100分de名著

[お試し] 小泉八雲 日本の面影 第4回「心の扉を開く」(最終回)

再生

「100分de名著」の「[お試し] 小泉八雲 日本の面影 第4回「心の扉を開く」(最終回)」をフル動画で配信中!

無料話

再生
小泉八雲は自らの魂の傷を癒やすものとして日本の古い民話や説話を発見し「日本の面影」の中に採録する。やがて八雲は「再話文学」という方法を使ってそれらを「怪談」という傑作へと昇華していく。さまざまな文化が融合したその作品は「開かれた心」を持ち続けた八雲だからこそなしえた芸術だった。第4回は、「日本の面影」が傑作「怪談」に結実するまでの軌跡を追い、八雲が目指した「魂の理想」を描き出す。

登録して視聴ポイントと
おトクなクーポンをゲット!

今すぐ無料トライアル

『100分de名著』の動画一覧

本編

柳田国男 遠野物語 第1回 民話の里・遠野

柳田国男 遠野物語 第1回 民話の里・遠野

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

佐々木喜善が柳田国男に語った不思議な言い伝え、それが遠野物語だ。遠野は盆地にある城下町で、内陸と海岸をつなぐ交通の要衝だった。そのためさまざまな地域の物語が集まった。中には、田植えを手伝う神の話もあれば、子殺しの話など怖い話もある。日本人のかつての暮らしを、負の部分も含めて全て記録しているのが、遠野物語の特徴なのだ。第1回では、カッパにまつわる話などをひもときながら、遠野物語の全体像を解説する。
柳田国男 遠野物語 第2回 神とつながる者たち

柳田国男 遠野物語 第2回 神とつながる者たち

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

家に福をもたらし、いなくなると不幸をもたらすのがザシキワラシだ。ザシキワラシが消え、一家が全滅してしまう物語では、ひとりの少女だけが助かった。昔、子どもは、神から特殊な能力を授けられているとされていた。子どもだけが助かったのは、そうしたことを暗示していると思われる。その他にも、未来を予見する男など、神と人との距離が近いのが、遠野物語の大きな特徴だ。第2回では、遠野の神と、神につながる人々を描く。
柳田国男 遠野物語 第3回 生と死 魂の行方

柳田国男 遠野物語 第3回 生と死 魂の行方

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

遠野では、生と死の境界はあいまいで、行ったり来たりできるものだった。大きな病気をして死にかけ、亡くなったはずの父や息子に出会った男や、行方不明になった娘が戻ってきた物語には、そうした死生観が凝縮されている。また遠野物語には、明治時代の大津波の話も収められている。そこでは、生き残った男が亡くなったはずの妻に出会う。男は妻に何を語ったのか? 第3回では、日常の中にあった死と、鎮魂への思いを見つめる。
柳田国男 遠野物語 第4回 自然との共生

柳田国男 遠野物語 第4回 自然との共生

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

村人がオオカミの子を殺したため、怒った母オオカミが馬を殺すようになった物語では、不必要な命は奪うべきではないという人々の心情がうかがえる。自然界には、自然界ならではのおきてがある。人間もそれを破ってはならないのだ。こうした考えは、宮沢賢治の作品にも大きな影響を与えたという。第4回では、オオカミと人間との戦い、人を化かすキツネ、飢きんの前兆となる鳥の鳴き声などの物語から、自然と共に生きる人々を描く。
ファーブル 昆虫記 第1回 命には必ず役割がある

ファーブル 昆虫記 第1回 命には必ず役割がある

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

「昆虫記」1巻では「フンコロガシ」を観察した思い出が語られる。なぜ彼は、フンを食べるような昆虫に愛情を注いだのか。ファーブルが育った村は家畜のフンだらけだったが、それを汚いという人はいなかった。家畜によって人間が生かされていることをよく知っていたからだ。全ての生き物は平等であり、それぞれの役割がある。それがファーブルの信念だった。第1回では、ファーブルの昆虫へのまなざしから、その生命観を描く。
ファーブル 昆虫記 第2回 昆虫観察を天職と知る

ファーブル 昆虫記 第2回 昆虫観察を天職と知る

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

ファーブルが9歳の時、一家は離散。彼は苦学しながら師範学校を出て教師となる。だが当時昆虫は趣味に過ぎなかった。人生が変わったのは31歳の時。虫を食料とする狩り蜂の論文を読んだのがきっかけだった。そこには狩り蜂が捉えた虫はいつまでも腐らないと書かれていた。驚いたファーブルは自分でも観察を行い、驚がくの事実をつきとめた。第2回では、ファーブルが昆虫学者となるまでを見つめる。
ファーブル 昆虫記 第3回 本能の謎を解き明かす

ファーブル 昆虫記 第3回 本能の謎を解き明かす

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

ファーブルは、狩り蜂の幼虫が、心臓など致命傷になる場所を巧妙に避け獲物を生かしたまま食べるという事実を発見。こうした本能に関する研究はダーウィンなどからも高い評価を得た。しかし、女性が同席している講演会でおしべとめしべの解説をしたことが問題視され、ファーブルは職を失う不運にみまわれる。そこで筆一本で生きる決意を固め、書き始めたのが昆虫記だった。第3回では、昆虫の本能と昆虫記誕生のきっかけを語る。
ファーブル 昆虫記 第4回 昆虫から学んだ生と死

ファーブル 昆虫記 第4回 昆虫から学んだ生と死

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

55歳になったファーブルは、荒れ地を買い、植物を植えて昆虫の楽園を作った。そこで観察をしながら昆虫記を書き続けた。戦争が続発する時代、ファーブルはサソリを使った実験を行う。サソリが攻撃するのは餌となる生き物だけで、他とは決して戦おうとしなかった。不必要な殺りくを行うのは人間だけであり、死について知っているのも人間だけだとファーブルは考える。第4回では、ファーブルが晩年に到達した死生観に迫る。
アンネの日記 第1回 潜伏生活のはじまり

アンネの日記 第1回 潜伏生活のはじまり

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

ナチスドイツ占領下のオランダで、隠れ家で暮らした日々を記録した「アンネの日記」。日記帳は、13歳の誕生日プレゼントだった。最初は、教師や友人との出来事、厳しさを増すユダヤ人差別の状況などが書かれているが、すぐにユダヤ人狩りの手が迫り、2年間にわたる潜伏生活が記されていく。案内役は、作家の小川洋子さん。この本との出会いが作家になる原点だという小川さん独自の視点を通して「アンネの日記」を読み解く。
アンネの日記 第2回 思春期の揺れる心

アンネの日記 第2回 思春期の揺れる心

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

思春期を迎えたアンネは、自分を子ども扱いする大人に腹を立て、衝突を繰り返すようになる。そこで父は、アンネが日記を思う存分書けるよう環境を整えた。傷つきやすいアンネの心を守ろうとしたのである。アンネは、日記を書くことに大きな自由を見いだし、思いのたけをぶつけた。アンネは、日記によって大人たちとの葛藤を受け止めていったのだ。第2回は、思春期のいらだちとそれを見守る親の気持ちについて考える。
アンネの日記 第3回 性の芽生えと初恋

アンネの日記 第3回 性の芽生えと初恋

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

アンネは隠れ家に同居していたペーターに恋心を抱くようになる。ペーターはアンネが発する素朴な「性」への疑問に真面目に答えていた。その誠実さに心打たれたのだった。しかし、アンネは、感情にのみこまれ自分を見失ってしまうことに恐れを抱き、恋心にブレーキをかけてしまう。ペーターはそんなアンネを見守るしかなかった。第3回は、アンネの性への目覚めと初恋、ペーターの孤独を見つめる。
アンネの日記 第4回 希望を抱きながら

アンネの日記 第4回 希望を抱きながら

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

日記を通して自分とは何者かを冷静に見つめ続けるアンネ。隠れ家生活は悪化の一途をたどっていたが、待ち望んでいたノルマンディー上陸作戦が始まる。人々は驚喜するが、その2か月後、ついに全員が捕らえられてしまう。その直前の日記には「理想の自分になりたい」という願いが書き込まれていた。アンネは収容所でチフスにより死亡、享年15歳。第4回は、生きる希望を失わなかった人々の姿と、アンネの成長、その最期を語る。
枕草子 第1回 鮮烈な情景描写

枕草子 第1回 鮮烈な情景描写

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

視覚、聴覚、嗅覚をフルに使って世の中を切り取った清少納言。最も有名なのが「春はあけぼの」で始まる文章である。春の早朝、横雲がたなびく中、空が次第に白くなっていく様子を描いたものだが、こうした散文による風景描写を日本文学に持ち込んだのは清少納言が初めて。「源氏物語」にもその影響が見られる。第1回では、清少納言が切り取った一瞬の情景を楽しむと共に、「枕草子」が生まれた背景に迫る。
枕草子 第2回 魅力的な男とは?女とは?

枕草子 第2回 魅力的な男とは?女とは?

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

平安時代の恋は「通い婚」。宮中の女房のもとにも男が来ていた。「枕草子」にはそうした会話を盗み聞きしている様子が描かれている。共に夜を過ごした翌朝、気が利いた優しい手紙をくれる男、音を立てて慌ただしく帰り支度を始める不粋な男…いい男は持ち上げられ、悪い男は気の毒なほどに切り捨てられている。第2回では、清少納言が鋭く描き出した男女の魅力や今も昔も変わらぬ恋愛の機微を楽しむ。
枕草子 第3回 マナーのない人、ある人

枕草子 第3回 マナーのない人、ある人

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

清少納言が宮中で成功したのは、中宮・定子への気遣いのためだった。清少納言は、何をすれば信頼を得られるかを的確に把握していた。そのため「枕草子」は優れたマナー集として読むことが出来る。また平安時代版・キャリアウーマンだったため、理想的な上司と部下の関係や、プロ意識をもつことの大切さなどについても事細かに記されている。第3回では、「枕草子」を現代に通じるマナー集として読み解く。
枕草子 第4回 エッセイストの条件

枕草子 第4回 エッセイストの条件

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

「枕草子」が生み出された背景には「テーマ設定のうまさ」「鋭い観察力・批判力」「興味関心の幅広さ」など、清少納言がもっていた優れた資質があった。そしてもう一つは時代背景だ。当時、清少納言が仕えていた定子は、実家が権力闘争に敗れたため、孤立を深めていた。そのため、定子を元気づけようと、厳しい現実には目をつぶり、輝かしい日々だけを記したのだ。第4回は清少納言が優れたエッセイストたりえたのはなぜかに迫る。
菜根譚 第1回 逆境を乗り切る知恵

菜根譚 第1回 逆境を乗り切る知恵

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

「菜根譚」では、マイナスにとらえがちな「逆境」を前向きにとらえ、それをばねにしてさらに高みを目指す生き方が数多く示されている。そこには、政争に巻き込まれ隠とんせざるを得なかったと推測される著者、洪自誠自身の境遇が色濃く反映している。辛酸をなめつくしたからこそ、「逆境」を生かしきる珠玉の言葉を生むことができたのだ。第一回は、人生、誰もが陥る「逆境」にどう立ち向っていくかを「菜根譚」から読み解く。
菜根譚 第2回 真の幸福とは?

菜根譚 第2回 真の幸福とは?

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

「菜根譚」は、明代末期に形骸化した儒教道徳に、「道教」や「仏教」の中の最良の部分を導きいれ、新しい命を吹き込む。あくまで現実に立脚しながらも、「富貴や名声によらない幸福」「欲望を制御することの大切さ」「世俗を超えた普遍的な価値に身をゆだねることの重要性」などを説き、新しい「幸福論」を再構築しようとしているのだ。第2回では、儒教、道教、仏教を融合した「菜根譚」ならではの「幸福論」を読み解く。
菜根譚 第3回 人づきあいの極意

菜根譚 第3回 人づきあいの極意

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

政争にもまれさまざまな人間模様を見続けたと推測される洪自誠は、人間洞察の達人でもあった。「菜根譚」には、「人づきあいの極意」ともいうべき交際術も数多く記されている。「家族との接し方」「友人との接し方」「組織人としての振る舞い方」「人材育成法」……およそ人とかかわるあらゆる局面で、どう振る舞ったらよいかを具体例とともに細かく指南しているのだ。第3回は、「菜根譚」から「人づきあいの極意」を読み解く。
菜根譚 第4回 人間の器の磨き方

菜根譚 第4回 人間の器の磨き方

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

晩年に達観の境地に至ったとされる洪自誠は、人格の陶冶(とうや)には長い年月がかかると繰り返し述べその重要性を訴える。既存の価値観がゆらぐ現代、「どう生きれば人間的に成長できるのか」は多くの人たちの課題だ。「菜根譚」は「自分の心を見つめること」「ゆとりをもつこと」「中庸」「高い志」などを、人間的な成長に不可欠なものとして提示。第4回は、「菜根譚」から「人間の器の磨き方」「人間力の高め方」を読み解く。

PV

[お試し] 北條民雄“いのちの初夜” (3)再生への旅立ち再生
[お試し] 北條民雄“いのちの初夜” (3)再生への旅立ち
  • 1分 
  • 無料

絶望的状況を見つめる尾田。その一方で佐柄木は何かを書き続けていた。それは一編の小説。佐柄木は今までになかった人間像を描くといい「新しい思想、新しい眼を持つ時、(中略)再び人間として生き復るのです」と尾田に語りかける。やがて散歩に出かける二人。朝の光の中でこの一夜のことを振り返り「生きてみることだ」と尾田はつぶやくのだった。第三回は、主人公・尾田の再生への旅立ちを見つめる。
[お試し] 北條民雄“いのちの初夜” (4)絶望の底にある希望(最終回)再生
[お試し] 北條民雄“いのちの初夜” (4)絶望の底にある希望(最終回)
  • 1分 
  • 無料

北條は世間からはハンセン病作家としてセンセーショナルな受け取られ方しかされない。さらに彼は二つの危機に直面。症状の進行により将来書き続けられなくなるのではないかという危機と、同じ患者たちから反発を受けていたという危機だ。だがその危機の自覚に導かれ、患者の「断種問題」に踏み込んだ傑作が結実する。第四回は、さまざまな危機に直面しながらも、その中で生きる意味を求め続けた北條の姿に迫る。
[お試し] “新約聖書 福音書” (1)悲しむ人は幸いである再生
[お試し] “新約聖書 福音書” (1)悲しむ人は幸いである
  • 1分 
  • 無料

有名なイエスの「山上の説教」では「悲しむ人たちは幸いである」と説かれ、誰が偉いかを競い合う弟子たちには「幼子の一人を受け入れる者は、わたしを受け入れる者である」と語る。彼の生涯は一貫して「悲しむ人」「小さき人」「蔑まれた人」たちと共にあったのだ。これらの言葉にはあらゆる宗教を貫く神髄があるという。第一回は、イエスの生誕、受洗、最初の説教などを通して、イエスの生涯に込められた深い意味を探る。
[お試し] “新約聖書 福音書” (2)魂の糧としてのコトバ再生
[お試し] “新約聖書 福音書” (2)魂の糧としてのコトバ
  • 1分 
  • 無料

五つのパンと二匹の魚で五千人もの男を満腹にさせる奇跡を起こしたイエス。深く読み解けば、人々が食したのはイエスによってもたらされた言葉だととらえることもできる。若松さんは、「永遠の命に至らせる食べ物」と繰り返し表現されるものこそ大いなる働きによってもたらされたコトバであり、魂の糧として人々を生かすものだという。第二回は、奇跡の描写の深い意味を読み解き、生きることを支えてくれるコトバの力を探っていく。
[お試し] “新約聖書 福音書” (3)祈りという営み、ゆるしという営み再生
[お試し] “新約聖書 福音書” (3)祈りという営み、ゆるしという営み
  • 1分 
  • 無料

イエスは、力をもってエルサレムの神殿で商いをしている人たちを追い払う。福音書で唯一イエスが暴力を振るう場面だ。「わたしの父の家を商売の家にしてはならない」。イエスにとって神殿は人間の魂そのものだった。そうとらえると私たちにとって「祈り」という営みが何なのかが浮かびあがってくる。第三回は、イエスが語る祈りやゆるしという営みを通して、人間が最も大切にしなければならないこととは何かを深く考える。
[お試し] “新約聖書 福音書” (4)弱き者たちとともに(最終回)再生
[お試し] “新約聖書 福音書” (4)弱き者たちとともに(最終回)
  • 1分 
  • 無料

イエスは、ペトロに「鶏が鳴く前に三度私を知らないというだろう」と語る。自分を裏切るユダに対しても「しようとしていることに取りかかりなさい」と告げイエスは衛兵たちに捕らえられる。イエスはこんなにも弱き弟子たちを愛しゆるしていたのだ。ついにたっ刑に処せられるイエス。彼の最期の言葉の意味とは? そして「復活」という出来事は何を意味するのか? 第四回は、イエスの生涯が現代人に何を問いかけているのかを探る。
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (1)「ショック・ドクトリン」の誕生再生
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (1)「ショック・ドクトリン」の誕生
  • 1分 
  • 無料

最初にショック・ドクトリンが大々的に行われたのは70年代に起こったチリ軍事クーデター。徹底した民衆弾圧で社会全体がショック状態にある中、ミルトン・フリードマン率いるシカゴ学派が乗り込み市場原理主義的な改革を断行。国営企業の民営化、規制の撤廃、貿易自由化でチリの産業経済は外資の餌食に。空前の格差社会が生まれていく。第一回は、世界を席けんしている新自由主義がいかにして生まれたかを検証する。
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (2)国際機関というプレイヤー再生
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (2)国際機関というプレイヤー
  • 1分 
  • 無料

アジア通貨危機に対し欧米各国が救済に動かない中IMFが重い腰を上げる。だが融資をするための条件として貿易自由化、基幹産業の民営化など厳しい条件を課した。その結果、いずれの国も外資系企業の餌食に。中露も国家が主導して同様の事態を引き起こしていく。弱体化した国々を援助する目的で創設されたIMFや、西側陣営とイデオロギーを異にする大国が積極的に新自由主義政策を導入するのはなぜか。第二回は、その謎に迫る。
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (3)戦争ショック・ドクトリン再生
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (3)戦争ショック・ドクトリン
  • 1分 
  • 無料

ブレマーはイラク戦争後のショック状態を好機として過激な市場開放を断行。そこに米企業が群がった。一方この戦争の発端である米国同時多発テロによりセキュリティー産業バブルが生じ国防の主要機能の急速な外注化が始まる。「コーポラティズム国家」の誕生だ。政府高官は続々とそれら企業に天下り、そこで生まれる利益を欲しいままに。占領下のイラクも米企業に食いものにされていく。第三回は、戦争利権の正体に迫る。
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (4)日本、そして民衆の「ショック・ドクトリン」(最終回)再生
[お試し] ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (4)日本、そして民衆の「ショック・ドクトリン」(最終回)
  • 1分 
  • 無料

ショック・ドクトリンは被災地の土地をまるごと民間に売り飛ばして高級リゾート開発へつなぐという論理にも応用されていく。だが民衆たちも黙って従っているだけではない。タイでは外資に奪われる前に被災地に「再侵入」。権利を主張しつつ地域ネットワークを使った互助的活動により自力で復興を成し遂げる。第四回は日本の例も交えショック・ドクトリンを逆手にとって民衆たちを覚醒するために利用する方法を模索していく。
[お試し] 林芙美子“放浪記” (1)「悪」の魅力再生
[お試し] 林芙美子“放浪記” (1)「悪」の魅力
  • 1分 
  • 無料

相次ぐ不条理に対したとき、林芙美子の中に発動するのは「悪」。「富士山よ!/お前に頭を下げない女がここにひとり立っている」という詩に代表されるように痛快なまでにあっけらかんとした悪罵、怒り、憤り。彼女の言葉は、暗い世相を生き抜く庶民たちの声にならない心の叫びと共鳴することで読者たちをわしづかみしたのである。第一回は、林芙美子の人となりや執筆背景に触れながら、「放浪記」に描かれた「悪の魅力」に迫る。
[お試し] 林芙美子“放浪記” (2)お人好しの嫌われ者再生
[お試し] 林芙美子“放浪記” (2)お人好しの嫌われ者
  • 1分 
  • 無料

持ち込まれた原稿を自分の作品として発表する詐欺師的な編集者、愛人を作りながらも嘘をつき金を貢がせる新劇俳優らとんでもない男たち。そんな苦境の中で、女友達と、ある時は励ましの言葉をかけ合い、ある時は生活を共にし、厳しい状況を乗り越えていく。第二回は、「放浪記」を彩る女性群像、男性群像にフォーカスし、その中で浮かび上がってくる「お人好しで嫌われ者」という二面性をもつ林芙美子の魅力を浮き彫りにする。
[お試し] 林芙美子“放浪記” (3)旅と食で生き返る再生
[お試し] 林芙美子“放浪記” (3)旅と食で生き返る
  • 1分 
  • 無料

フランス料理に目もくれず自ら白米を炊き下駄で歩き回る芙美子のパリ生活は痛快だ。しがらみから離れた「旅」が彼女に生きる力を取り戻させる。「食」も芙美子の活力の源だ。「放浪記」続編でも、芙美子の食欲が爆発。おいしいものへのあくなき渇望は、彼女の文学を豊かに彩る。第三回は、「放浪記」に合わせて「下駄で歩いたパリ」等の作品を読み解くことで、林芙美子が「旅」と「食」から何を得たのかを見つめていく。
[お試し] 林芙美子“放浪記” (4)「女流文学」を解き放つ(最終回)再生
[お試し] 林芙美子“放浪記” (4)「女流文学」を解き放つ(最終回)
  • 1分 
  • 無料

後半生、プライベートでも型破りで奔放な私生活を送る芙美子。誰もが一目を置く有名作家になっても「成熟」という言葉は芙美子には全く似合わなかった。体の不調をおして「食べ歩き」取材を二軒はしごした夜に心臓発作で亡くなる芙美子。彼女は最期の最期まで「わきまえない」生き方を貫いた。第四回は、「女流文学」という枠にはまることなく、自分を貫き通した痛快な作家人生を振り返る。
[お試し] 司馬遼太郎“覇王の家” (1)「三河かたぎ」が生んだ能力再生
[お試し] 司馬遼太郎“覇王の家” (1)「三河かたぎ」が生んだ能力
  • 1分 
  • 無料

家康が歴史の表舞台へと躍り出ることができたのはなぜか。司馬は「たったひとつ、かれが三河に生まれた」ことだと述べる。それはいったいどういう意味なのか? 許諾が得られなかったため、一部映像を編集して配信します。※司馬遼太郎の「遼」の字は、本来、「しんにょうの点がふたつ」です。
[お試し] “シャーロック・ホームズスペシャル” (1)名探偵の誕生再生
[お試し] “シャーロック・ホームズスペシャル” (1)名探偵の誕生
  • 1分 
  • 無料

実は名探偵ホームズには実在のモデルがいた。作者ドイルが医学生時代に出会ったジョゼフ・ベル教授。患者の表情や身体の様子からたちどころに病状を言い当てるベル教授からドイルはホームズを発想する。当時のロンドンは猟奇的な事件が横行、不安に駆られた人々はそんなホームズに待望のヒーロー像をみたのだ。第一回は、どのようにしてこの名探偵が誕生したのか、そして人々の圧倒的な支持を受けたのはなぜかを考察していく。
[お試し] “シャーロック・ホームズスペシャル” (2)事件の表層と真相再生
[お試し] “シャーロック・ホームズスペシャル” (2)事件の表層と真相
  • 1分 
  • 無料

赤毛の人だけを募集して不思議な仕事を依頼する奇妙な出来事の裏に巨大な犯罪が潜んでいたという顛末(てんまつ)を描く「赤毛組合」。恐ろしい誘拐事件にみえた犯罪が、実は妻に自分の秘密を隠すために行われた夫のとっさの行為だったことを描く「唇のねじれた男」。事件の表層と真相の反転をドイルは見事に描いていく。第二回は、人生や出来事が一筋縄ではいかない多層的なものだというコナン・ドイルの洞察に迫っていく。