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[お試し] 小泉八雲 日本の面影 第4回「心の扉を開く」(最終回)

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小泉八雲は自らの魂の傷を癒やすものとして日本の古い民話や説話を発見し「日本の面影」の中に採録する。やがて八雲は「再話文学」という方法を使ってそれらを「怪談」という傑作へと昇華していく。さまざまな文化が融合したその作品は「開かれた心」を持ち続けた八雲だからこそなしえた芸術だった。第4回は、「日本の面影」が傑作「怪談」に結実するまでの軌跡を追い、八雲が目指した「魂の理想」を描き出す。

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本編

100分de名著 for ティーンズ (3)「バルファキス“父が娘に語る経済の話。”×中山智香子」

100分de名著 for ティーンズ (3)「バルファキス“父が娘に語る経済の話。”×中山智香子」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

ギリシャの元財務大臣の父親が、十代の娘に向けてシンプルで心に響く言葉で経済の本質を語り、経済にまつわるさまざまな謎を解く糸口を与えてくれるのが「父が娘に語る経済の話。」だ。経済思想史家の中山智香子さんの指南で、経済は専門家だけのものだけでなく皆が向き合わなければならない問題だと考える姿勢を学びながら、私たち一人ひとりにとっての「等身大の経済学」を学んでいく。
100分de名著 for ティーンズ (4)「“竹取物語”×木ノ下裕一」(最終回)

100分de名著 for ティーンズ (4)「“竹取物語”×木ノ下裕一」(最終回)

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  • 3日間 110 pt 〜

「竹取物語」のディテールを読み解いていくと、びっくりするようなエピソードが満載。「物語創作のヒント」「フェミニズム視点」「生きづらさの相対化」等々のテーマが読み解けるさまざまな人間ドラマが巧みに織り込まれているのだ。この作品をSFととらえると、その楽しみ方が何倍にもなるという木ノ下裕一さんに、古典作品のとてつもない豊かさを教えてもらう。
「100分de水木しげる」

「100分de水木しげる」

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  • 3日間 220 pt 〜

2022年は、水木しげる生誕100周年のアニバーサリーイヤー。戦争の記憶が人々から薄れ、資本主義に疲れ始めた現代人に、今こそ必要なのは水木しげるの人生哲学である。番組では、さまざまな分野の水木しげるの熱烈なファンがスタジオに集まり、「自分がおすすめする水木しげる」の名著をプレゼン。文学者、俳優、漫画家、宗教学者などさまざまな視点から「水木しげる」の魅力とその偉大な思想を読み解いていく。
知里幸恵“アイヌ神謡集” (1)「アイヌの世界観」

知里幸恵“アイヌ神謡集” (1)「アイヌの世界観」

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「神謡集」に出てくる「カムイ」は「神」と訳されるが通常思い描く「神」とはまるで違う。アイヌにとって「カムイ」とは、動物、植物、鉱物など自然界のほぼすべてのものを指す。また人間が作った道具や衣服、住まいなども「カムイ」だ。そして「カムイ」は超越的な存在ではなく人間と全く対等にやりとりする。あらゆる存在がつながり、支え合い、時に罰し合う有機的な世界観がアイヌの豊かな文化を支えているのだ。
知里幸恵“アイヌ神謡集” (2)「“語られる物語”としての神謡」

知里幸恵“アイヌ神謡集” (2)「“語られる物語”としての神謡」

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  • 3日間 110 pt 〜

「神謡集」の目次にも記載され「トワトワト」「カッパ レウレウ カッパ」等々の言葉がある「サケヘ」。それぞれのカムイの特徴や鳴き声などを表す擬声語のことも多い。「折り節」とも呼ばれるが意味は不明だ。だが、謡う中で、リフレインされ、リズムを整えて神謡の芸術性を高めていく働きももっている。第二回は、語られ耳で聴く「アイヌ神謡集」の魅力を浮き彫りにし、口承文芸の豊かな可能性を明らかにしていく。
知里幸恵“アイヌ神謡集” (3)「銀の滴降る降るまわりに」

知里幸恵“アイヌ神謡集” (3)「銀の滴降る降るまわりに」

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「銀の滴」に登場するフクロウは、中盤で貧乏な家の子が放った矢で射られるが、その矢をしっかりつかんだと描かれている。ところが、次のシーンでは死者としてまつられている。なぜか。それは魂の世界と現実世界が並行して描かれているアイヌの世界観ならではの描写だという。更には、知里幸恵の日本語訳には、そうした世界観が伝わるよう工夫がこらされているという。第三回は、最も有名な「銀の滴」の深層を読み解いていく。
知里幸恵“アイヌ神謡集” (4)「知里幸恵の想(おも)い」(最終回)

知里幸恵“アイヌ神謡集” (4)「知里幸恵の想(おも)い」(最終回)

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金田一京助との交流によって知里幸恵はアイヌと和人たちとの間の懸け橋になったという美しい物語が一方にある。だが金田一はアイヌに対しては同化推進者。「序」を深く読み解くと金田一のこの姿勢に対して抵抗しようとする知里幸恵の姿が浮かび上る。第四回は、近代化とアイヌ文化保存という矛盾に引き裂かれつつも未来に希望を託した知里幸恵の人生をたどることで、本当の意味で固有の文化を守るとはどういうことかを深く考える。
折口信夫“古代研究” (1)「“他界”と“まれびと”」

折口信夫“古代研究” (1)「“他界”と“まれびと”」

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折口は、南方諸島の祭祀などに見られる、他界から時を定めてやってくる存在を「まれびと」と呼び、日本における神の原初的形態だと考えた。人々はまれびとを畏怖をもって迎え饗応し、まれびとは豊作などを予言して他界へ帰っていく。この構造が、茶道や華道などの芸道や「おもてなし」に象徴される日本文化の隅々に影響を及ぼしているというのだ。第一回は、折口の理論を通して、日本文化の基層にあるものに迫っていく。
折口信夫“古代研究” (2)「国文学の発生」

折口信夫“古代研究” (2)「国文学の発生」

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まれびとからもたらされた「呪言」が一定のリズムや形式をもち変化していく中で、和歌や物語の原型が形作られていく。その際に「うたう」「かたる」という二つの方向性があり、それぞれが叙情詩、叙事詩に発展していくという。第二回は、「まれびと」についての考察を発展させた折口の洞察から、国文学発生の現場に迫り、和歌や古典の物語が私たちにとってどんな存在なのかを明らかにしていく。
折口信夫“古代研究” (3)「ほかひびとの芸能史」

折口信夫“古代研究” (3)「ほかひびとの芸能史」

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まれびとを模倣する行為「もどき」は日常性を超えた異世界性を帯びているが故に聖性をもち、その裏返しとして賤性をも合わせもつ。諸国を流浪する念仏踊りの聖や琵琶法師、門付け芸人らは、聖人的な側面をもちつつも「河原乞食」とも蔑称され疎外されてきた。こうした聖と賤が入り混じったダイナミズムこそが日本の芸能の特質なのだ。第三回では、現代の芸能文化や風俗にまで深く影響が及んでいる「聖と賤のダイナミズム」に迫る。
折口信夫“古代研究” (4)「“生活の古典”としての民俗学」(最終回)

折口信夫“古代研究” (4)「“生活の古典”としての民俗学」(最終回)

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細分化した近代的学問では人間の心性を探ることはできないと真っ向から批判する折口。文献のみに頼る研究だけではなく、身近な年中行事や祭礼を掘り下げ古代人の心を肌で実感し思考することの大切さを訴えた。その背景には、私たちの心が深いところで古代人と繋がっているという「実感」こそが、私たちの心を豊かにしてくれるという信念があった。第四回は、私たちの生活にしみとおった文化の基層としての「民俗」に迫っていく。
中井久夫スペシャル (1)「心の生(う)ぶ毛」を守り育てる

中井久夫スペシャル (1)「心の生(う)ぶ毛」を守り育てる

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中井久夫が見いだしてきた統合失調症回復期に露呈する治癒力、社会との折り合いのつけ方といった問題は、健康な人、病者といった違いに関わらず、誰もがこの世界で生きていく根本にかかわる本質的な問題につながることに気づかせてくれる。第一回は、中井久夫の集大成ともいえる「最終講義」を読み解き、「人間とは何か」「心とは何か」「人間が社会生活を営む意味とは?」といった普遍的なテーマを考えていく。
中井久夫スペシャル (2)「病」は能力である

中井久夫スペシャル (2)「病」は能力である

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大航海時代、孤独な決断によって数々の困難を冷徹に乗り越える船長には天候や空気などの微細な変化・兆候を読み取り次に何が起こるかを予測する能力が必要だった。その能力の基盤は統合失調症の症例と酷似する。かつて人類は誰しもその能力をもっていた。激変する人類史の中で不必要になったその能力が抑圧されることでこの病が生まれたのではないか。第二回は、「分裂病と人類」を読み解くことで病の根源的な意味に迫っていく。
中井久夫スペシャル (3)多層的な文化が「病」を包む

中井久夫スペシャル (3)多層的な文化が「病」を包む

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あるひとりの個人に一回きりしか現れない症状「個人症候群」。そのケースでは個人が土着する文脈にこそ治療につながる鍵がある。祈祷や民間療法がはるかに効果を発揮することすらあるのだ。この視点は普遍的な基準のみに依存する近代精神医学への大きなアンチテーゼとなった。第三回は、心のケアにおいて、個人を支えている文化がいかに重要かを「治療文化論」に学んでいく。
中井久夫スペシャル (4)精神科医が読み解く「昭和」と「戦争」(最終回)

中井久夫スペシャル (4)精神科医が読み解く「昭和」と「戦争」(最終回)

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戦争は「過程」であり、平和は「状態」であるという精神科医としての経験を踏まえた鋭い論。それは、語りやすい戦争に対して平和を維持していくための言説には並々ならぬ努力が必要だということを深く示唆してくれる。第四回は、精神科医としての透徹した洞察を踏まえて、全く新しい角度から「戦争と平和」の様相を照らし出す。更に日本にとって激動の時代だった「昭和」という時代がどんなものだったかを克明に浮かび上がらせる。
100分deフェミニズム

100分deフェミニズム

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  • 3日間 220 pt 〜

古今東西の名著では女性差別の状況を予見したような洞察が数多くなされている。性暴力やセクハラといった問題に直面する私たちは、名著の中にその知恵を求めていくことが今、求められている。さまざまな分野の専門家が集結。「自分がおすすめするフェミニズム」の名著をプレゼン。教育学者、社会学者、翻訳家、歴史学者などのさまざまな視点から「フェミニズムをどう活かしていくか」を探りながら難解な名著を易しく読み解く。
ジーン・シャープ“独裁体制から民主主義へ” (1)独裁体制は見かけほど強くない

ジーン・シャープ“独裁体制から民主主義へ” (1)独裁体制は見かけほど強くない

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  • 3日間 110 pt 〜

独裁体制は単独では成り立たない。有形・無形の民衆による支持があってこそ成り立つ。その力の源を断つことで容易に瓦解する弱さが潜んでいるという。独裁体制に終止符を打てるかどうかは、そのことに民衆が気づくことができるかどうか、その上で集団として行動を起こすことができるかにかかっているという。第一回は、シャープの深い洞察がこめられた権力観・政治観を通して、独裁体制のあり方やその弱点を見抜く方法を学ぶ。
ジーン・シャープ“独裁体制から民主主義へ” (2)非暴力という「武器」

ジーン・シャープ“独裁体制から民主主義へ” (2)非暴力という「武器」

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非暴力闘争は、小さな運動の段階的な積み重ねを通じて大規模な抵抗勢力を形成、権力を支えている力の源を断っていく徹底的に戦略的な方法だ。そこには戦略、戦術、武器の体系など、通常の戦争と全く同様のプロセスが展開される。残虐行為による犠牲も生じるが、それすらも運動に利用する冷徹さも辞さない。第二回は、非暴力闘争がなぜ有効かを解き明かし、そのための全体計画や戦略的思考をどう練り上げればよいかを明らかにする。
ジーン・シャープ“独裁体制から民主主義へ” (3)非暴力ゆえの勝利

ジーン・シャープ“独裁体制から民主主義へ” (3)非暴力ゆえの勝利

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ソ連からの軍事侵攻を非暴力ではね返し独立を勝ち取ったリトアニアでは「サユディス」という市民組織が運動の中核として機能、やがて「並行政府」としての役割を果たし統制のとれた粘り強い運動が継続した。つまり成功の肝は、非暴力闘争が「堅固で鍛錬されたものであり続けること」。決して一時的な盛り上がりや無計画性に溺れてはならないという。第三回は、最終的に独裁体制を崩壊させる決定打となるものとは何かを考える。
ジーン・シャープ“独裁体制から民主主義へ” (4)新たな独裁者を生まないために(最終回)

ジーン・シャープ“独裁体制から民主主義へ” (4)新たな独裁者を生まないために(最終回)

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運動つぶしのための反対キャンペーン、大多数の人に対し抑圧が巧妙に隠蔽される先進国、自発的に隷従を求める人類の本能的性向、圧倒的な威嚇によって生み出される恐怖心といった問題に対して、シャープの方法は課題を残す。独裁権力側から研究され、機先を制されるようになって以降、こうした問題をどう克服していったらよいのか? 第四回は、シャープ以降の思想動向なども交えて、非暴力闘争の課題と可能性を見つめる。