分自身の姿や運命をみてしまうのだ。第2回は、人間の中の「根源的な葛藤」を読み解く。
[お試し] ユゴー“ノートル=ダム・ド・パリ” 第3回「モテない男の純愛は報われない」再生
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クロードの愛、カジモドの愛は、現代でいえば「フーテンの寅さん」の愛。彼らの愛は、純粋であればあるほど空回りし、決して報われることはない。そして、報われない愛は、あるいは狂気へ、あるいは絶望の底へ、人間を暴走させていく。愛は人を不幸にするだけなのか? それとも? 第3回は、「ノートル=ダム・ド・パリ」を「報われない愛の物語」として読み解き、私たち現代人にも通じる「愛のかたち」を探っていく。
[お試し] 松本清張スペシャル 第1回「点と線」 人間と社会の暗部を見つめて再生
[お試し] 松本清張スペシャル 第1回「点と線」 人間と社会の暗部を見つめて
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福岡県香椎浜で起こった情死事件の解明を描く「点と線」。新しい旅の主役、豪華列車「あさかぜ」や社会の最新情勢をいち早く先取りして描きながらも、その背景に、相次ぐ疑獄事件や政界・財界・官界の癒着などの社会的事件が透けてみえるような絶妙な仕掛け。巨悪は逃げ延び、犠牲になるのは中間管理職……複雑な社会機構が生み出す構造的な犯罪に巻き込まれた個人の悲劇を見事に描き出す清張の筆力は一体どこから生まれたのか。
[お試し] 松本清張スペシャル 第2回「砂の器」 生き続ける歴史の古層再生
[お試し] 松本清張スペシャル 第2回「砂の器」 生き続ける歴史の古層
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過去を消し去るために殺人という手段をとらざるをえなかった人物とその心理を描く「砂の器」。音楽家としての栄光をつかんだ主人公・和賀英良に背負わされた十字架は、幼少期に苦しめられた、いわれなき差別や偏見だった。近代化を成し遂げたにもかかわらず、依然として日本に残る迷妄きわまる差別構造が人を犯罪に追いやる原因となる。第2回は、近代化・高度経済成長を経てもなお、日本に根強く残る歴史の古層を暴き出す。
[お試し] 松本清張スペシャル 第3回「昭和史発掘」 歴史の裏側を暴き出す再生
[お試し] 松本清張スペシャル 第3回「昭和史発掘」 歴史の裏側を暴き出す
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昭和の時代の変わり目を新資料を元に複合的に叙述していくノンフィクション作品「昭和史発掘」。とりわけ「二・二六事件」を読み解くことが、昭和史の謎を解明する大きな鍵を握っているという。それは単なるテロ事件ではなく、貧富の格差の拡大、対外関係の行き詰まりといった危機的状況を、昭和維新と呼ばれる革命によって乗り越え天皇と国民を改めて一体化させようという大規模なクーデター計画だった。その裏側に迫る。
[お試し] 法華経 第2回「真の自己に目覚めよ」再生
[お試し] 法華経 第2回「真の自己に目覚めよ」
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法華経成立当時は釈迦が神格化され、釈迦の骨をおさめた塔「ストゥーパ」を拝む信仰が隆盛を極めていた。しかし法華経では釈迦はあくまで悟りを得たひとりの人間なのだから、偶像を信仰するのではなく釈迦が説いた「法」や「経典」の方をこそ重視せよと説く。そして成仏とは決して特別なことではなく「真の自己に目覚めること」だと説く。さまざまなたとえをもって語られる「真の自己に目覚めること」の大事さを解き明かす。
[お試し] 法華経 第3回「“永遠のブッダ”が示すもの」再生
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これまでの常識的な価値観をゆさぶる神話的表現の数々。その上で明かされるのは、釈迦が四十数年前にブッダガヤで成仏したのではなく気の遠くなるようなはるかな過去にすでに成仏していたという驚がくすべき事実だった。そこに込められているのは、さまざまな形で説かれてきた無数の仏たちを一つに統合し、釈迦という存在の中に位置づけようという意図。第3回は法華経に説かれた「永遠のブッダ」が示す奥深い意味を明らかにする。
[お試し] 神谷美恵子“生きがいについて” 第1回「生きがいとは何か」再生
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神谷美恵子がとりわけこだわったのは、「生きがい」が決して言語化できない何かであり、考える対象ではなく「感じられる何か」であるということ。神谷が生きがいをとらえようとするさまざまな言葉から浮かびあがるのは、生きがいが、他者のものとは安易に比較できない「固有のもの」であるということだった。第1回は、神谷美恵子が探求し続けた「生きがい」の多面的な意味を、さまざまなエピソードを通して明らかにしていく。
[お試し] 神谷美恵子“生きがいについて” 第2回「無名なものたちに照らされて」再生
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国立のハンセン病療養施設「長島愛生園」に精神科医として調査に入った神谷美恵子。神谷は、これまで使ってきた学術的方法を放棄しハンセン病患者たちのただ中に入っていこうとした。その結果、患者たちから照らし出されるように「生きがいの深い意味」を知らされていく。第2回は、本当の意味で人間に寄り添っていくとはどういうことか、また、無名な人たちに照らし出される「生きがいの深い意味」を明らかにしていく。
[お試し] 河合隼雄スペシャル 第2回「人間の根源とイメージ」再生
[お試し] 河合隼雄スペシャル 第2回「人間の根源とイメージ」
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河合隼雄は、ユングが提唱した心の最も深い層にあるとされる「普遍的無意識」に注目。それは人類に共通する基層。そこには「元型」と呼ばれる基本的な型のようなものがあり、それによって「影」「アニマ」「太母」といったイメージが、今の自分の心の状態を映し出すように生まれてくる。そこに表現された不均衡こそが「心の病」をもたらすのだ。夢の中に現れるこれらイメージをどのようにうまく統合し自己実現していくかを考える。
[お試し] 河合隼雄スペシャル 第4回「“私”とは何か」(最終回)再生
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仏教を研究することで、日本における「私」のあり方を明らかにしていった河合隼雄。西欧とは異なり、日本での「私」は、自他が浸透し合った流動的な存在なのである。それは、心の治療を行う上でも新しい地平を開く新たな視点だった。第4回は「私とは何か?」という人間にとって最も根源的な問いに仏教と臨床心理学の双方から新たな光を当てるとともに、「人間は他者とどう関わっていけばよいのか」を学んでいく。
[お試し] 第1回「星の王子さま」 サン=テグジュペリ再生
[お試し] 第1回「星の王子さま」 サン=テグジュペリ
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永遠のベストセラー「星の王子さま」。何気なく読みすごすと素敵(すてき)なファンタジーで終わってしまうが、言葉の一つひとつを丁寧に読み解くと、「生き方」「友情」「愛」「死」といった哲学的なテーマが鮮やかに浮かび上がってくる。小説読みの達人ヤマザキさんに、文学から生き方を学ぶことの大切さを教えてもらう。
[お試し] 第2回「ソロモンの指環 動物行動学入門」 コンラート・ローレンツ再生
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「ソロモンの指環」とは神話に出てくる動物の言葉を理解する力を与えてくれる魔法の指環。ローレンツは、動物行動学をこの指環にたとえて動物たちが何を意図して日々暮らしているかを解き明かす。プレゼント攻勢で相手の気を引こうとするコクマルガラスの恋愛事情、急所を差し出すことで敵の攻撃衝動を抑制するオオカミの本能など。瀬名さんに「ソロモンの指環」を通して動物たちの声に耳をすますとっておきの方法を教えてもらう。
[お試し] 第3回「走れメロス」 太宰治再生
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教科書にも載っている名作文学「走れメロス」。友情をテーマにしたちょっとクサい物語と思うなかれ。実は、この物語の真の主人公は「王様」だというのが批評家・若松英輔さん。人殺しをものともしなかった王様だけが物語を通して心を大きく変えていくのだ。若松さんにならって、登場人物たちを自分の内面にある「働き」ととらえると、文学の面白さがまるで変わってくるという。「走れメロス」の知られざる魅力に迫る。
[お試し] 第4回「百人一首」(最終回)再生
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珠玉の和歌を編んだベスト・アルバムともいえる「百人一首」。私たちとは関係ない古い歌と思うなかれ。これらの歌を現代の視点からとらえてみると、あら不思議。歌の一つひとつが、私たちの感情を映し出してくれる「鏡」になる。古典に精通した木之下裕一さんならではの、「古典と友達になる方法」を伝授してもらう。