100分de名著

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100分de名著

一度は読みたいと思いながらも、途中で挫折してしまった古今東西の“名著”。この番組では難解な1冊の名著を、25分×4回、つまり100分で読み解いていく。

[お試し] フランクル“夜と霧” 第1回 絶望の中で見つけた希望再生

[お試し] フランクル“夜と霧” 第1回 絶望の中で見つけた希望

『100分de名著』の動画一覧

本編

荘子 第4回「万物はみなひとしい」(最終回)

荘子 第4回「万物はみなひとしい」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

万物を生み出しその働きを支配する「道」を根本原理ととらえた「荘子」。「道」からみれば万物は一体であり、人間世界の価値は全て相対的で優劣などない。「万物斉同」と呼ばれるこの思想は、世俗的な価値にとらわれ、つまらないことで争いを続ける人間の愚かさを笑い飛ばす。第4回では、これまで展開してきた全ての思想を支える「荘子」の要、「万物斉同」の思想を明らかにする。
オイディプス王 第1回「運命とどう向き合うか?」

オイディプス王 第1回「運命とどう向き合うか?」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

人間は運命と向き合ったとき、どうふるまうべきなのか。ギリシャ悲劇「オイディプス王」は、運命を受け入れてなお人間に主体性というものは成り立つのかを問いかける。第1回は作品成立の背景や全体像に迫りながら人間にとっての「運命の意味」を考える。
オイディプス王 第2回「起承転結のルーツ」

オイディプス王 第2回「起承転結のルーツ」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

オイディプス王が論理的思考を駆使し原因究明に突き進む物語は見事なまでの起承転結の構造だ。島田雅彦さんはこの作品が「起承転結のルーツ」ではないかと解説する。 放送以外の配信の許諾が得られなかったため、一部映像を編集してお伝えします。
オイディプス王 第3回「人間の本質をあぶりだす」

オイディプス王 第3回「人間の本質をあぶりだす」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

古い秩序の象徴ともいえる父親を殺しその座を奪い取る「父殺しの物語」。自らを生み出した母なるものへ回帰しようとする欲望を描く「母子相姦(かん)の物語」。破滅をも恐れず自らの出自を確かめようとするあくなき探求を描く「自分探しの物語」。これらのテーマを通して人間のどのような側面を描こうとしていたのか?第3回は人間の本質をあぶりだすさまざまなテーマを解読し、現代に通じる普遍的なメッセージを引き出していく。
オイディプス王 第4回「滅びゆく時代を生き抜く」(最終回)

オイディプス王 第4回「滅びゆく時代を生き抜く」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
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ソポクレスは最晩年、続編「コロノスのオイディプス」を執筆する。この作品で描かれるのは淡々と運命を受け入れアテネを守る守護神へと変貌していく老オイディプスの姿が中心。背景には戦争により疲弊したギリシャ世界がたそがれを迎えつつあった時代状況がある。そこには滅びゆく運命にあるアテネ市民に向け「運命を受け止めつつそれでも高貴に生きよ」というメッセージが込められている。現代に通じる普遍的な意味を読み解く。
小泉八雲 日本の面影 第1回「原点を訪ねる旅」

小泉八雲 日本の面影 第1回「原点を訪ねる旅」

  • 24分 NHK見放題
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小泉八雲が異文化である日本を理解する方法は、庶民の暮らしに向き合うこと、伝承や神話に耳をすますことだ。その背景には、母を奪った父に代表される西欧社会への根深い敵意があった。日本を巡る旅は、母の記憶につながる原初の楽園的な世界を日本のうちに求めようという自分探しの旅、自らの原点を探す旅でもあった。第1回は、小泉八雲の人となり等を掘り下げながら、八雲が異文化日本を見つめた熱いまなざしに迫っていく。
小泉八雲 日本の面影 第2回「古きよき日本を求めて」

小泉八雲 日本の面影 第2回「古きよき日本を求めて」

  • 24分 NHK見放題
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小泉八雲は、私たち日本人が当たり前のものとして見過ごしてきたものの中に、日本人の深層にあるものを見つけ出していく。「盆踊り」や「出雲大社」「庶民の信仰」の中には、太古から日本人を育み、豊かにしてきた文化の基層があると直観した。第2回は、目に見えない「霊的なもの」を感受する八雲独自の方法で探り当てた、古きよき日本の深層に迫っていく。
小泉八雲 日本の面影 第3回「異文化の声に耳をすます」

小泉八雲 日本の面影 第3回「異文化の声に耳をすます」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

小泉八雲は、西欧人たちには理解が困難だった日本人の特質に新たな光を当てる。悲しいときのほほ笑みを「究極の克己心にまで達した謙譲」と読み解いた八雲。なぜここまで日本人の本質に迫れたのか? そこには「五感を研ぎすませて対象に向き合う」「相手の立場になりきる」といった八雲の資質があった。第3回は、五感を駆使し、異なる声に耳をすませ続けた八雲の「異文化理解の方法」を明らかにしていく。
小泉八雲 日本の面影 第4回「心の扉を開く」(最終回)

小泉八雲 日本の面影 第4回「心の扉を開く」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

小泉八雲は自らの魂の傷を癒やすものとして日本の古い民話や説話を発見し「日本の面影」の中に採録する。やがて八雲は「再話文学」という方法を使ってそれらを「怪談」という傑作へと昇華していく。さまざまな文化が融合したその作品は「開かれた心」を持ち続けた八雲だからこそなしえた芸術だった。第4回は、「日本の面影」が傑作「怪談」に結実するまでの軌跡を追い、八雲が目指した「魂の理想」を描き出す。
ダーウィン“種の起源” 第1回「“種”とは何か?」

ダーウィン“種の起源” 第1回「“種”とは何か?」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

生物分類の基本単位「種」は神が創造して以来不変のものだというのが19世紀当時のキリスト教的な世界観だった。ダーウィンは人間が飼育栽培する動植物が同じ「種」とは思えないような変化を遂げていく事実に注目。そこから「種は進化し別の種になる」という理論にたどり着く。第1回は、ダーウィンが既存の世界観にどう挑んでいったかを明らかにしながら、「種の起源」で説かれる進化論の発想の原点に迫っていく。
ダーウィン“種の起源” 第2回「進化の原動力を解き明かす」

ダーウィン“種の起源” 第2回「進化の原動力を解き明かす」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

同じ種の生物が世代交代を経るごとに変異を累積し、やがて当初とは大きく異なった種へと変貌していく「進化」。ダーウィンはその原動力が何かを解き明かす。生物の進化は生物同士が同一環境でそれぞれに必要な資源を求めてしれつな競争を行った結果、たまたまその環境に適した変異をもった生物だけが子孫を残すことができるために、結果として起こる現象だという。第2回は「生存競争」「自然とうた」の概念を明らかにしていく。
ダーウィン“種の起源” 第3回「“不都合な真実”から眼をそらさない」

ダーウィン“種の起源” 第3回「“不都合な真実”から眼をそらさない」

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ダーウィンは「考えられる限りの反論」や「進化論にとって一見説明できないような不都合なデータ」を一つ一つ検証し、自らの理論を徹底的にテストする。「進化の途上にある中間種やその化石が発見されないのはなぜか?」「眼のような精緻な構造が進化だけで生まれるのか?」「世界中で同じ種が同時多発的に生まれるのはなぜか?」 難問ともいえる反論に対して、ダーウィンの科学的思考は、自説を応用することで見事に答えていく。
ダーウィン“種の起源” 第4回「進化論の“今”と“未来”」(最終回)

ダーウィン“種の起源” 第4回「進化論の“今”と“未来”」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
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「種の起源」以降、ダーウィンはその研究の対象を人間へと広げていく。それは現代の人間観にも大きな影響を与えている。一方で、「進化論」は「人種差別」「強者の論理」などを肯定するイデオロギーだという誤解も絶えない。果たして「進化論」が生み出した人間観とは何だったのか? 第4回は、「進化論」にまつわる数々の誤解を解くとともに、現代の人間観にとって「進化論」がどのような意味をもっているかを解き明かしていく。
サルトル“実存主義とは何か” 第1回「実存は本質に先立つ」

サルトル“実存主義とは何か” 第1回「実存は本質に先立つ」

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  • 3日間 110 pt 〜

「人間の本質はあらかじめ決められておらず、実存(現実に存在すること)が先行した存在である。だからこそ、人間は自ら世界を意味づけ行為を選び取り、自分自身で意味を生み出さなければならない」と高らかに宣言したサルトルの講演は、その後世界中で著作として出版され、戦後を代表する思想として広まっていた。その第1回は、「実存主義とは何か」を読み解き「根源的な不安」への向き合い方を学んでいく。
サルトル“実存主義とは何か” 第2回「人間は自由の刑に処せられている」

サルトル“実存主義とは何か” 第2回「人間は自由の刑に処せられている」

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  • 3日間 110 pt 〜

人間の「自由」には絶対的な孤独と責任が伴う。その状況をサルトルは「我々は自由の刑に処せられている」と表現した。人間はともするとこの「自由」に耐え切れず「自己欺瞞(まん)」に陥ってしまう。第2回は、「実存主義とは何か」や小説「嘔吐」から、人間にとっての「自由」の意味を読み解き、どうしたらその「自由」を本当の意味で生かしきることができるかを考える。
サルトル“実存主義とは何か” 第3回「地獄とは他人のことだ」

サルトル“実存主義とは何か” 第3回「地獄とは他人のことだ」

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決して完全には理解し合えず相克する「他者」との関係。だが、その「他者」なしには人間は生きていけない。「他者」と相克しながらも共生していかなければならない状況をサルトルは「地獄」と呼ぶ。こうした根源的な状況の中で、人は「他者」とどう向き合ったらよいのか? 第3回は、「他者」という「不自由」を見つめ、主体性を失うことなく「他者」と関わりあうことがいかにして可能かを、サルトルの思想に学んでいく。
サルトル“実存主義とは何か” 第4回「希望の中で生きよ」(最終回)

サルトル“実存主義とは何か” 第4回「希望の中で生きよ」(最終回)

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  • 3日間 110 pt 〜

サルトルは「アンガージュマン」(参加・拘束)という概念を提唱し、人間は積極的に《状況》へと自らを《投企》していくべきだと訴える。社会へ積極的に参加し、自由を自ら拘束していくことが、自由を最も生かす方法だと主張するのだ。それは、サルトルが生涯をかけて、身をもって実践した思想でもあった。第4回は、どんなに厳しい状況にあっても「自由」を生かし、「希望」を失わずに生きていく方法を学んでいく。
良寛 詩歌集 第1回「ありのままの自己を見つめて」

良寛 詩歌集 第1回「ありのままの自己を見つめて」

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良寛ほど「ありのままの自己」を見つめぬいた人はいない。ときに厳しく、ときに笑い飛ばすような批評眼を通して見つめた人間洞察からは、肩書きや名誉、金銭等は、本来の自己には何の役にもたたないのだ、というメッセージが伝わってくる。そして、ごまかしようのない自己を認めた時、何ものにも惑わされない「自由な生き方」もおのずと見えてくる。自分自身を見つめる方法や何ものにも惑わされず伸びやかに生きるヒントを学ぶ。
良寛 詩歌集 第2回「清貧に生きる」

良寛 詩歌集 第2回「清貧に生きる」

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  • 3日間 110 pt 〜

「たくほどは風がもてくる落ち葉かな」。貧しく厳しい暮らしの中にこそ、奥深い楽しみや味わいがある…そんな良寛の心が見えてくるような和歌だ。良寛は、徹底して「もたない暮らし」を貫いた。だがそれは決してやせ我慢などではない。ともするとマイナスにもみえる「貧しさ」や「孤独」は、時に自分を見失わないための座標軸を与えてくれるのだ。そこにはモノや情報にあふれた現代人が忘れてしまった洞察がある。
良寛 詩歌集 第3回「“人”や“自然”と心を通わす」

良寛 詩歌集 第3回「“人”や“自然”と心を通わす」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

清貧を貫いたからといって、良寛は決して超俗の人ではない。良寛の漢詩や和歌には、人々や自然への温かいまなざしが常に横いつしている。子供と一緒にまりをつくことに没頭する幸せ、友人と酒をくみかわす楽しさ、質素な暮らしの中でこそみえてくる自然の美しさ。良寛の漢詩や和歌を読み解いていくと、人や自然と心を通わせ、全てを豊かに味わい尽くす達人の境地がみえてくる。第3回は、批評眼に貫かれた良寛の風流の神髄に迫る。

PV

[お試し] 100分de名著forユース (3)生きづらさに向き合う ロビンソン「思い出のマーニー」再生
[お試し] 100分de名著forユース (3)生きづらさに向き合う ロビンソン「思い出のマーニー」
  • 1分 
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いろいろな出来事を通して、少しずつ関係性を深めていく主人公アンナとマーニー。だがマーニーはある日突然、姿を消す。そこには大きな秘密があった。生きづらさを抱える若者が、人々との「つながり」の中で見いだす生きる意味とはなにか?
[お試し] 100分de名著forユース (4)言葉で自分を見つめ直す 「石垣りん詩集」(最終回)再生
[お試し] 100分de名著forユース (4)言葉で自分を見つめ直す 「石垣りん詩集」(最終回)
  • 1分 
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さまざまな困難にぶつかったとき、何かを感じる力がさびついてしまったとき「詩の言葉」は自分の人生を支えてくれる…そんなことを感じさせてくれるのが石垣りんの詩だ。家と職場、生活と仕事の描写のうちに根源的な力強さを潜ませた彼女の詩から、私たちにとって「詩とは何か」「言葉の力」とは何かを学び直す。
[お試し] フロイト“夢判断” (1)無意識の発見と夢分析再生
[お試し] フロイト“夢判断” (1)無意識の発見と夢分析
  • 1分 
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フロイトは神経症と呼ばれる心の原因が「無意識」にあることを見いだし、精神分析という新たな治療実践を発明する。同時に、フロイトは自らの夢を素材とする「自己分析」を行うことで、無意識を解明するための「王道」としての夢分析の方法を確立し、『夢判断』においてその理論を体系化した。第一回は、『夢判断』でフロイトが確立した理論の骨格に迫っていく。
[お試し] フロイト“夢判断” (2)夢形成のメカニズム再生
[お試し] フロイト“夢判断” (2)夢形成のメカニズム
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夢は、日々の生活で得られるさまざまな印象を素材として利用しながら、願望充足を求める無意識の思考すなわち「潜在思考」を加工し、夢の表面的な内容である「顕在内容」をつむぎ出す。こうした「夢作業」を支える複合的なメカニズムを「圧縮」「移動」「視覚化」「象徴表現」「二次加工」として分類し実例を説明。これはそのまま、無意識の論理の探求でもある。第二回は、フロイトが明かした「無意識の論理」とは何かに迫る。
[お試し] フロイト“夢判断” (3)エディプス・コンプレックスの発見再生
[お試し] フロイト“夢判断” (3)エディプス・コンプレックスの発見
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「エディプス・コンプレックス」はフロイトの偉大な発見、彼はこれを無意識的な「心の生活」の中核に位置づけた。これにより彼は無意識における「愛」と「セクシュアリティー」の重要性を明らかにする。そもそも、彼が発明した精神分析は、患者が分析家に抱く「愛」を動的な原理として活用するもの。なぜなら、神経症は、幼児期の愛情生活の破綻に起源をもつからだ。第三回は「エディプス・コンプレックス」とは何かを解明する。
[お試し] フロイト“夢判断” (4)無意識の彼岸へ(最終回)再生
[お試し] フロイト“夢判断” (4)無意識の彼岸へ(最終回)
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フロイトは「快原理」「現実原理」という二つのプロセスから、より克明に「心の中の葛藤」を説明していく。更に晩年、彼は「生の欲動」と「死の欲動」を対立させる欲動二元論の導入によって、それまで説明できなかった「自死」「(他者への)暴力」「(アルコールや薬物への)依存」を解明する手がかりを得た。第四回は「夢判断」後半で展開される理論と、晩年のフロイト思想の根幹に迫ることで、彼の理論の深い意味を明かす。